「はい、葛城です。ただいま留守にしております。御用の方は――」

　　　周りに民家は見当らない……田舎臭い。そんな所の公衆電話。

　　　「――――」

　　　留守番電話に何か吹き込む加持。

　　　真っ赤なテレホンカードを取り出して見つめる。

　　　……仕事か。さて……。

　　　携帯を取り出してどこかにかけ始める。

　　　何か親しげに話しているようで、数分それは続く。

　　　やがて、電源を切って草叢の中に放り投げた。

　　　――ネルフ本部、葛城作戦部長室――

　　　「拉致されたって……副司令が？」

　　　ミサトの前には黒いスーツにサングラスで身を固めた諜報部員。

　　　「今より２時間前です。西の第八管区を最後に消息を絶っています」

　　　「ウチの署内じゃない。彼方達諜報部は何やってたの？」

　　　「身内に内報、及び先導した者が居ます。完全に裏をかかれました」

　　　「諜報二課を煙に巻けるやつ。……まさか！？」

　　　「加持リョウジ。この事件の首謀者と目される人物です」

　　　……なるほど。で、私のところに来たってコトか。

　　　大学時代同棲までしていたミサトと加持。

　　　その経歴を考えれば当然のことかもしれない。

　　　加持……あんた、なにやってんのよ。

　　　――ミサトのマンション――

　　　「あ、おかえり」

　　　一人雑誌を見ながら時間を潰しているとシンジが帰ってくる。

　　　「……ただいま」

　　　「何処行ってたのよ？」

　　　「ちょっと……」

　　　言い難そうなシンジの顔。

　　　「なによ、このアタシにいえないことなの！？」

　　　「い、いや……そういうわけじゃ……」

　　　「見なさいよぉ！この右腕！この傷ついた右腕！」

　　　「…………」

　　　「う……、そんな目で見なくてもいいじゃん」

　　　帰ってきてからというもの、利き腕が完治していないため未だ使えないアスカ。

　　　そんなわけでここのところ毎日ご飯を食べさせてあげるのがシンジの仕事になっていた。

　　　「……ああっ！もういいわよ。フンだ」

　　　すっかりむくれてしまう彼女にため息。

　　　「はぁ……」

　　　とても平和である。

　　　スタスタと部屋に行ってしまうシンジ。

　　　……む。

　　　そっとその方向を覗く。

　　　シンジがチェロを担いで戻ってくる。

　　　……もう。

　　　半ば諦めた方に起き上がるアスカ。

　　　そして静かに……チェロの温かな音色が室内を包んでいく。

　　　初号機から戻ってきてから……。

　　　シンジの口数はやっぱり前とは変わらない。

　　　ただ――。

　　　「帰ってこれたのは、アスカのおかげだよ――」

　　　そんな言葉を聞いてから、アスカは段々と歯止めが利かなくなってきている。

　　　押さえ込んでいた想いが……溢れてきていた。

　　　そしてシンジ。彼もまた自身では気づいていないかもしれないが、アスカに惹かれている。

　　　あの時、アスカの待っているところに帰ろうと思った時から……彼女は、彼の特別な人になりつつあるのかもしれない。

　　　今は……まだ。

　　　――某所――

　　　真っ暗な空間に一筋の光が差し込む。

　　　……誰か、来たようだな。

　　　そこには冬月が手足を拘束されたまま椅子に座らされている。

　　　「君か」

　　　「ご無沙汰です」

　　　短く返して冬月の手足を開放する。

　　　「外の見張りには……暫く眠ってもらいました」

　　　「加持君。この行動は君の命取りになるぞ」

　　　ゼーレへの反逆。間違いなく命の危機に晒される。

　　　「真実に近づきたいんですよ。それに、まだ死ぬつもりはありませんよ」

　　　笑う加持に冬月は「そうか……」としか返せなかった。

　　　部屋を出て通路を歩く。先頭の加持は周囲を警戒しながら冬月を誘導する。

　　　「アダムのサンプルを碇司令に横流ししたのがばれそうですし」

　　　「……その件はこちらでなんとかしよう」

　　　「助かります。あ、そこを出ればネルフの諜報部が待機してるはずです」

　　　長く続いた通路の横にゲートが見える。

　　　「君は……どうするんだね？」

　　　「……次に会うのは死体かもしれませんがね」

　　　質問には答えず冬月と分かれ……そして消えた。

　　　――ネルフ本部、拘束室――

　　　部屋のドアが突然開いて、諜報部員がミサトのＩＤカードと拳銃を彼女に差し出す。

　　　「ご協力、ありがとうございました」

　　　「もう……いいの？」

　　　「はい。問題は解決しました」

　　　「…………彼は？」

　　　無論、加持の事である。

　　　「存じません」

　　　首を横に振る。

　　　――ミサトのマンション――

　　　「ただいま……」

　　　どっと疲れた体。明かりは点いているのに誰の気配もしない。

　　　「アスカ？シンジ君？」

　　　返事は……無い。

　　　そっとアスカの部屋を見る。そこには可愛い寝顔のアスカ。

　　　「ふふっ……」

　　　そんな彼女を見ていると、自然に笑みがこぼれた。

　　　寝相が悪いのか毛布がはだけている。

　　　かけ直してドアを閉め……シンジの部屋に向かう。

　　　「……居ない、か」

　　　中には誰も居ない。電気も点いていないようだった。

　　　リビングに戻り冷蔵庫からビールを取り出す。

　　　そしてビールを空けようとして……留守番電話のところにランプが点っているのに、気がついた。

　　　「――――！」

　　　ゴトッ……。

　　　ビールの缶が床に落ちた。

　　　震える指で……ボタンを押す。

　　　「ピーーッ。……葛城、俺だ。多分この話を聞いてる時は君に多大な迷惑をかけた後だと思う。すまない……。
りっちゃんにもすまないと謝っておいてくれ」

　　　「…………」

　　　「ああそうだ。迷惑ついでに。俺の育てた花があるんだが……俺の変わりに暫く水をやってくれると嬉しい。
　　　　場所はシンジ君が知ってる。……じゃ」

　　　……なんだ、これは？

　　　何かがおかしい。おかしいのが何かわからずに何度もその話を巻き戻して聞く。

　　　「――っ！？」

　　　慌てて室内を隈なく探すミサト。

　　　と、ドアのロックが外れた音が聞こえた。

　　　駆け出すミサト。

　　　「……帰ってたんですね」

　　　「シンジ君っ！？」

　　　ビニールの買い物袋を手に持ったシンジの肩を強く掴む。

　　　……な、なんだ……？

　　　凄く、慌ててる……？

　　　「あいつから……加持から、何か聞いてない！？」

　　　「……ええ」

　　　「何！？」

　　　ん……？

　　　恥ずかしそうに俯くシンジ。

　　　恥ずかしそうに……？？？？

　　　「ちょ、ちょっと出かけてくるけど、帰ってきたら……そ、その……」

　　　何で自分がこんな事言わないといけないのか。

　　　「８年前にいえなかった言葉を言うよ、って……」

　　　プロポーズ……だよな。これって。

　　　「それと……これを」

　　　小さなカプセル。

　　　……きっと中には何か入ってるはずである。

　　　「ありがとう……シンジ君」

　　　「……いえ。……帰ってきますよ」

　　　「うん……」

　　　加持の帰る場所が、ミサトの所なのだから。

　　　……加持君……。

　　　ぎゅっとカプセルを握る。

　　　今度、その花の所に行こう。絶対に、行こう。

　　　……今日、何ヶ月ぶりのシンクロテストが行われる。

　　　漸く修復された零号機と弐号機。そして……初号機の。

　　　「……シンジ君、やっぱり緊張してますね」

　　　パイロットの状態を表すモニターを見ながら、マヤがリツコに向かって話す。

　　　「あんな事があった後だからね……」

　　　リツコの変わりにミサトが答えた。

　　　……緊張しないといえば嘘ではある。

　　　ただ……シンクロした瞬間、何処からか母が見守っているような……そんな気配がしていた。

　　　「アスカ、レイとも問題は無しね。シンジ君はどう？」

　　　前回、２桁を切ったシンジのシンクロ率。

　　　リツコも少々不安なのだろう。

　　　「凄いです……シンクロ率５３％。完全に持ち直してます」

　　　むしろ今までの通常時の数値よりも良い。

　　　……エヴァとのシンクロはパイロットの深層心理に影響される、か……。

　　　物思いに耽るリツコ。暫くしてモニターを消す。

　　　「三人とも上がっていいわよ」

　　　テストが終わって休憩室でジュースを飲むアスカとシンジ。

　　　「アスカ……」

　　　「ん？」

　　　「……エヴァにシンクロしてる時に、温かいようなものにつつまれる感じがしない？」

　　　「うん……？まあ、そうね」

　　　「もしかしたら……母さんの……」

　　　「ママ……」

　　　「あの時、母さんに会ったんだと思う。……死んだはずなのに」

　　　「……」

　　　弐号機ケイジ。そこには弐号機を見上げるアスカ。

　　　……ママ……。

　　　自殺した母親。自分の……目の前で。

　　　鳴り響く警報。すぐに館内にアナウンスが流れる。

　　　「総員第一種戦闘配置。対空迎撃戦、用意」

　　　……使徒！まだ来るの！

　　　衛星軌道に止まったように居る使徒。

　　　自身が光っているようで、そのシルエットは幹のような翼をもっている鳥のようだ。

　　　「降下接近の機会を窺っているのか……それともあそこからここを破壊できるのか」

　　　「これはうかつに動けませんね」

　　　「仕方ない……。リツコ、アレ使うわよ」

　　　「あれはまだ試作段階よ。戦闘に耐えうるか……」

　　　ミサトが言うアレとは極長距離射撃可能な新型のスナイパーライフルである。

　　　ロングレンジポジトロンライフルＸ２。

　　　第五使徒戦において使用されたポジトロンスナイパーライフルを更に改良したもので、

　　　簡易発電システムを備え、別電源を引かなくてもそれ自体で遠距離攻撃が出来る。

　　　「一発でも撃てればいいわ。弐号機がフォワード。零号機はバックアップ」

　　　「あの……初号機は出さないんですか？」

　　　「初号機は凍結中なのよ。碇司令の絶対命令でね。弐号機発進、極長距離射撃用意！」

　　　「アスカ……気をつけて」

　　　本部ケージで待機中のシンジ。彼女を励ます事くらいしか出来ず、通信を入れる。

　　　「まっかせなさいよ！あんなのお茶の子済々よ！」

　　　地上に射出される弐号機。それに続いてロングレンジポジトロンライフルＸ２が武装リフトで弐号機の手に渡る。

　　　「続いて零号機発進準備。同じく極長距離射撃用意！」

　　　もう一丁あるライフルを零号機にも撃たせる。おそらく単発ではＡ・Ｔ・フィールドは貫通できない。

　　　二発同時発射でもそれを破るには火力が足りない。だが、今出来る手はこれしかないのだ。

　　　ライフルを構えて標準を合わせようとターゲットマークを睨む。

　　　降りしきる雨の中、２体のエヴァがライフルの発射準備に移る。

　　　「加速器、同調スタート」

　　　「電圧上昇中」

　　　「強制収束機、作動」

　　　「地球自転、及び重力誤差修正良し」

　　　発射準備が整う。そしてカウントダウンが開始された。

　　　「カウントダウン開始。１０……９……８……７……」

　　　……っ、まだ遠い。

　　　「５……４……３……」

　　　だが……突如ターゲットマークがぶれたように重なる。

　　　そして弐号機に光が降り注いだ。

　　　「――――！！」

　　　それと同時に鳴り響く警報。

　　　「敵の指向性兵器なの！？」

　　　「いえ、熱エネルギー反応無し」

　　　「心理グラフが乱れています！精神汚染が始まります！」

　　　「なっ……！！」

　　　使徒が、精神攻撃！？

　　　今までとは違う、心を攻めて来る使徒。

　　　人の心が理解できるの！？

　　　それとも、知ろうというの！？

　　　「熱っ――ああぁぁぁああああ！！」

　　　「――アスカッ！」

　　　心に入り込もうとする何かを必死で拒絶しようとしてもがく弐号機。

　　　「レイ！構わないわ、撃って！」

　　　「……くっ」

　　　トリガーを絞るレイ。強力な指向性を持つソレはまっすぐ使徒に向かって飛ぶ。

　　　だが、無常にも……Ａ・Ｔ・フィールドに弾かれてしまう。

　　　「だめです、まるでエネルギーが足りません！」

　　　「しかし出力は限界域です、これ以上は！」

　　　「こんちきしょーーーーーーーっっっ！！」

　　　ターゲットも何も見ないまま撃ち放つアスカ。

　　　陽電子は見当違いの方向に僅かに弧を描いて消える。

　　　「分析の結果は！？」

　　　「可視波長のエネルギー波です！Ａ・Ｔ・フィールドに近いものですが詳細は不明です！」

　　　「痛い痛いイタイイタイーーーッ！」

　　　……もう、こんなの聞いていられるかッ！

　　　「――初号機、出ますッ！」

　　　「いかん、目標はパイロットの精神を浸食するタイプだ」

　　　「……今、初号機が浸食される事態は避けねばならぬ」

　　　「必ず、勝ちます！」

　　　「その保証は無い……」

　　　モニター越しに対峙するシンジとゲンドウ。

　　　……くそっ。このままじゃあアスカが……！

　　　「危険です！精神汚染Ｙに突入！」

　　　頭を抱えるように。そして苦しむように前屈みに沈む弐号機。

　　　それは、確実にパイロットの動きと同調している。

　　　「イヤァァァァァァァ！アタシの、アタシの中に入ってこないでぇぇぇぇぇ！」

　　　「アスカ！撤退してアスカ！」

　　　「そ、そんな……。こちらとの通信が阻害されています！」

　　　引き裂かれていく心。

　　　引き裂かれていく自分。

　　　「アタシの心を覗かないでッ！お願いだから心を侵さないでっ！！」

　　　お気に入りのぬいぐるみを引き裂いて棄てる幼い頃のアスカ。

　　　新しいママからのプレゼント。

　　　とっても、いらないもの。

　　　ライフルを構える零号機。そのライフルにあるリミッターを取り去る。

　　　「レイ、ダメよ！それを外したら暴発するわ！」

　　　「……構いません」

　　　火力を上げるにはこれしかない。

　　　もう一度トリガーを引くレイ。放たれる陽電子。同時に銃身が爆発する。

　　　「くっ！！」

　　　それも無駄。Ａ・Ｔ・フィールドに弾かれる。

　　　「くそっ……ダメです！」

　　　「零号機小破！右腕損傷！」

　　　アタシは早く大人になるの！ぬいぐるみなんていらないわ！

　　　ぬいぐるみをゴミのように踏み潰す。

　　　だからママ、アタシを見てっ！

　　　踏み潰したのは、ぬいぐるみではなく――シンジだった。

　　　「やめてぇぇぇ！助けてシンジーーーーーーーーーーッ！」

　　　……何か、はじけた。

　　　「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ！！」

　　　地下のリリス。磔にされ、その胸にはロンギヌスの槍が突き刺さっている。

　　　……ズ。ズズっ……。

　　　何かの意思に反応するかのように自ら抜けようとする。

　　　「しょ、初号機Ａ・Ｔ・フィールド展開！ブリッジが破壊されます！」

　　　「……碇」

　　　「出してやれ……」

　　　諦めたようなゲンドウの台詞。それに一番驚いたのは隣の冬月だった。

　　　「初号機発進！弐号機を回収するのよ！急いで！」

　　　「わかってますッ！」

　　　射出される初号機。別の警報がなり確認する青葉。

　　　「なんだこれ……？ターミナルドグマより高速で移動中の物体あり！」

　　　「まさか、ロンギヌスの槍か！？」

　　　地上に到着しすぐに動こうとするシンジをゲンドウが止める。

　　　「待てシンジ。今槍が届く。それを放て」

　　　「碇っ！それは……」

　　　「ゼーレはエヴァシリーズの量産に着手した……。チャンスだ冬月」

　　　防御壁を、ジオフロントを突き破って……槍が初号機の手元に。

　　　……なんだ、これは？

　　　「時計の針は元には戻らない……。だが自分の手で進める事は出来る。シンジ、お前が回せ」

　　　先が二股にわかれているロンギヌスの槍。

　　　これを……投げればいいのか！？

　　　「初号機、投擲体勢！」

　　　「も、目標前方に高エネルギー反応！」

　　　漂う使徒の前方に……光るエネルギーの塊。

　　　「まさか、アスカを！？」

　　　ズヴァァァァァァァァァァァァァァァァァ！

　　　「弐号機の全神経接続をカット！早くッ！」

　　　槍が放たれると同時に、加粒子砲が弐号機の頭部を捕らえる。

　　　使徒を槍が貫く。Ａ・Ｔ・フィールドごと。

　　　そして弐号機の頭部が――綺麗に消し飛んだ。

　　　「アスカはっ！？」

　　　「パイロットの生存を確認！」

　　　「アタシ……汚されちゃったよ……どう、しよう……」

　　　電源の落ちたエントリープラグの中の彼女の呟きは、誰にも……聞こえない。

　　　チッ……チッ……チッ……。

　　　時計の秒針が、五月蝿く時を刻む。

　　　あれから……もう何時間経ったろう。

　　　アスカは黙りこくったままで。

　　　家に連れて帰ってくるときにも、ただ自分の後をついてくる。

　　　まるで、迷子の子供のように。

　　　リビングの隅で体を丸めてじっとしているアスカ。

　　　……もっと、早くに。使徒を倒していれば……！

　　　アスカが話すのをじっと待つ。それは辛い作業で。

　　　彼女の心の中。思ってる事。

　　　知りたい……。

　　　僕から聞けばきっと話してくれると思う。

　　　だけど……アスカが話したくなるまで、幾らでも待つ。

　　　そう、決めていたから。

　　　チッ……チッ……チッ……。

　　　そうして――――思い立ったようにアスカが話し掛けてきた。

　　　「アタシ……汚されちゃったよ……。使徒に、汚されちゃった……」

　　　やがてぽつりぽつりと語られる彼女の過去。

　　　自殺した母親。人形を自分と勘違いした母親。

　　　目の前でその人形と首をつって死んだ母親。

　　　目の前で、誰かを喪う事。

　　　母親を。

　　　………………………………僕と、同じ。

　　　そっと……労るように、彼女の手を取る。

　　　「何処も……汚れてなんか、ない」

　　　「体は―――でも心が汚されちゃったよ……」

　　　「そんなコト。ない」

　　　「シンジにはわからないっ！」

　　　「――わからなくてもいいんだ。そう、信じてるから」

　　　「…………っ」

　　　あふれ出る、涙。

　　　「ママに、アタシを見て欲しかったっ……抱きしめてもらいたかったっ……」

　　　自然に……そう、自然にシンジはアスカを抱きしめる。

　　　心の痛みを分かち合うように。

　　　「……うん」

　　　今度はシンジの口から過去が話される。

　　　アスカは知っていた過去。ミサトから聞いた過去。

　　　だけど、シンジの口から今度は聞く。

　　　母親が目の前で死んだ。エヴァに殺された母親。

　　　父親に投げ捨てられるように親戚の家に預けられた。

　　　ここに呼ばれて、初めて初号機に乗った時の事。

　　　本当に、色々。

　　　こんなに自分の口から言葉が沸いて出るのが不思議なくらい、長く。

　　　エヴァを降りる決意をした時の事。

　　　また乗ろうと覚悟を決めた時の事。

　　　そして、初号機に取り込まれたときの事。

　　　戻ってこれた事。

　　　どうでもいいくらいにアスカを、助けたかった事。

　　　……ああ、そうか。

　　　僕は。

　　　「僕は、きっとアスカが好きだ」

　　　あの、宿題。

　　　もしかして……。

　　　――――……本当に好きな人居るし……――――

　　　――――まあ……そうだね。僕の知ってる人？―――

　　　――――ん……秘密。答えがわかったら教えて――――

　　　その答えが。

　　　分かったのかもしれない。

　　　「……アスカの好きな人って」

　　　「アタシの、目の前に――居る人」

　　　―――――――――二人の距離が、ゼロに。

　　　最初は啄むように優しく。

　　　後は、激しい雨のような……キス。

To be continued……

　　　次回予告

　　　そして、次回。

　　　第十六使徒、アルミサエル襲来……。

　　　新世紀EVANGELION・Another 第拾八話「せめて、人間らしく」

感謝の言葉：

アスカちゃん良かったですね（＾＾）
でも、次は…。

さ、続きが読みたいと思った人は感想メールで催促しましょう♪