ガイギスくん、へヴィな過去を背負っていたんですね。
今後、レイちゃんとの共同生活で、変化が訪れるとよいのですが…。
さて、読まれた方は、ガイギスさんに感想と気力を送りましょう♪
レイブン、それはこの『管理された世界』において唯一つだけその管理から逃れた職業だ。
ここ、（レイヤード）にはレイブンと言われる傭兵が沢山いる。
あるものは企業専属として、ある者は競技場のみで、そしてまたある者は自分の信念で、
自分の商売道具となるＡＣ（アーマード・コア）の力を振るう。
これはそんなレイブンの一人の物語だ。
シークレッド ブラッティー 管理された世界で０６
ガイギスはようやく施設に電力が復旧したので任務から開放された。
ミラージュからは謝礼として報酬と合わせてコアパーツを送るとの事だ。
ガイギスはヘリでトラックのある所まで運んでもらった。
その後ＡＣをトラックに載せ、ガイギスは運転席に乗り込み、連絡を入れた。
しかし応答はなく、俗に言う砂嵐の音がなりっ放しだった。
ガイギスは首をしきりに捻りながらひとまずガレージに戻ってみる事にした。
しかしガレージに近づくとあちこちで建物に穴が開いていたり、何かが燃えた後があったりしていた。
ガイギスはそれを訝しみながらもガレージへと向った。
「…何だコリャ？」
とガイギスは目の前にあるガレージの惨状を見てそう言った。
ガレージ内部はあとこちが破損していてどうやらここで戦闘があったものと見える。
更に少し奥の方にガイギスが乗ってきたトラックよりかは小さいが、人よりか遥かに大きい虫らしきものがいた。
その虫はどうやら色々と攻撃を受けたようだがそれも外の殻がその殆どを弾き返した事が見て取れた。
どうやら止めとなったのは恐らく顔っぽい所にあるブレードの深い切り傷だろう。
いや、切り傷ではなくて刺し傷だろうか…その部分はぽっかり穴が空いていて中から緑色の体液が流れ出ていた。
その中には機械ではありえない生物的な内部だった。
虫はそれ一匹だったようで他には見当たらなかった。
「何だこいつ？」
ガイギスはそう言いながら無事だった事務室に向った。
その中にはいつもガイギスが座っているソファーにレイが足を抱きかかえて座っていた。
「ようレイ、ただいま。ロウスさ……レイ？」
ガイギスが呼びかけてもレイは反応を示さずにずっと膝を抱えたままでいた。
どうしたのかともう一度レイに話し掛けようとしたら後ろからここの整備員の一人に呼び止められた。
その整備員の話では、ガイギスがガレージを出た後すぐにダルシメル＜ロウスの夫＞が戻ってきて、
その整備にレイもかり出された。
それから大体１時間ぐらいした後にガレージ内にうずくまっている虫が、
パルスレーザーを乱射しながらここに来たという。
ガイギスはそれを聞いてさっきガレージに来る前に見た町の惨劇を思い出した。
ガレージの前でダルシメルがＡＣを出してきてその虫と戦ったそうだ。
ダルシメルのＡＣは任務から帰ってきたときはほぼ無傷なので弾薬のみ補給されていた。
最初はダルシメルが得意とするエネルギーショットガンによる乱れ撃ちを浴びせたがまったく効果が出ず、
そのままずるずるとガレージ内部まで入って来てしまったそうだ。
ダルシメルはガレージに入ってくるちょっと前から攻撃を、
任務で使っているエネルギーショットガンから肩に装備してあるレーザー砲に切り替えて攻撃を続行していたが、
効き目が無いので被弾覚悟で左腕に装備されているムーンライトを使いその虫を串刺しにしたという。
その時、その虫を見たレイはその場に頭を抱えて蹲ってしまった。
虫が死んだことを確認してロウスはレイに話し掛けたがまったく聞こえないようで、
何かに対して必死に謝っていた。
ロウスはダルシメルと合流して自分の夫を労った後、レイが落ち着いた様なので事務室に付き添った。
しかし事務室には一匹の虫がいてレイがソファーに座ると同時にその姿を現し、
レイはソファーの上でまた小さくなって謝り続けていたそうだ。
ロウスはしばらくレイの傍についていたがどうしようもなく、ダルシメルと一緒に一時帰る事になった。
そしてロウス達がガレージを出て数分もしない内にガイギスが帰ってきた事を教えてくれた。
「そうか…有り難う御座います」
ガイギスはそう整備員にお礼を言ってレイの顔を覗き込んだ後、隣に座った。
レイはそれでもガイギスに気付かない様で膝を抱えたままなにやらぶつぶつと呟いていた。
ガイギスは溜息をつくとしばらくその場でレイをじっと見つめていた。
レイはしばらくぶつぶつと呟いていたがガイギスが座ってから３０分後ようやく黙った。
ガイギスは何も言わず、レイを横から抱きしめるとレイはハッとしてガイギスに顔を向けた。
ガイギスは暫くレイの顔を見た後、呟いた。
「すまないな」
「え？」
ガイギスの第一声が行き成りそれなのでレイは戸惑った。
レイはガイギスを見た時から何を言われるかとあれこれ予想していたが、
その予想の中にその言葉は無かったようだ。
レイはしばらくそのままでいたがハッとしてガイギスから離れようとした。
しかしガイギスはそれを許さず、さらに力を入れてレイを抱きしめた。
「すまない、しばらくこのままで…」
ガイギスがそう言うとレイはこくんと頷いてガイギスの胸に顔を埋めるようにした。
大体それから１０分ぐらい経ってからガイギスはレイを離した。
レイは離されてもしばらくガイギスに寄りかかっていたが、顔を見たくなったのか体重をソファーにずらした。
「レイ、すまない」
「…どうしたの？」
レイはなんでガイギスが謝っているのかがまったく見当が付かなかった。
「お前が何でか知ら無いが落ち込んでいるのを見た時俺は本来お前を励ますはずなのに、
俺はお前をもう少しで無理やりキスして襲いそうになった。
最大の譲歩としてお前が落ち着いた時に抱きつたんだがそのせいでまた襲いそうになって……
何とか抑える為に必要以上に力が強くなっちまった」
「…なぜ抑えるの？」
「それは…………それはやっぱまだ早いから、かな」
「早い…？」
「ああ、確かにお前は俺の事を好きでいてくれているみたいだし俺としてもお前の事が大事だ。
愛しいと思う。だけど今お前はなんでか知らないが落ち込んでいるし、その時俺は一緒に居られなかった。
そんな俺にお前を自分のものにする資格があるとは到底思えないし、あると言われても納得が出来ない。
それに…」
「それに？」
「それに……やはりそういうのは合意が必要だろ？」
レイはガイギスからそう聞いた時なぜだか自分でも解からないが可笑しくてクスクスと笑った。
ガイギスは笑われた事に関してはさほど気にかけては居ないようだが、
落ち込んでいたレイが笑ったので少し嬉しかったりもした。
レイは笑った後、またガイギスに体重を掛けてその胸に顔を埋めた。
「レイ？」
「すみません、しばらくこのままで……」
レイはそう言うとさらに頭を胸に押し付けた。ガイギスは溜息をつくとそんなレイの頭を撫でた。
「それで何か思い出したのか？」
ここはガイギスの家の台所で、ガイギスとレイは少し早い昼飯を食べていた。
本来なら外食のはずだったのだが、あんな事があった後なのでそんな気も失せていた。
その日はガイギスが食事を作る事になっていたのでレイを座らせてガイギスが作った。
その日のメニューは白米、ハムと野菜を炒めた簡単な物だった。
「なぜ？」
「あの虫を見て行き成り何かに謝りだした…記憶が一部でも戻ったと見て普通だろ？」
「そう…ですね」
「まあその内容を言いたくなければ別にいい。
暫くしたら話すも良いし、そのまま墓まで持って行くのも俺は咎めない。
お前の好きにして良いが…記憶が戻ったかどうかは教えてくれないか？」
「記憶はまだそんなに戻ってはいないの。それに戻ったと言っても未だに名前さえ解からないし…」
「そうか…じゃあ俺の話を聞いてくれるか？」
「はい」
「俺は今日、人を殺したかも知れない」
「え？…はい」
「しかし殺したと言ってもＡＣに乗ってだ」
「任務だから…」
「けど今の俺は例え目の前で自分がＡＣで人を殺しても殆ど何も感じない…恐らく慣れた」
「…」
「俺はそんな自分が時々怖くなる。
どうしてこんなもんに乗っているんだと自分に問い掛ける事が今でも何度かある。
けど今もＡＣに乗っている」
「そうね」
「…………昔俺の両親は死んだ。殺されたとも言えるな。
その日、俺は誕生日だった………確か俺が１０歳になる時だったか…
その日はその前の年と同じように少し騒がしく家族だけの誕生会が始まった。
そして確かケーキを食べている途中だっけか、俺はトイレに行きたくて両親にそう言ってトイレに行った。
俺がトイレに入った時、家中が震えたのをしっかり覚えている。
俺は出す物を出した後、急いで両親のもとに向った。
けど二人ともそこには無く、あるのは無機質な機械の塊だった。
俺はそこで始めてＡＣを見た。
そしてその場に呆然としていると恐らく家に突っ込んだんであろうそのＡＣは立ち上がった。
俺は怖くなったのでその場を離れ、暫く走ってから振り返った。
そこは戦場だった。家に突っ込んできたＡＣはあちこち火花を散らしながらも相手のＡＣと戦っていた。
しかしそれから数分もしない内に家に突っ込んできたＡＣは炎上した……」
ガイギスはそれだけ一気に言い切ると、目の前の皿を片付け、コップに入っている物を飲み干した。
「それからどうなったの？」
「ん？それからは親類を頼りに過ごしていたが、その間ＡＣに関する事を出来る限り調べ尽くした。
そうして調べていく内に俺は何でか両親を殺したＡＣと言う物に乗りたくなってしょうがなくなった。
俺の性格はどちらかと言えばレイブンにも向いていると思った。根拠もなくな。
それから１８歳ぐらいだったか、
それまで親戚の家に厄介になっていたが誕生日を迎えると同時に俺はその家を離れた。
そうして俺はレイブンになるべくあちこちに足を運んで見つけたのがあのガレージだ」
「そう…親戚の家から離れてからずっと一人で？」
「ああ、貯金していた金を食いつぶしながらな。
けどレイブンになった今でさえなんで俺がそれになりたかったのかと思っていたのかが全く解からない。
もしかしたら親が死んだ時のトラウマを無意識の内にかき消す為かも知れないとも思ったが、
どうやらそうじゃないようだ。
自分自身の事なのに上手く表現出来ないのはもどかしいのだが、
何か信念を持って人を殺しているとは思えない。ただ人を殺して面白がっている訳でもない。
ＡＣに乗っている間はなぜか現実では無いと、これはゲームなんだと心の何処かで言っている様な気がする。
だがそれにしても何で人殺しが出来るのか……俺は全然わからないし、恐らく解かりたくないんだと思う」
レイはガイギスの独白を静かに片時も目を離さずに聞いていた。
ガイギスはそれに気付き、ちょっと照れたように頭をかいて言った。
「あ、何でこんな事話てんだ？すまないなレイ、なんかちっとも面白くも無い話を長々としちまって。
それに俺が話したい事はこんな昔話じゃなくてお前の事なのに……」
「いいえ、良いの」
「まあそんな訳で俺は今までかなりの人に迷惑をかけたし、恐らくこれからも人に迷惑を掛けたり殺したりするだろう。
けどだからってそんなに落ち込む気は無い。レイブン家業は殺らなきゃ殺られるんだ。
お前はそうじゃなくても、例え今までどんな人にどんな迷惑を掛けたかも知れない。
そしてこれからもさらに多くの人に迷惑を掛けると思う。
けどそれは仕方が無い事なんだ。
落ち込むのも悪い事ではない、いや、むしろ反省しているんだから良い事だ。
けどなレイ、どんなに反省しても過去は覆らない。
確かに反省する事によって未来は変わるかも知れない、二度とそれをしないかも知れない。
けどあくまでそれは可能性だ。それ以外のなんでもない。
そんな在るか無いかの可能性を自分一人で抱え込まないで欲しい。
俺は頼りないかも知れないがロウスさん達なら相談できるだろ？
もし何か怖い事があったら自分一人ではなく信頼できる奴とそれに立ち向かって欲しい。
怖いからって逃げてばかりで良い訳もないし、けど一人だと仲間もいないから怖さが倍増する。
まあ平たく言えば落ち込んだ時は遠慮なく誰かに助けてもらっても良いし縋っても良い。
ただ一人でウジウジ悩まない事、それだけだ」
レイはガイギスが言い終わった後もガイギスの顔をずっと見ていた。
ガイギスは暫くその瞳を見つめていたが、耐え切れなくなったのか流し台に行って食器を洗い始めた。
ガイギスが大体半分ぐらい洗い終わるとレイもそれを手伝って洗い始めた。
その後二人は沈黙したまま食器を洗い、そのあと二人してリビングルームにあるソファーに並んで座った。
「ありがとう」
「ん？ああ、別に俺は何もやっちゃいないよ。
あんなんじゃ何が言いたいのか解からなかっただろ？」
「いいえ、言いたい事も、その気持ちも解かります…それに」
「それに？」
「さっき言っていた襲うって言ってた事、私聞いた時はちょっとドキッとしましたが今はそんなに気にしていません」
「あ、ああ。あれはすまない、俺もちょっと混乱してたのかな？」
「それでもああ言ってくれたって事は私を女として見てくれたから…なの？」
「…ああ、襲いたくなったとさっき言っていたがもしかしたら昔の自分を重ねてみて、
ああいう所を見たくなかったからかも知れない。欲情したのもちょっとあったがそれは何時も感じているしな」
「そう、兎に角私は気にしていないから…私だから欲情したの？」
「…まあな、ついでに今もだぜ？」
「そうなんだ」
「けど襲うわけにも行かないんでな、もし理性が飛んだら止められる自信が俺には無いから。
………そうだな、どうだ？明日は二人であちこち行くってのは？」
「え？」
「そんで夕方までに帰ってきて、ほれ、前も言ってただろ？一緒に飯を作ろうって」
「…はい！」
と、レイは嬉しそうに笑いながら元気よく答えた。ガイギスはそんなレイの頭を撫でるとその場で背伸びした。
ガイギスはそれから時計を見たがまだ昼時だった。
「レイ、今日は……」
ガイギスはそう言い掛けた時、レイは体重をソファーからガイギスに移動させた。
「このままで……」
「…解かった」
ガイギスはしっかりとレイを抱きしめた。
レイもガイギスの胸に頭を乗せると、ちょっと張っている腹に背中を傾け、目を閉じた。
それから１５分後、その部屋にはそのままの体制で寝ている二人の寝息だけが聞こえていた。
あの変な巨大虫がガレ―ジを襲ってから２日後、ガイギスはガレージにレイと一緒にやってきた。
ガレージは見た目ほど壊れてはいなく、２日で殆ど元の形を取り戻していた。
レイは昨日ガレージに電話をして休む事を伝えるとロウスはしきりにレイの事を心配していた。
レイは大丈夫と言って置いたのだが、ガイギスとレイがガレージに顔を出すと、ロウスが飛んで来た。
「「おはよう御座います」」
「おはよう、ってレイちゃんホントに大丈夫なの！？」
「はい、おとといはお世話になりました」
「まあ大丈夫なら良いけど…なんか二人ともちょっと前より親密になってない？」
「え？」
「う〜ん、一昨日みたいな事があったんで一応昨日はデートに出かけたんですよ。そのせいかな？」
「へ〜……て事は夜も？」
「夜？」
「はあ〜、何でそうなるんですか？寝る時は別々でしたよ」
「そうなんだ〜、ふ〜ん」
ガイギスはロウスの言い方にムッとしたがそのまま無視してガレージを歩いた。
ガレージの中にはガイギスのＡＣ『ベルガ・ウォル』と、
ダルシメルの中量級２脚ＡＣ『ディンベル』の２体がガレージに安置されている。
ダルシメルの機体はほとんど真っ黒に塗られていたので、
一昨日はガレージの暗がりに置いてありガイギスは気付かなかった。
レイはそんなガイギスの後ろをピッタリと付いていた。ロウスはそんな二人を見て微笑んだ。
「………あ、そうだガイギス！」
ロウスはそのまま事務室に行こうとしてふと気付いてガイギスを呼んだ。
「ん？なんですか？」
ガイギスはそう言ってレイと一緒に振り返った。
「あんた今日は出かけないの？」
「ええ、今日はゆっくりして過ごすつもりです」
「そう。あ、レイちゃん今日はもう何も無いからね」
「え？けどまだ…」
「うん、まだあちこち壊れてるんだけどそれを直すパーツが無くってね」
「…解かりました、今日はお言葉に甘えます」
「ええ、二人でごゆっくり」
ロウスはそう言うと手を振りながら事務所に入って行った。
ガイギスは苦笑すると事務室の方を見ながら頭に？マークを乗せていそうな顔をしているレイを抱き寄せ、
一緒にガレージの中を見学した。
レイは抱き寄せられると少し顔が赤くなっていたが嬉しそうに笑っていた。
ガイギスはガレージを素早く見学した後レイを連れて家に帰った。
「たまにはこういうふうにゆっくりとするのも良いな」
ガイギスがそう呟くとレイはこくんと頷いた。
作者＞う〜ん…今回は戦闘シーンが殆ど無いよ〜
アスカ＞へ〜どれどれ……＜原稿を読み中＞…
作者＞あ、今回のあとがきゲストは惣流＝アスカ＝ラングレーさんです
アスカ＞ふ〜ん…確かに戦闘シーンは少ないけど、この昆虫って何？
作者＞ああ、それは原作でも出てきたあのものすっごく硬い虫の事です
アスカ＞けどあれって群れで行動するんじゃないの？
作者＞ええ、けど群れで発見された物意外に逸れたり自分から離れたりしたのもいるはずです
アスカ＞今回は逸れた方？
作者＞ええ、追記して置きますとさきの停電で何処からか侵入してきたんです
アスカ＞ふ〜ん…けどそれとこの小説のレイと何が関係してくるの？
作者＞まあ今回はレイの記憶のほんの一部が蘇っただけです
アスカ＞ほんの一部だけなのにあんなに落ち込むの？
作者＞はい。実はこの虫、レイにも少し関係があるんです
アスカ＞へ？どういう事？
作者＞それはおいおい小説の中で…けどレイがいてもそう永くは無かったといって置きましょう
アスカ＞？？？そう永くは無かったって？
作者＞まあそれは置いといて
アスカ＞ムムム…釈然としないな〜……まあいっか。それよりガイギスとレイの関係ってどうなのよ？
作者＞ええと、挨拶でキスと言うのをロウスさんから教えてもらいましたが…
アスカ＞え？挨拶でキス！？
作者＞最後まで聞いてください。けど本来の意味でのキスをしたと言う事は、今はまだないんですよ？
アスカ＞…本来の意味？
作者＞ええ、お互い好きあって自然とキスする事です
アスカ＞ええと…どう違うの？
作者＞そうですね〜私の意見を言わせて貰えば挨拶と言うのは信用、信頼こそしているが恋人や彼氏とするような熱いキスでもなければそこまで心をこめた物でもない。
アスカ＞フムフム……（メモメモ
作者＞それでこの場合は深いキスやそう心を込めたキッスでもない、したがって本来の意味でのキスはしていないんです
アスカ＞へ〜…（メモメモ
作者＞……さっきから何をメモしてるんですか？
アスカ＞え？…まあそこは良いじゃない、気にしない気にしない
作者＞まあ良いですけど、シンジ君とするのならちゃんとムードを作ってからの方が良いですよ？
鼻をつまんでお遊びでキスってのはかなり男として虚しいですから
アスカ＞べ、別に私はシンジとなんて…
作者＞顔に『シンジとそういうキスをして今気まずい』って書いてありますが？
アスカ＞へ？嘘！
作者＞彼のようなタイプは私の意見ですが率先してグイグイ引っ張るか、身を委ねて自信を付けさすかの２通りだと思いますがね
アスカ＞え？身を委ねる？
作者＞ああ、この場合は彼の言う事を聞きつつ甘えるとかそんな感じです
アスカ＞ふ〜ん、なるほど（メモメモ
作者＞…ええとなんか話がそれましたね、そう言う訳で今レイとガイギスの関係はそんなに発展してはいません
アスカ＞…けどなんか良い雰囲気じゃない
作者＞ええまあ、ガイギスの過去を教えて貰いましたからね、レイは
アスカ＞…過去を相手に教えるとあんな風になるの？
作者＞まあ全部が全部ではないですが、けど話が死んだ者の事とか過去にあった悲しい事を話すと相手は嬉しいですよね
アスカ＞そんなもん？
作者＞ええ、まあそれにも例外とかはありますが、話された者は話した者に認めてもらったとか、心を開いてくれたとか思ったりします。それが好きな相手ならなおさらですね
アスカ＞ふ〜ん…（メモメモ
作者＞…気の無い振りをして必死にメモって…まあいいか、ここまで読んでくださった読者に感謝の意を込めたいと思います
アスカ＞後これを登載させて貰ったＹＯＫＯさんにもね！
作者＞お、復活しましたか。そうですね、後これを読んで気付いた点とうありましたら遠慮なく言ってください
アスカ＞まあこんな小説なら山ほどあると思うけど？
作者＞う、そうですかね？まあできればたくさんの感想やアドバイスを貰いたいですね
アスカ＞よろしく〜。それじゃ私は帰るわ
作者＞はいはい、シンジ君にもそのうち出演してもらいますので、その前に関係でも深めてください
アスカ＞ふ、ふん。あんたには関係ないでしょ！それじゃあまたいつか！
アスカはそう言うとその場から走り去った
作者＞まあ関係は無いですがね・・・では私もこのへんで、次の話のあとがきでまた
ガイギスくん、へヴィな過去を背負っていたんですね。
今後、レイちゃんとの共同生活で、変化が訪れるとよいのですが…。
さて、読まれた方は、ガイギスさんに感想と気力を送りましょう♪