「フンフンフフ〜ン♪」

　　　陽気な鼻歌を歌いながらショッピングモールを歩くアスカ。

　　　一人で来ている訳ではなく、並んで加持が歩いている。

　　　「ラッキ〜、加持さんにショッピング付き合ってもらえるなんて」

　　　もうすぐ修学旅行があり、日程にはスキューバダイビングも含まれている。

　　　スキューバ以外にも普通に泳ぐ機会もあるそうで、その時着ていく水着を買いに来たのだが……。

　　　「ねえねえ、加持さん。これなんてどうかな？」

　　　イの一番に持ってきたのは赤と白のストライプのビキニ。

　　　「おいおい……これはまだ早すぎるんじゃないか？」

　　　「えー？加持さん遅れてるぅ……このくらい当たり前よ」

　　　ともかく目当ての水着を購入し、一息つくことにした。

　　　「どうだいアスカ。日本の生活は」

　　　ジョッキに注がれたビールを飲みながら聞く。

　　　「べっつにぃ〜」

　　　ストローを咥えて上下に動かして遊ぶアスカ。

　　　「シンジ君との生活は上手くいってるのか？」

　　　「まあ、普通よ、フツー」

　　　ひらひらと手を振る。

　　　「その割には仲良さそうだな」

　　　「えー？アタシが好きなのは加持さんだけよ」

　　　「ハハッ……お、修学旅行は沖縄か」

　　　パラパラと修学旅行のパンフを見る。

　　　「そうそう、メニューにはスキューバもあるのよ」

　　　「なるほど……そのための水着か」

　　　「うん。加持さんは修学旅行何処に行ったの？」

　　　「ああ。俺達そんなの無かったんだ」

　　　「どうして？」

　　　「……セカンドインパクトがあったからな」

　　　何処か遠くを見つめる。その時の事を思い出すかのように。

　　　「えーーーーーーー！？修学旅行に行っちゃダメ！？」

　　　夜。近所迷惑なアスカの叫びが木霊する。

　　　「そ、戦闘待機だもの」

　　　「そんな話聞いてないわよ！」

　　　「今話したわ」

　　　「誰が決めたのよ！」

　　　「作戦担当の私よ」

　　　……言い合いになってるな……。

　　　二人の様子を少し離れたところから会話を聞くシンジ。

　　　洗濯籠から取り出した洗濯物を洗濯機に一つ一つ放り込んでいく。

　　　それが終わったら今度は食器の後片付け。

　　　「〇□☆！！」

　　　「△×〇ッ！！」

　　　水を含ませたスポンジに少し洗剤を垂らして泡を立てる。

　　　同居人が一人増えたおかげで、日々の雑務も大変なのだ。

　　　ゴシゴシゴシ……。

　　　食器がキュッキュという音を立てるまで丹念に洗う。

　　　……汚れがガンコだ。

　　　それにしても……。はぁ……まだ言い争ってるよ。

　　　絶えない二人の叫び声。もう３分くらいは揉めているような気がする。

　　　「はぁ、はぁ、はぁ……ちょっとシンジ！のほほんと食器なんて洗ってないで、なんか言ったらどうなの！？」

　　　ザーーー。

　　　蛇口を捻り、水で泡を流していく。

　　　「……もし使徒が来た時、惣流が居ないと困るよ」

　　　「む……ゥ……」

　　　そういうことを言われてはアスカも黙るしかない。

　　　「おー、流石シンちゃん。シンちゃんは私の味方ね〜」

　　　「あー！うっさい！」

　　　キュッ……。蛇口を閉じて食器を水切り台に置く。

　　　「ま、これを良い機会だと思って少しは勉強しなさい。アスカやシンジ君がテストで何点とったかなんて筒抜けなんだから」

　　　二枚のフロッピーディスクを取り出して机の上に置く。

　　　ラベルには「惣流＝アスカ＝ラングレー　二学期成績表」と「碇シンジ　二学期成績表」とある。

　　　「ハッ……馬鹿みたい。旧態依然とした減点式のテストなんか何の興味もないわ」

　　　「郷に入れば郷に従えってね。日本の学校にも慣れて頂戴」

　　　「シンジはどうなのよ？」

　　　つい、と顎でシンジをさす。

　　　食器を洗った時に濡れた手をタオルで拭きながらアスカの方に向き直る。

　　　「……普通、かな」

　　　「ふーーーーーん……」

　　　「そうだわっ！アスカ、シンジ君に勉強教えてもらったら？」

　　　「えぇ……いいわよ、別に」

　　　……まあ、惣流は勉強が出来ないのではなくて、ただ単に漢字が理解できないだけ。

　　　そんな夜の会話も終わり、それぞれ自分の部屋に戻る。

　　　シンジの部屋は殺風景であまり人の住んでいる感じがしない。

　　　制服に授業道具、私服と……大きな木製のケース。

　　　……ここに来てから、全然弾いてないな。

　　　そんな余裕……無かったし。

　　　…………久しぶりに弾いてみようか。

　　　ここで弾くと皆に知られるから……そうだな、外にしよう。

　　　ひっそりと家から出て行くシンジに気づいた者は居なかった。

　　　翌日、第三新東京市は快晴。

　　　旅行にはもってこいの天候である。飛行場の搭乗ゲートをくぐっていくクラスメイト。

　　　シンジとアスカはそれを何も言わず見送る。

　　　レイは居ない。来る気がなかったのか、それとも――。

　　　こうしてチルドレンは待機命令を実行する事になり、修学旅行の代わりに市民プールの一つを貸切にしてもらうことになった。

　　　「あーあ……修学旅行が、沖縄が……ただの室内プールなんて」

　　　「……」

　　　そっと真横を見るとがっかりしたように首を垂れているアスカが映る。

　　　「あーーーー！つまんないわ、ホント」

　　　「……どうする？プール、行く？」

　　　「行くわよ！行くに決まってるわよ！」

　　　……綾波は、何してるんだろ。

　　　今日は全く見ていない。ネルフに居るのか、それとも自宅か。

　　　誘ったほうが……よかったかな……。

　　　そんな事を考えているうちに目的地の市民プールに到着。

　　　受け付けでネルフの身分証明書を提出して中に入る。

　　　貸切なだけあって、中は不気味なほど静まり返っている。

　　　「じゃ、アタシは着替えてくるから、アンタもさっさと着替えんのよ！」

　　　軽快な足取りで女子更衣室に向かっていく。

　　　シンジは更衣室には向かわず、そのままプールルームへ足を運んだ。

　　　……広い。

　　　人が居ない分、そう感じるのかもしれない。

　　　チャプン……。ざばっ。

　　　「あ……」

　　　誰も居ないのかと思っていたが、水の音がした方を見ればプールから這い上がるレイがいる。

　　　白いワンピースの水着が清楚な感じのレイには良く映える。

　　　そんなレイが、何故か神秘的に見えてしまう。

　　　ス――とこちらを振り向く。そうして、ようやくシンジが居る事に気づいたようだ。

　　　バスタオルを肩にかけてシンジに歩み寄っていく。

　　　「綾波」

　　　……先に、きてたんだ。

　　　「……見てたの？」

　　　「うん……」

　　　お互いこれといって喋る方ではなく、そのまま沈黙。

　　　辛い沈黙ではなかったけれども。

　　　「見てみてシンジー！……ってあんたも居たんだ」

　　　買ったばかりの水着を来たアスカが元気良くドアを開けて入ってくる。

　　　「……ええ」

　　　「ふうん……。あれ、シンジ？なんで着替えてないのよ？」

　　　……それは、水着もってきてなかったから。

　　　元々泳ぐつもりも……無かったし。

　　　「……忘れた」

　　　「忘れたぁあ！？じゃあどーすんのよ」

　　　どうしようか……。

　　　「見てるよ」

　　　「見るって……そりゃあ目の保養にはなるかもしんないけどさぁ」

　　　「目の保養……？」

　　　「んもう！もちろんアタシとファーストにきまってるでしょ！？ファーストは表情硬いけど、ま、まあ美形だし……。
　　　　このアタシは言うまでもなくでしょ？その二人が水着姿なんだから！」

　　　……ただの変態じゃないか、それじゃ……。

　　　「はぁ……」

　　　「ちょーーーっと！なんでため息つくのよぉ！」

　　　ざぶん……。

　　　「ファースト！アンタは人が話してる時に！」

　　　綾波は全くのマイペースで。

　　　「んもう！」

　　　地団駄を踏む惣流。

　　　……こういうのも、わるくないかも。

　　　しれないと思った。

　　　やはりというか、僕達が修学旅行に行けないのを見越してなのか……使徒が現れた。

　　　今回は今までと違い、先手を打つらしい。

　　　使徒はまだ蛹の状態でマグマの中に居るらしく、それを捕獲する。

　　　作戦室にはいつものメンバーが揃い、モニターには蛹の使徒が映し出されている。

　　　「捕獲できなかったときは？」

　　　「即時殲滅。いいわね？」

　　　当たり前のようにリツコはチルドレンに言い放つ。

　　　「まっかせなさいよ」

　　　「……了解」

　　　「はい」

　　　三者三様の返事。作戦担当はアスカ。

　　　極地戦用のD型装備が弐号機分しか用意なかったため、シンジが火口付近でバックアップを兼ねた待機。

　　　テストタイプの零号機にはそもそも特殊装備は用意されておらず本部での待機となった。

　　　「いやああああああ！何よこれえ！！」

　　　彼女の愛すべき弐号機を見たアスカの悲鳴。

　　　機体のスマートさは失われてD型装備のため、ずんぐりむっくりとしている。

　　　「耐熱仕様なんだから、仕方ないでしょアスカ」

　　　「アタシの弐号機が……」

　　　耐熱仕様のプラグスーツは普通に着ればいつもと代わらないのだが……右手首に着いているボタンを押すとぶくぶくと膨れ上がった。

　　　そして彼女の二度目の悲鳴。

　　　「アタシ降りる！こんなので出たくないわ！」

　　　「そいつは残念だな。アスカの雄姿が見られると思ったんだけどな」

　　　加持さん……だっけか。

　　　デッキからこちらを見下ろしている。

　　　あっという間に駆け出して壁の陰に隠れるアスカ。

　　　「こんな姿で加持さんに見られたくない！」

　　　……そっか、惣流って加持さんのこと、好きなのか。

　　　「困ったわね……」

　　　「……私が弐号機で出ます」

　　　今までじっと様子を見ていたレイの一言。

　　　「っ！ファーストが出るくらいなら我慢するわよ！」

　　　最初から……そういえばいいのに……。

　　　いろいろあったが、ともかく初号機と弐号機は浅間山の仮設基地に輸送された。

　　　移動指揮車や弐号機が潜る時に軌道をつけるレーザー装置など様々だ。

　　　……飛行機？

　　　見上げた空には何か旋回している。

　　　「……なんだろ、あれ？」

　　　「ん？何よ」

　　　「ほら……あそこ」

　　　シンジが指を指したほうを見上げるアスカ。

　　　「戦闘機？」

　　　惣流にも良く分からないみたいだ。

　　　「あれは、UNの空軍よ。この作戦が終わるまで空中待機しているのよ」

　　　なにやら作業をしているリツコ。背中を向けたまま話す。

　　　「へえ、手伝ってくれるの？」

　　　「いえ……後始末よ。もし私達が失敗した時のね」

　　　「どういうこと！？」

　　　「N２爆雷で使徒を熱処理するの……私達ごと」

　　　「……酷いっ！」

　　　「その命令は、父さんですか」

　　　「ええ」

　　　そうだよな……人類の、命運がかかってるんだったよな……。

　　　それでも、それでも、釈然としない。

　　　空に映る戦闘機を睨みながらシンジは沈黙した。

　　　「レーザー打ち込み終了、進路良し！」

　　　すぐに弐号機が火口へとクレーンに繋がれたまま移動する。

　　　両手で捕獲用キャッチャーを持ちながら、発進に備える。

　　　「発進！」

　　　初の使徒捕獲作戦が実行に移された。殲滅作戦よりもスタッフの緊張度は高い。

　　　アスカも表面上はいつも通りだが、内心ではいつもの余裕が無かった。

　　　「現在、深度１７０沈降速度２０。各部問題なし。視界は……ゼロ。ＣＴモニターに切り替えます」

　　　モニターが切り替えられる。透明度は１２０となっているが通常モニターでは殆ど何も見えない。

　　　まだ、居ないか。

　　　どんどんマグマの中を下に進んでいくが使徒の姿は見えない。

　　　「深度１３００。目標予測地点です」

　　　予測地点って、何も無いじゃない！

　　　「アスカ、何か見える？」

　　　「何も」

　　　マグマしか見えないわよ……。

　　　「思ったより対流が早いようね」

　　　「目標の移動速度に誤差が生じています」
　
　　　「再計算急いで。再度沈降宜しく」

　　　「え？」

　　　冷たいミサトの声に思わず声を上げる日向。

　　　作戦は続行され、更に弐号機は深く沈む。

　　　「深度１４８０。限界深度オーバー」

　　　……まだ、いけるわよ。

　　　「アスカ、どう？」

　　　「まだ大丈夫みたい。……熱いけどねえ」

　　　「近くに良い温泉があるから、終わったら行きましょう」

　　　温泉か……無事に帰れるかしら、アタシ。

　　　震度１４００を超えたところで循環パイプの一つが破損している。

　　　深く潜れば潜るほど更に破損する場所は増えるだろう。

　　　「限界深度、プラス１２０」

　　　ギギギ……。

　　　何かの軋む音。それは弐号機の下半身から聞こえる。

　　　ブチリ……。

　　　「くっ！」

　　　「エヴァ弐号機。プログナイフ喪失」

　　　唯一の武器を無くしてアスカの表情が険しくなる。

　　　……捕獲成功しなきゃ……。

　　　「深度１７８０。目標予測修正地点です」

　　　「……いた」

　　　赤いマグマの中に、異様な黒い物体が浮かんでいる。

　　　「目標を映像で確認」

　　　キャッチャーを作動させて捕獲に備える。

　　　「お互い対流で流されてるから、接触のチャンスは一度しかなくってよ」

　　　「わかってる。任せて」

　　　ゆったりと、だが確実に使徒に接近する。

　　　そして……距離がほぼ０へ。

　　　「電磁柵展開。問題なし。目標、捕獲しました」

　　　瞬間、スタッフから安堵のため息が漏れる。

　　　……ふう、上手くいったわね。

　　　「捕獲作業終了、これより浮上します」

　　　クレーンが巻き上げを開始しし、使徒を電磁柵で固定したまま弐号機は浮上を開始する。

　　　「……惣流、大丈夫？」

　　　「まあね、案ずるより産むが易しってやつよ」

　　　「うん……」

　　　「なによぉ、折角成功したんだからもうちょっと明るくしなさいよ！」

　　　それでもシンジの表情は変わらない。

　　　……あーあ、またそんな深刻そうな顔でさぁ……シンジって心配性ね。

　　　ピーッ！！

　　　「なによ！？これぇ！」

　　　警報と共に蛹の使徒が繭を破って暴れだす。

　　　「そんな！羽化を始めるなんて！計算より早すぎるわ！」

　　　「キャッチャーは？」

　　　「とても持ちません」

　　　「捕獲中止、キャッチャーを破棄！」

　　　キャッチャーをすぐさま捨てる。落ちていくキャッチャーから使徒が飛び出す。

　　　「初号機、プログナイフを投下」

　　　……シンジ。

　　　「作戦変更！使徒殲滅を最優先。弐号機は撤収作業しつつ、戦闘準備」

　　　戦闘準備なんて出来ないわよ……ナイフは落としちゃったし。

　　　「……！バラスト放出！」

　　　バラストを解いて浮き上がる弐号機。ギリギリで使徒の攻撃を避けた。

　　　使徒の動きは早く、レーダーから見失う。

　　　くっ！……まずいわね。

　　　「ナイフ到着まで後１０！」

　　　モニター正面の奥から黒い影が恐ろしい速さで接近してくる。

　　　使徒の触手が絡みつき、口をあけて弐号機に襲い掛かる。

　　　ぎぎぎぎぎっ！

　　　なんとかナイフが届き、すぐさま使徒の顔面に突き立てる。

　　　激しい火花が飛ぶが使徒にダメージを与えている様子は無い。

　　　「高温高圧。これだけの極限状態に耐えているのよ。プログナイフじゃだめだわ」

　　　じゃあどうすんのよっ！

　　　「――――惣流っ！冷却液！」

　　　「！！」

　　　自由な片方の腕で冷却パイプを一本引き千切り、使徒の口に無理やり押し込める。

　　　「冷却液の圧力をすべて三番に回して！早く！」

　　　ぶくぶくと奇妙に膨れ上がっていく使徒。もう一度ナイフを激しく突き立てる。

　　　……今度はいけるっ！

　　　手ごたえが断然違う。さっきは鉄に弾かれるような感触があったが、今度は粘土に突き刺してるようだった。

　　　「ぐうううううっ……！はっ！？」

　　　苦しんだ使徒の触手が無造作に暴れまくり、弐号機の命綱である循環パイプを切り裂いた。

　　　断末魔の悲鳴をあげて使徒は粉々に砕けていく。

　　　……ベコッ、バコッ。

　　　引き裂かれたパイプから冷却液が漏れ出し、弐号機のD型装備が圧力に耐えかねて凹んでいく。

　　　「……やだな、ここまでなの」

　　　折角……勝ったのに。

　　　モニターももうだめね……。

　　　ボロボロになったパイプは何時切れるか分からない。

　　　死が、そっと近づいてくるような……そんな感覚。

　　　そうして……パイプが切れた。

　　　どんどん落ちていく弐号機。

　　　「っ！？」　

　　　何かに引っ張られたように、落下が止まる。

　　　「――シンジっ！？」

　　　B装備のまま飛び込んできた初号機が、弐号機のパイプを掴んでいる。

　　　「ミサトさん……っ！引き上げ、早くっ……ぐうッ……」

　　　歪むシンジの声と、装甲がゆっくりと溶け出す初号機。

　　　……ば、ばかっ……無茶しすぎよ……。

　　　「……」

　　　旅館の一室で寝かされているシンジ。

　　　幸い初号機と弐号機の損傷は軽くで済んだが、

　　　耐熱用でもなんでもないプラグスーツを着ていたシンジは全身に極軽度の火傷を負ってしまった。

　　　シンジのシンクロ率が低い事が怪我を軽くさせたのではあるが。

　　　安静にしていれば問題は無いという事で、旅館に運ばれて休まされている。

　　　強く絞ったタオルを頭にのせて、その顔をじっと見つめる。

　　　……また、助けられちゃった。

　　　借りばっかり増えていっちゃうなぁ……。

　　　初めて借りを返そうと思ったのに、なんだかそうしたくない不思議な気分。

　　　温泉に入りに着たのに、そっちのけでシンジの看病に没頭する。

　　　「……あ、そう、りゅう……？」

　　　「おはよ、体……大丈夫？」

　　　もう、起きちゃった……。

　　　「寝てれば……なんとか」

　　　「そ……」

　　　「このタオル……惣流、見ててくれたの？」

　　　「そうよ！それよそれ！」

　　　質問とは全く違うように叫ぶアスカ。シンジはよくわからない顔。

　　　「なーんか変だとおもってたのよ」

　　　「何が……」

　　　「これからは、惣流じゃなくってアスカって呼びなさいよ！一応一緒に住んでるわけだし……それにええっと……」

　　　途中からしおれたように声が小さくなっていく。

　　　「わかった…………アスカ」

　　　加持以外の男性で名前を呼ばせたのを許したのは、シンジが始めてだった――。

　　　To be continued……

　　　次回予告

　　　ミサト「え？そろそろ私の出番も来るの？」

　　　リツコ「そうみたいねぇ……」

　　　ミサト「おほほほほ……私の活躍、期待してよ！」

　　　リツコ「はいはい……」

　　　ミサト「あれよねえ、今まででタイトルが最後まで決まらなかったのはこの話が始めてらしいわよ？」

　　　リツコ「ふーん……」

　　　ミサト「なーんかつれない反応よねぇ……」

　　　リツコ「ｚｚｚ……」

　　　ミサト「眠いのかい……」

　　　マヤ「次回、新世紀EVANGELION・Another 第七話「葛城ミサトの逆襲」。お楽しみに」

　　　ミサト「え！？次回なのおおおお！？」

感謝の言葉：

原作と同じようにマグマの中に飛び込んで助けたのに、
終ってみれば、もうちょっとだけ近付いた二人。
なんだか、少しだけ、って感じがいい感じですね（＾＾）

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