この話は、「アーマードコア」を一定条件で、プレイした記録を元に、
作成されたものです。
ただのＭＴ乗りだった男は、自分の力不足のためにテロリストなどの
凶悪な奴らを野放しにしていることが我慢ならず、レイヴンとなることに
しました。
元々、才能があったのか、３分間で２体のシュトルヒ（ＣＭＴ）を撃破
するか、生き残ればレイヴンになれるテストで、なんと１分で、殲滅
させてしまいました。その実力が評価されたのか、彼は、一般的な
レイヴンと異なり、裏の依頼のみをこなす役目を担うことになったのです。
「煽り屋」、「噛ませ犬」、「サクラ」などと呼ばれているように、状態を
一定の方向に自然に導くことを目的としているのですが、当然、
依頼内容にそんなことが書かれているわけがありません。
ただ一言、「当依頼を引き受けるレイヴンは、ＡＣ評価状態を
”ＰＯＯＲ”ランクとすること」、と書かれているだけです。
ガードではどうしようもないテロリスト等、排除すべき対象の前に
現れる貧弱なＡＣ・・・それがどんな効果を生むのかは、
言うまでもないでしょう。
「ＰＯＯＲと呼ばれて」はそんな背景をもった作品です。
なお、本作中で語られる条件、マップ決定、戦闘結果は全て、実際に
実施されたものと同じです。
・・・おかげで、外道な作戦で敵を倒すなんてことも平気でやるし、
勝利のためなら、単調・・・効果的ともいう作戦だってやる、という
ことになってしまっております。
ネタばれのオンパレードですので。
もっとも、ＰＯＯＲレイヴンの活動を説明するために、作品中で語られる言葉、
情報などは変更されており、厳密に同じ情報を掲載しているわけでは
ありませんので、誤解しないようにしてください。
かなり言い訳が入ってしまいましたが、とりあえず、以上のことを
踏まえた上で、お話を読んでいってください。