ＫＮＧＩＨＴ＆ＶＯＬＴＳ　ＶＳ　エルシィ＆ジェーン�V

「では、私、エルシィが　ＫＮＩＧＨＴ&ＶＯＬＴＳ　に挑戦してみます。」
「射撃戦専用にチューニングされたＡＣだ。汎用的にチューニングされている
　ジェーン�Vでどう戦うか、面白いところだな。」
「うん。」

ＲＡＮＫ　XX ＰＩＬＯＴ：ＫＮＩＧＨＴ　　　　　 Ａ．Ｃ．：ＶＯＬＴＳ

ＲＡＮＫ　XX ＰＩＬＯＴ：エルシィ　　　　　　 Ａ．Ｃ．：ジェーン�V

NOW PRINTING	接近・短時間戦を目的として開発 されたクールな機体。的を絞らせ ない動きと連射力のあるEライフル で相手を翻弄する。	NOW PRINTING	ＡＣＰＰアリーナで優勝した際の 機体の最終段階。強化人間が 相手となると、特にＡＣＭｏＡでは 辛いので肩装備がＡＣＰＰと違う。
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「・・・とにかく撃ち合ったら負けね。」
「そりゃ、ＶＯＬＴＳは射撃戦に特化したＡＣだからな。だが、それだけと
　思っていると痛い目にあうぞ。」
「？」
「なにせ、軽量級で、ムーンライト装備だ。近距離でのブレード戦闘だって
　かなりの実力を発揮するに違いない。」
「距離を離してミサイル攻撃をしつつ、回避に専念・・・ぐらいしか思いつかないわ。」
「だが、機動性能も圧倒的にＶＯＬＴＳが上だ。思ったような戦いを
　させてもらえるというのは、考えないほうがいいだろう。」
「・・・そうね。」

広大な敷地をパイプラインが４分割 している地形。戦闘エリアが広く、 遠距離戦に適している。射撃戦を 行う場合、少ない遮蔽物をどう 使うか、思案のしどころといえる。

対戦結果

「１回目　惨殺（地上斬り２回、空中斬り２回で）
　２、３回目　射殺。ほんと、射撃戦は、勝ち目がなかったわ。」

　いつものように、リプレイ映像が背後で映っている。
　４回目の挑戦映像である。
　開始後、距離を詰めながら、パイプラインの壁面を遮蔽物と
　して利用しようとしたエルシィに対して、すばらしい飛翔を見せた
　ＶＯＬＴＳが上空からレーザーライフルを着地するまで連射し、
　一瞬にして、エルシィのＡＰは７８６８→３４４８に減少してしまう。

エルシィ　ＡＰ　３４４８　ライフル１８８／１９２　ミサイル　４６／４８
ＶＯＬＴＳ　ＡＰ　７５４２　ライフル　６８／８４

「そう、この異常なまでの連射速度で発射されるレーザー攻撃で
　ＡＰをあっという間に削られちゃうの。この時点でも、”お先真っ暗”
　って思ったわ・・・連射し過ぎて、ジェネレータ容量が不足気味に
　なって機動運動が悪くなるのを見るまで、だけどね♪」

　ジェネレータ容量の限界近くまで、レーザーライフル射撃を続けた
　ＶＯＬＴＳは、そのために、機動回避が遅くなってしまう。特に、
　上空ではブースター機動に少ないジェネレータ容量を食われる
　せいで、それが顕著に表れてきた。

「そー、そー、ここ♪　ここで、空中に飛び上がったＶＯＬＴＳを
　背面から一気に接近して、空中斬りを決めたのよ。」

「確かに、巧い接近、斬撃の流れだったな・・・だが、これでＡＰ的には
　互角・・・辛いな。」

　エルシィの空中斬りで、ＶＯＬＴＳのＡＰは７５４２→２８１６と一気に
　減少する。

　エルシィ　ＡＰ　３４４８　ライフル１８８／１９２　ミサイル　４６／４８
　ＶＯＬＴＳ　ＡＰ　２８１６　ライフル　６８／８４

「この後は、できるだけ遠距離から、ＳＭＳＳ２４ミサイルを１〜２発ずつ
　発射して、常に機動回避を強制しながら、ＡＰを削っていく作戦に
　したの。」

「ＶＯＬＴＳ側は、そのミサイル攻撃を回避しつつ、なんとかエルシィに
　レーザーライフルを食らわせようと射撃する、ということが続いた
　わけ、か。」

「そーいうこと。」

　二人の言うように、エルシィは機動回避しつつミサイルを間断なく
　発射し続け、ＶＯＬＴＳは遮蔽物から見えた瞬間を逃さずに、的確に
　レーザーライフルを撃ちこむ。
　しかし、機動回避と射撃にジェネレータ容量を供給するため、
　どうしてもＶＯＬＴＳの攻撃は２〜３連射ずつにとどまり、結果として、
　エルシィのミサイルがＶＯＬＴＳを先に砕く結果となった。

　エルシィ　ＡＰ　８９８　ライフル１８８／１９２　２４／４８
　ＶＯＬＴＳ　ＡＰ　　　０　ライフル４９／８４」

「なんとか勝てたけど、残りＡＰ８９８なんて、ＶＯＬＴＳの攻撃速度なら、
　ほんと、一瞬で削られる程度よね。」

「そうだな。絶え間無く降り注ぐミサイル攻撃、というのは結構、いい
　作戦のようだ。”月夜に舞う天使”もその方法で、相手の攻撃を
　封じていただろ？」

「へへぇ、やっぱりそう思う？　１発ずつはたいした事はなくても、
　無視するには痛いダメージだし、ダメージは無視しても、着弾で
　動きが止まるだけでも嫌でしょ？　良い作戦よね♪」

「・・・なんだ、その期待に満ちた目は？」

「ご褒美♪」

「・・・仕方ない。夕食は奢ってあげよう。」

「わーい・・・ってそれだけぇ？」

「射撃戦の訓練をサボっているから、その程度で十分だ。」

「うーん、仕方なし、ね。　さ、いきましょ。こんなこともあろうかと、
　事前にお店はチェックしておいたの・・・えっとね・・・」

　・・・かくして、アルフはエルシィに引っ張られ、繁華街へと
　消えていったが、それはまた、別の機会に。