「では、私、エルシィが 隼夜&悲翼の堕天使 に挑戦してみます。」
「相手は、エルシィと互角の経歴の持ち主だ。
こういう強敵と戦うと腕が上がるぞ。武器腕のAW−R/4は
高い衝撃力のある弾を連続発射する厄介なものだ。
実力アップ間違い無し、だな。」
「機体が衝撃で揺れるから、この武器腕って嫌いなの。」
RANK XX |
RANK XX |
NOW |
対Eサブ最終決戦用AC(多分)。 |
NOW |
ACPPアリーナで優勝した際の |
海底にある実験用の巨大ドーム状施設。 |
対戦結果
「数え切れないほどボロ負けした後で、なんとか勝てたわ。ちなみに、”悲翼の堕天使”の
必勝パターンは次の通りよ。
1.高機動運動をしつつAW−R/4で絶え間なく攻撃。
2.距離が離れたら、WX−S800−GFのミサイル攻撃。
このパターンで敗北し続けたの。特にAW−R/4の攻撃が辛くて。
高い衝撃で機体の機動が停まったところに、追い討ちの攻撃が
くるせいで、脱出するころにはもーボロボロ。(泣)」
「ブレード攻撃が成功するときも結構、あったんだけどな。ほんの少し
距離が離れると、AW−R/4の連射で簡単に逆転されてたが。」
「で、やっと勝てた時の記録がこれ。」
背後ではいつも通り、リプレイ映像が映っている。
エルシィは斬撃を当てようと交差軌道を取るように行動しつつ、
FCSで捕らえるたびにライフル弾を叩き込んでいく。
”悲翼の堕天使”は、武器腕の6連発キャノンを撃ちこむために、
例え、接射であろうと、かまうことなく攻撃をしようと
FCSにエルシィを捉えるための機動を続ける。
「そうそう、斬撃狙いってこともあって至近距離での戦闘が続いた
からか、被弾率が低かったのよね♪ 2回、斬撃がはずれたあと、
飛翔する”悲翼の堕天使”の側面から接近して空中斬りが成功
したの。」
この一撃で、”悲翼の堕天使”のAPは5896→820と激減。
ちなみにこの時点での双方の状態は次の通り。
エルシィ 5628 ライフル 173/192 ミサイル48/48
悲翼の堕天使 820 キャノン 144/180 ミサイル54/60
「この後、距離が開いてミサイル戦になったの。ほーんと、
WX−S800−GFって回避するのが大変だったわ。」
「ミサイル戦はそれほど大変でもなかっただろう?」
「・・・まーね」
”悲翼の堕天使”が放つ6発のミサイルが様々な距離で、立て続けに
発射され、周囲をミサイルの軌跡が埋め尽くす状態となった。
エルシィも回避しきれず、1連射を被弾。AP5628→4408に減少。
ただし、回避しつつエルシィもSMSS24を発射し、そのうちの1発が
命中して、”悲翼の堕天使”のAPは820→269と減少。
エルシ ィ 4408 ライフル 173/192 ミサイル44/48
悲翼の堕天使 269 キャノン 132/180 ミサイル30/60
「ここで、聞きたくない警告音が操縦席の中に響き始めたの。」
「チャージングの警告音だな。」
「ミサイルの回避で無茶な機動を続けたのが痛かったわけ、ね。
・・・このあとは、酷い展開になったの。」
チャージング状態になり、機動回避が不可能になったエルシィに
対して中距離に離れた”悲翼の堕天使”がAW−R/4を連射
し始める。
エルシィも逃げることは不可能と開き直り、歩きながらライフルで
反撃を行う。
「あと269しかないAPが削れなくって、その間にどんどん、キャノン砲を
被弾してAPが削られちゃって、ほんと、負けるかと思ったわ。」
エルシィのライフルも、”悲翼の堕天使”のキャノン砲もひたすら
発射されるが、なかなかエルシィのライフルは命中しない。
あっというまに、エルシィのAPは4408→884と大幅に減少。
だが、運がよかったのか、最後にライフル弾が連続してHITし、
”悲翼の堕天使”のAP269を先に削りきった。
エルシィ 884 ライフル 157/192 ミサイル 44/48
悲翼の堕天使 0 キャノン 102/180 ミサイル 30/60
「結局、最後までチャージングから回復できなかったの。(T_T)」
「”悲翼の堕天使”がキャノン砲を発射する前に撃破できてよかったな。
もし、撃破する前に発射が始まっていたら、6発のキャノン砲は
エルシィの残りAP884なんてすべて削りきっていたことだろう。
そうなったら、引き分けということだから、な。」
「そうね。もう少し、機動回避の練習をするわ」
「射撃、機動回避、共に問題あり、か。難問山積みだな。」
「まだまだ、強くなれるってこと、よ。」