レイちゃん、どんどん過激に…（＾＾）
しかし、巨大なクモ型の敵…。
あれ、倒すの大変だったんですよね（しみじみ）
さて、読まれた方は、ガイギスさんに感想と気力を送りましょう♪
レイブン、それはこの『管理された世界』において唯一つだけその管理から逃れた職業だ。
ここ、（レイヤード）にはレイブンと言われる傭兵が沢山いる。
あるものは企業専属として、ある者は競技場のみで、そしてまたある者は自分の信念で、
自分の商売道具となるＡＣ（アーマード・コア）の力を振るう。
これはそんなレイブンの一人の物語だ。
シークレッド ブラッティー 管理された世界で０３
午前七時半、ガイギスは集合場所に着いた。
複数のレイブンと言っていたが流石に３０分前に来るレイブンはいないようだ。
それでも依頼主のクレストの社員らしきオペレーターはいた。
「おはよう御座いますレイブン。開示時刻まで時間がありますので侵入者の武装を解っている限りお話します。
敵勢力はヴィーザル（小型戦闘メカ）が５０機、ガバルリー（迷彩ＭＴ）が３５機、エピオルニス（逆接ＮＴ）が２０機、
スクタームＣ型（重装型ＭＴ）が１８機、ウェルダー（作業用機械）が１０機、ギボン（接近戦闘用ＭＴ）が８機です。
さらに不明機が一機確認されていますし、増援が来たのも確認しています」
「了解、レイブンは何人集まっている？」
「貴方のほかにランクＥ『ツインヘッド姉弟』ランクＤ『イエローボート』ランクＢの『ノクターン』です」
「………まあ相手の戦力は不明な点もあるがＡＣが５機もありゃ問題ないな」
ガイギスがそう言ってから暫くして、他のレイブンも続々集合地点に集まった。
「こんなに集まるとはな、これなら二手に分かれた方が効率はいいな」
と、ここで一番レイブンランクが高いノクターンがそう切り出した。
レイブンランクとは任務遂行率や成功した回数などで決まる。
ランクはＥから始まって最高がＳまである。ランクを上げるには任務以外に公式アリーナで順位を上げる方法もある。
そしてレイブンは任務ではランクが上のものが同じ任務にいる時はその者が主導権をとると暗黙のルールが存在した。
「そうね、相手の戦力も解らない事もあるし２〜３人なら固まった方が良いでしょうが５人もいるしね」
「確かに、どう分かれます？」
イエローボート、ツインヘッドＢが言った。
「では……私とガイギス、イエローボートとツインヘッド姉弟ではどうかな？」
「そう？レイブンランクから言えば貴方一人で一セクション簡単そうだけど？」
ノクターンの提案にイエローボートが質問をした。
「いや、相手の正確な力が解らない以上一人で単独行動はさけたい」
「なるほど、それなら私はＯＫよ」
「私達もそれで良いです。ね？」
「ああ、姉気が良いんならそれで良いよ」
「ガイギスはどうだ？」
「異論は無い」
「よし、行動を開始する。私達はセクション５１５に向う」
「そう、なら私達はあっちね。行くわよ、お二人さん」
イエローボートはそう言うとツインヘッド姉弟を連れてセクション５１６に向った。
「武運を祈る」
ガイギスは去って行く３体のＡＣにそう言った。
「武運を……か、もしかしたら明日は敵かも知れんぞ？」
「もしかすると明日も味方かも知れない、どちらにしても祈るのは私の勝手だ。弱者の世迷言と聞き流せば良い」
「ふん、まあ良い。さっさと仕事を終わらせるぞ」
「了解」
ノクターンの後にガイギスが付いて行く形でゲートに入って行った。
「まったく、何でこんなにいるのかね？」
「さあな、俺達は依頼された仕事をこなせば良い」
「俺の残弾数は５０％切ったな。そう言えば……っと」
ガイギスはそう言いながらビルの陰から突然出てきたウィ―ザルにレーザーライフルを撃ち、被弾する事無く破壊した。
「何だ？」
「残りどれくらいいる？」
「そちらのレーダーの方が範囲は広いだろう？」
「ま〜な。こちらでは後４〜５機確認してはいる。数はともかく機種は全部あってたようだな」
「まだ不明機もいる、気を抜くな」
「了解」
そう言いながら二人は前進していた。その後ろにおびただしい数の鉄くずがあった。
「…ん？ガイギス！止まれ！」
先行していたノクターンがそう叫ぶとブーストを吹かし後退した。ノクターンが下がるとさっきまでいた場所に砲撃がきた。
ガイギスは一歩後退し、注意深くレーダー見た。
ノクターンもガイギスの横について肩に装備してある三連ロケットを構えた。
「レーダーに反応は？」
「こちらには無い、迷彩でもされてなければ解るんだが…」
「砲撃はエネルギー弾だった」
「そうか……どうする？」
「流れ弾かも知れない、まず私が先行する。ガイギス、残弾数は？」
「３１発、ＭＴどもなら問題ないんだが…」
「解った。行くぞ！」
ノクターンはそう言うとブーストを吹かしながらジグザグに前進しガイギスもそれに倣った。
「あら？そっちは終わったの？」
セクション５１６のゲートにはイエローボートだけがいた。どうやら３機ともまだ大したダメージは受けてないようだ。
「ああ……ツインヘッド姉弟は？」
「弟の方が弾切れだって。まあ残りの敵も少ないし退路を確保してもらってるわ」
「そうか……残りはどのくらいか解るか？」
「多分もう一桁だと思う。後はあの地区だけよ」
イエロードーとはそう言うとバズーカをその地区に向けた。
「そうか……俺が先頭でガイギス、イエローボートという順番で行く」
「解ったは。それじゃ行きましょうか」
イエローボートの掛け声の下ノクターンを先頭にまだ調べていない地区に向った。
「……どうやら敵は一機のようね」
「…こちらでも確認した。良かったぜ、弾が底をつき掛けてんだ」
「そう喜んでもいられないだろう。イエローボート敵の動きは？」
「……動いてない？」
「…おかしいな。ＡＣが５機もここにいる事はもう解っているはずだ。
ＡＣ５機を相手に動かないと言う事は相手も高ランクレイブンか？」
「それともそれに匹敵するほどの兵器か、だな」
「問題ないでしょ？残り一機に対してＡＣを三つもぶつけるんだもん」
「そうも言っていられない。各自気を付けろ」
ノクターンはそう言うと右手のショットガンを構え直した。
「この角を曲がれば最後の一機だ。俺は空中からロケットをばら撒きながら接近、接近戦をする」
「それじゃあ私は遠距離で弾がなくなるまで撃つわ」
「俺はレーザーライフル全弾叩きこんでやるか」
「解った、行くぞ！」
ノクターンはそう言うとジャンプして角を曲がりブースとを全開にした。
ガイギスは走って曲がるとロックせず前方にレーザーライフルを一発撃ったがその後連射はしなかった。
そこには全長が２０メートル以上ある巨大な蜘蛛を模したロボットがいた。
ノクターンは躊躇わず、ロケット、ショットガンを連発したが、
巨大な蜘蛛はこたえないのかレーザーを四方八方に撃ってきた。
ガイギスも射撃を再開し、イエローボートは片膝をついてレーザーキャノンを構え発射した。
「く！何て装甲だ！ショットガンが弾切れ、ロケットももう無い……なら！」
ノクターンはそう言うと左腕に装備されているレーザーブレードで蜘蛛の足を切り裂いた。
巨大蜘蛛はレーザーを絶え間なく撃ったがノクターン、イエローボートにはほとんど当たらなかった。
ガイギスもレーザーライフルを撃ち尽くすとノクターンと共にブレードで切りつけたが、レーザーをさらに喰らってしまった。
それでも中心部を何度も攻撃していくと巨大蜘蛛は解体され、動かなくなった。
結局巨大蜘蛛はレーザー以外、攻撃を行わなかった。
「なんだったの？今の？」
「さあな、兎に角ミッション終了だ」
ノクターンがそう言って立ち去ると皆その場を去り、一度集合地点に戻った後各々の拠点に戻っていった。
レイ、ロウスがいるガレージに一台のトラックが来た。
トラックはガレージ中央に止まると荷台をゆっくりと開いた。
中からはあちこちが被弾し、辛うじてＡＣと解ると整備員は息を飲んで運転席を見た。
運転席は左右に黒いフィルムがされてあり、
正面からは運転手の顔は見れるのだがその運転手は帽子をかぶっている為、
誰が運転してきたのか解らなかったがＡＣベルガ・ウォルの状態を見てそのほとんどの整備員が、
中に乗っていたであろうパイロットは無傷では無いと思った。
と、運転手が降りてきて帽子を取った。
「今戻りました」
帽子を取ったガイギスはそう言った。ガレージにいた人はふうと溜息をついた。
ガイギスはその光景に苦笑していたがその事に気を取られ、横から来る影に気付かなかった。
その影は勢いそのままガイギスに飛び付いたがガイギスは反応が出来ず、その影に押し倒された。
「いててて……レイ、飛び付くのはやめてくれ」
その影とは勿論レイだった。
「ガイギス、怪我は無い？」
「行き成り飛び付かれて頭を打ったがそれ以外はな。ううう、まだズキズキする」
ガイギスは頭を押さえながら言った。レイは抱きついたまま心配そうな顔でガイギスを見ていた。
ガイギスはため息をつくとレイのおでこにデコピンをして言った。
「ほらレイ、どいてくれ。そうじゃねえと起き上がれねえだろが」
レイはおでこを押さえながら脹れるとそれでも言われたとおりどいた。
ガイギスがその場に立つとロウスが近づいた。
「ロウスさん、レイに変な事を教えないで下さい！」
「まあ今のはちょっとやりすぎね」
「ここに戻ってきて後頭部陥没で死ぬなんて嫌ですからね！」
「御免ね〜けどレイちゃんはあんたの事心配でしてくれたんだよ」
「それはそうですが…………まあ、ありがとな」
ガイギスはそう言うとまだ脹れているレイの頭を撫でた。レイはガイギスの胸に顔を埋めた。
ガイギスは右手でレイの頭を撫でながらロウスを見て左手でレイを指した。ロウスは笑って右手をひらひらさせた。
「はあ〜まあいい。ロウスさん、お金は指定の講座に入れておきましたので修理の方よろしくお願いします。ほら、レイも」
そう言うとガイギスはレイを引き剥がした。
レイはまた脹れるとガイギスは溜息をついてレイの右頬にキスをした。
「ただいま」
ガイギスがそう言うとレイは拗ねたような表情をした後、
「お帰りなさい」
と笑顔で言った。ガイギスはその後AC修理の邪魔にならないガレージ奥にある事務所に座って作業を見ていた。
ロウスはあちこちに指示を出し、レイはどうやらコアパーツをいじっているようだ。
と、一通り指示を出し終わったロウスが事務所に入ってきた。
「ふう、あんた結構やられたね〜特に腕はほとんど大破よ。他のに取り替えた方がいいわよ？」
「腕ですか、まあそれはその内に……他のパーツは？」
「頭は小破、足は中破って所ね。コアパーツは数発ダメージを受けてみたいだけど問題はなし」
「そうですか………………腕の修理にどのくらいかかります？」
「あの状態からなら２〜３日ね。まったくああなるまで良くもまあ戦ったわよ。
もしもう１〜２発腕に銃弾を受けたら腕は取れてたわよ？」
「ふう、了解。お金が足りなかったら倉庫にある足を売って下さい」
「ええ、そうするわ」
「それじゃ俺はこれで」
ガイギスは席を立った。ロウスはレイを呼び出してガイギスと共に帰らせた。
「ふう、我が家に戻るとやっぱ帰ったって気がするな〜」
ガイギスはそう言うと暫く立ち止まったが行き成り後ろから付いて来たレイを抱きしめた。
「どうしたの？」
「いや、何となく…な。嫌だったか？」
「いいえ。けど良かった」
「何がだ？」
「貴方がちゃんとここにいるから」
レイはそう言うとガイギスをぎゅっと抱き返した。ガイギスはレイの頭を暫く撫で、静かに離れた。
「安心しろ、いまん所、居場所はお前だけだ」
ガイギスはそう言うとリビングに向った。
レイはなんて言ったのかと一瞬キョトンとなったが言われた意味が解ると嬉しそうに後から付いて行った。
リビングに向うガイギスの顔は赤かった。
ガイギスはその後レイの作った夕食を二人で食べ、自室にあるコンピューターに向った。
「ふ〜ん、パーツを送ってきたか」
メールを調べるとクレスト社から腕のパーツがガレージに送られたという事が書いてあった。
パーツ名はＣＡＬ−ＭＡＲＴＥクレスト社の比較的新しいパーツだ。
「これなら急いで修理しなくて良いわね」
ガイギスの背後より行き成りレイの声がした。ガイギスは全然気配に気付かずにビックリした。
「うわ！………だから行き成り後ろから話し掛けない！ああビビッた〜」
「御免なさい」
レイはそう言うとしょぼんと頭を下げた。
「今度からは気を付けてくれ。さて、じゃあロウスさんに電話してこの腕と交換してもらうか」
ガイギスはそう言うとレイの頭にポンと右手を置くと部屋を出て行った。
レイはガイギスの背中を見送るとガイギスが普段から使っているベッドに顔をつけ、匂いを嗅いだ。
「良い匂い」
レイはそう呟くと自分の部屋に戻った。ガイギスはそんな事があるとは知らずにロウスに電話をした後そのまま寝た。
「おはよう御座います、パーツは来ました？」
「おはよう御座います」
ガイギスとレイはガレージに着くと挨拶をした。
「おはようガイギス、レイちゃん。アームはもう届いてるわ。それ以外も後はもう微調整だけよ」
「そうですか。それじゃあ今から任務探そうかな？」
「う〜ん、それは明日でも良いんじゃない？今日はここでゆっくりして行きなさいよ」
「そうですね〜」
ガイギスはそう言いながら横にいるレイを見ながら言った。
「レイの働きぶりでも見て見ますか」
その日レイは今までに無いほど良く動いていた。
「ただいま〜」
「た、ただいま……」
「レイ、張り切りすぎだ。もう少し力をセーブしろ」
そのため家に帰るとレイはへばって玄関に座り込んだ。ガイギスは苦笑しながら肩を貸した。
出雲＞ここは？……あれ？貴方は……大丈夫ですか？
離珠＞う〜ん………は！ここは何処でし？あ、出雲しゃんこんちゅわ〜
出雲＞ええ、こんにちは……いえ、そうじゃなくて……もしかして離珠さんですか？
離珠＞そうでし
出雲＞この前大きくなられた時よりも大人な姿をしていて………またキリュウさんですか？
離珠＞多分違うでし、頼んでないでし……あれ？
出雲＞どうしました？
離珠＞シャオリン様に心が伝わらないでし、それに今喋ってるでし
ガイギス＞それは私が呼んだからです
出雲＞誰ですか？貴方は
ガイギス＞私はここで小説を書いているものです。
つい先日太助君とシャオ君がこちらに来ていただけましたが・・・聞いてませんでした？
出雲＞いいえ
離珠＞聞いてないでし
ガイギス＞そうですか…あ、そうだ、良かったら私が書いた小説の簡単な感想頂けませんか？
離珠＞解ったでし
出雲＞離珠さんがそう言うならいいですよ
ガイギス＞それなら早速
ガイギスはそう言うと懐から原稿を取り出し、二人に見せた。
出雲＞ふむふむ……
離珠＞レイしゃん可愛いでし〜
出雲＞確かに…一途とはああいうのを言うんですね。どこと無くシャオさんと似ていますが？
ガイギス＞確かに言われて見れば………（読み返し中）けどこれからオリジナルにしていくつもりです
出雲＞そうですか、それと戦闘シーンがおざなりなような気もしますが？
ガイギス＞う…
離珠＞まあまあ出雲しゃん、けどあの巨大蜘蛛ってなんなんですか？
ガイギス＞あれはまあレイ、そして管理者にちょっと関係があるものです
離珠＞へ〜
ガイギス＞さて、でわ私はそろそろ、お二人ともごゆっくり。
ガイギス退場。
離珠＞はいでし……けどどうしましょう？
出雲＞そうですね……少しお話でもしましょうか？こうやって話す事は初めてですから
離珠＞そうでしね
ガイギスが物陰から
ガイギス＞ふ〜ん、情報通り出雲と離珠君っていい雰囲気ですね〜
さて、ここまでお読みいただいた読者様に対し深く感謝の意をこめたいと思います。
さらに精進し、これからも作品を書きたいと思いますが出来れば感想、
意見、アドバイス等ありましたら出来る限り教えていただけると、
よりよい小説が早く書けるようなお一層の努力を致しますのでお手数ですがよろしくお願いします。
……ん？ありゃりゃ、あの二人なんか抱き合ってるよ。それではまた〜
出雲ファン、離珠ファンの方すみません。
レイちゃん、どんどん過激に…（＾＾）
しかし、巨大なクモ型の敵…。
あれ、倒すの大変だったんですよね（しみじみ）
さて、読まれた方は、ガイギスさんに感想と気力を送りましょう♪