シリアスなシーンが延々と延々と続いたせいか、急に電波が
ビビビビと来まして、久しぶりに更新♪
さーて、次はウサダの登場っ！
え、登場は「アスカ来日」までないんじゃないかって？
いいんです、出したいんだから。
執筆は未定ですが、続きが読みたいという方がいらっしゃるようでしたら
早めに続きが書けるようにがんばりまーす。（^^;）
「暇だにょ〜。」
”りにあかたぱると”で１階に移動させて、初号機を最寄りの電源コンセントに
通称”アンビリカルケーブル”で接続して充電させてから既に１時間。
道行く客が遠巻きに初号機を見て、期待の籠もった眼差しで見ている。
子供が「おねーちゃん、何時からショーをやるの？」などと聞いてくる始末。
レジの隣で座っていたら、防災扉の近くに山積みにされている
本が詰まっていると思われる段ボールの中から小さな声が聞こえてきた。
「・・・もう駄目にゅ。」
覗いてみると、蒼い髪、紅い瞳の５歳くらいの小さな女の子が
段ボール箱の谷間からこちらを見上げている。
ただの女の子とちょっと違うのは、シンちゃん同様、なぜか頭から可愛いお耳が
ぴょこんと生えていて、お尻のあたりにふわふわと尻尾が動いているところである。
日本では子供に獣耳と尻尾をつけるのが流行っているとでもいうのだろうか？
「・・・何してるんだにょ？」
「・・・知らないにゅ。」
どう見ても、遊んでいるうちに填ったようにしか見えないが
子供なりにプライドがあるのだろう。
少し涙目になりながらも、懸命に平気さをアピールしようとする姿勢は
思わず抱きしめたくなるほど愛らしい。
パタ、パタ
手を伸ばして引っ張り出して埃を払ってあげる。
「お前、誰にゅ？」
なぜか頬を染めたまま少しぶっきらぼうに聞く幼い女の子。
なかなか素直になれないお年頃のようである。
「碇シンジ。シンちゃんと呼べばいいにょ。」
名乗る時には最高の笑顔を♪ を忠実に守って掴みはＯＫ。
「・・・綾波レイ。レイでいいにゅ。」
なぜ初対面なのに、ここまで愛想良く振りまいてくるのか
全然わからないが、自分を助けてくれて笑顔が最高、とくれば
印象が悪くなるはずもなく、レイにしては大盤振る舞いに
ちょっと下から伺い見るように、笑顔で名前を教えてあげる。
余談だがこの角度から繰り出される笑顔は、対ゲンドウ戦では
１００％の勝率を誇っている必殺技である。
残念ながら、リツコに対してだけは１００％敗北しているのだが。
ぎこちない挨拶も終わり、段ボール箱の上に座ってのんびり
遊んでいると、館内放送が突然、響いた。
『業務放送、業務放送。
正面玄関より使徒侵入。初号機操縦者は至急、
初号機を起動させて指示を待つこと。』
「・・・邪魔。」
遊びの時間に割り込みが入ったことを悟ったのか、ポツリと
呟くレイの口調は限りなく冷たい。
「えっと・・・初号機操縦者って誰にょ？」
ボクに何かして欲しいならちゃんと「シンちゃん」って
呼んでくれなくちゃね。
「・・・知らないにゅ。」
相槌をうつレイがゲンドウばりのニヤリ笑いを浮かべたが
幸い、シンちゃんはその表情は見てない。
総合でぱーと”ねるふ”は最大の危機を迎えようとしていたが
防災扉の近くで遊ぶ二人には関係のないことのようだった。
場所も時もかわり、夜遅く、緊急に開かれることになった会議。
公民館を借りるわけもいかないため、今回はキール議長のウィスキー専門店
の納屋を借りて、薄暗い裸電球の明かりの中、集まっている面々は老人ばかり。
地下商店街ジオフロントを影で支える老人達が運営する
老舗相互支援団体ゼーレの集会である。
その中で、ひときわ若い男が碇ゲンドウ、しかも他の老人達は一人できている
のに、ゲンドウは脇に冬月を従えての出席である。
「使徒再来か、あまりに唐突だな。」
「１５年前と同じだよ。彼らは何の前触れもなく訪れるものだ。」
「幸いともいえる。我々の先行投資が無駄にならなかったという意味では。」
「そいつはまだわからんよ。役に立たなければ無駄と同じだ。」
「碇、貴様、エヴァンゲリオン初号機を息子に与えたそうではないか。」
「それが何か？」
「過ぎたおもちゃだとは思わんかね？ 初戦で君達が出した損害、
店が一軒傾くよ。」
「左様。資金が無限にあると考えるようでは困る。
もっとうまく運営してくれねば。」
「総合でぱーと”ねるふ”の前期収支決算は黒字です。
株主への配当も予定を３％上回っています。
問題はありません。」
「・・・そんなことはわかっている！」
老人の一人が強い口調で噛み付く。最近、株式に手を出して事業を
焦げ付かせる寸前まで行ったと言われているせいか、株に対しては
かの老人の口調はいつも厳しい。
「それに君の仕事は使徒迎撃だけではあるまい。」
「そう、老舗補完計画、これこそが至上命題なのだ。」
「わかっております。」
「総合でぱーと”ねるふ”の損害は地下商店街ジオフロントの集客能力に
極めて高い影響を与えることについて考慮したうえで、損壊した店舗の
修繕費用については、我々で検討しよう。」
「はい。」
「碇・・・もはや後戻りできないこと、わかっておろうな。」
「わかっています。我々には時間がないのです。」
居残って資金供出について話し合いを続ける老人達に挨拶をすると
ゲンドウと冬月は会議の場を後にする。
「碇・・・初号機暴走は閉店時間寸前だったとはいえ、監視カメラの
映像捏造はまずかったのではないか？」
「・・・冬月先生・・・本当の映像を出したら、それこそ我々が捏造したと
思われますよ。」
裏工作大好きなゲンドウではあったが、どこか疲れた口調が伺える。
「・・・そうだな。あれは自分の目で見てもまだ信じられんよ。」
追随する冬月の声も外見に相応しく老人のそれに聞こえていた。
「ここがレイの部屋なのかにょ？」
そこは、大きさだけは余裕がある総合でぱーと”ねるふ”の屋上にある
物置部屋であり、少し前から レイが一人で住んでいた。
こくんと頷くレイ。
隙間風は入ってこないものの、長い間使われていなかったのか、
施設自体が老朽化が激しいようで、立て付けが悪く、なぜかある
自炊施設もシャワー室も、コツを飲み込まないとちゃんと動いてくれない。
不思議なことに、家電製品は一通りあるし、巨大な冷蔵庫（旧式だが）まで
存在する。
「とりあえずお邪魔するにょ。」
コタツに座るシンちゃんに対して、レイが冷蔵庫から各種盛り合わせとしか
形容できない料理の盛られた皿を出してくる。
「・・・夕食。」
「凄い料理だにょ。まるで食材売り場で見たことがあるような料理だにょ・・・？
まるで一口どうぞの、料理のようだにょ。」
レイが恥ずかしそうにコクンと頷く。
総合でぱーと”ねるふ”では、毎日、沢山の試食品が余る。
どうもレイはそれを貰ってきているらしい。
「料理は料理、お百姓さんの愛の結晶だにょ。
感謝、感謝で戴きますだにょ〜♪」
「・・・いただくにゅ。」
なんだか歌うように、なにがそんなに楽しいのかニコニコと笑顔を
振りまきながら、レイとシンちゃんのお食事会が進む。
ガチャッ
唐突に巨大冷蔵庫の扉が空いて、中から大きなペンギンがペタペタと
歩いてきた。
「な、なんだにょ？」
驚くシンちゃんの前までくると、酢蛸をカギ爪で摘むと一気に飲み込む。
食べてからシンちゃんの顔色を伺うように覗き込むが、なかなか
いい根性である。
「クェェェェェェェ」
「お前誰だにょ？」
シンちゃんの言葉に踏ん反り返って胸元のネームプレートを見せ付ける。
そこには、「Ｐｅｎ２」と書かれている。
「・・・なんて読むにょ？」
どうも１０歳児には英語も二乗を意味する小さな数字の２も意味不明の
記号に過ぎないようである。
「ペンペンにゅ。」
小声でレイが教えてあげる。
「ペンペン？」
「クェェェェ」
なにが嬉しいのか、羽をばたつかせて騒いでいる。
「なんだか面白いにょ。ボクは碇シンジ、シンちゃんと呼ぶにょ。」
・・・ペンギンに人と同じように挨拶してどーする、という声は
どうも無視されたようだ。
「クェェ」
「・・・愛想いいにゅ。」
ペンペンは近付きの印のつもりか、自分の冷蔵庫から賞味期限
ギリギリということもあって、格安セールで叩き売られ、それでも
残ってしまった「えびちゅビール」を取り出して、１本、シンちゃんに
差し出す。
「プレゼントにょ？」
「クェ」
「偉いにょ、お礼にボクの歌を聞かせてあげるにょ。
１番 Ｏｎｌｙ Ｏｎｅ,Ｎｏ．１ シンちゃん、歌うにょ〜♪」
なぜか上機嫌に缶ビールをマイク代わりに持つと、尻尾をフリフリ、
時折カメラ目線で笑顔を振り撒き、アカペラで歌を歌い始める。
シンちゃんのバックから取り出したタンバリンをレイが鳴らし、
ペンペンがシンちゃんと一緒に踊り、急造コンサート会場と化した
物置部屋での宴は盛り上がっていった。
宴も終わり、みんなで仲良くシャワーを浴びて、布団を引いて
みんなで寝ることになった２人と１匹。
こんなに騒いだことはなかったのか、レイもペンペンもとっくに寝てる。
豆電球の明かりだけが照らす室内は薄暗く、半地下状態のこの部屋は
外から差し込む月明かりが差込み、地下であることを忘れさせてくれる。
「・・・知らない天井だにょ。」
ポツリと呟くシンちゃん。脳裏にはレイとこの部屋に戻ってくるまでの
どたばた騒動が浮かんでいた。
「あ、あの、他のお客様の迷惑になりますので、本の立ち読みは
ご遠慮していただきたいのですが・・・」
無謀にも本を読みあさっている黒タイツ大男に対して
注意をしようとする”ねるふ”の店員。
だが、男は仮面の奥から含み笑いをしながら、やけにでかい
声で独り言を言う。
「私、座ッテ読ンデル。礼儀正シイィ、じゃぱにーず正座。
禅ノ世界、わび、さびノこころ。」
どうでもいいが、慎重２ｍを越える大男が通路に腰を下ろして
あちらこちらから持ってきた本を脇に積み上げて、読み漁って
いるのはこの上なく邪魔くさい。
さらに仮面を付けて全身黒タイツとくれば、常識人なら
逃げ出すこと間違いなしである。
「あのぉ、通行の邪魔に・・・」
「ジャパニーズプリティガール、私ノお相手シテクレール？
Ｈａ、Ｈａ，ｈａ、日本人、イイ人達！」
店員の腰に手を回して強引に自分の脇に座らせると、仮面を
顔に擦りつけるかのように近づけて、威圧する。
「コノ本、読ンデ聞カセテ欲シイネ。」
「へ？」
「ぷ・り・い・ず」
視界を埋め尽くすうざったい筋肉と無表情な仮面のシュールな
コンビネーションアタックに、女性店員のココロは崩壊寸前。
「あぅ・あぅ・・・」
それからしばらくして、日本昔話を朗読する女性店員の悲痛な声が
店内に響き始めることになるのだが、あいにく総合でぱーと
”ねるふ”は広いため、非常口で遊んでいるシンちゃん達には
そんな声は聞こえなかった。
時間もだいぶ経過して、お腹も空いてきた二人は、
やっと騒ぎに気がついてトボトボと近付く。
通路を完全に塞ぎ、周囲に読ませた本を山積みにした全身黒タイツ
仮面大男と、その横で、半泣き状態のまま絵本を朗読する女性店員。
「・・・何してるにょ？」
シンちゃんがそう聞いたのも無理はない。
「Ｏｈ！ ジャパニーズこすぷれ少女！ べりぃぷりてぃ！」
スケベ親爺根性丸出しの態度で、シンちゃんとレイを掴もうと
長い手を伸ばすが、二人の背後から延びた手が一瞬の差で、
二人を魔の手から助け出す。
「ふぅ、助かったにょ・・・にょ・・・にょぉぉぉぉ！」
背後を振り返ると、怒りの形相を湛えた美女、ミサトが仁王立ちで睨んでいる。
使徒襲来時から今まで総合でぱーと”ねるふ”内はもとよりジオフロント商店街に至るまで、
いくら放送しても来ないシンちゃんを捜してくるように厳命されて、
延々と歩き続けさせられていたのである。
体内から発散される熱気が更に迫力を倍増させる。
気の弱い子供なら泣き出すこと間違いなしである。
「シ・ン・ちゃん〜、今までどこで何してたのかしら？」
「ボ・ボクは館内放送があったなんて知らないにょ。」
「・・・自爆にゅ。」
よせばいいのに、口を滑らせてしまったのをポツリと
レイが駄目押しする。
グリ、グリ、グリ
「う、梅干しは痛いにょ。暴力反対にょ。」
「とっとと初号機を呼んで、この変態男を排除して頂戴。」
「だ、誰が変態にょ？」
「目の前にいるでしょ！ 営業妨害してる全身黒タイツの
うすらでかい大男が！」
これよ、これ！ とミサトが座っている大男を指差す。
どうでもいいことだが、いきなり相手を指差すのは失礼だから
止めた方がいいのではないだろうか？ 特に接客業関係者なら。
「お客さんじゃないにょ？」
シンちゃんが全身黒タイツ大男に問い掛ける。
大男はわざわざ懐から財布をとりだして、中に何もない
ことをゼスチャーで示す。
「Ｏｈ！ アイニク持チ合ワセガナイネ。トッテモ不運。」
仮面に阻まれて見えないが、やけに眩しい白い歯を
見せて笑っているに違いない。
ピキ！
「シンちゃん。対象をただの冷やかし客と断定。
これを実力で排除するのよ！ いいわね。」
疲れ果てたあげくにからかわれたことで少ない理性がぷつんと
切れたミサトは、能面の笑顔と猛禽類の眼差しでシンちゃんに
やれ、と命令する。
「わ、わかったにょ。初号、懲らしめるにょ。」
わずか１０歳の子供がそんな迫力に耐えられるはずもない。
猛烈にビビッたシンちゃんが、とにかく初号機を動かす。
シンちゃんの極めて大雑把な指示に従って、がっちょん、
がっちょんと歩いてきた初号機だったが、床の上に
乱雑に置いてあった雑誌に足を滑らせてそのまま
転倒してしまう。
ドガシャッ。
「初号？」
シンちゃんが話し掛けるがまったく動こうとしない。
田舎で動いていたロボット達は質実剛健、それこそ
車に跳ねられようが、畦道から転げ落ちようが、
平気で起きあがってくる丈夫さをもっていた。
なのに、初号機は動かない。
店内に白けた雰囲気が漂う。
全身黒タイツ仮面大男が、のっそりと立ち上がると
散らかした本をそのままに、店から出ていこうとする。
「お客さん、備品を壊したんだから弁償するにょ。」
さすがにプレゼントされた品がいきなり壊れたのか
ちょっと不機嫌なようである。
どうでもいいがそれはやつ当たりではないかい？
「ｈａ？ 勝手ニ倒レテ壊レタノでーす。
みーハ、悪クナイ、ナイ、ＹＯＵ あんだすたん？」
仮面に隠れて見えないが、露骨に馬鹿にしているような口調である。
まぁ、大男の言うこともわからないではない。
誰が見ても、初号機が壊れたこと”だけ”は彼のせいではないだろうから。
だが子供はそんなことは関係ない。
馬鹿にされた、という雰囲気だけで十分である。
ムカッ ムカツキ率１２０％突破
「お客さん、冷やかしありがとーだにょ、一昨日きやがれだにょ！
目からビーム！」
ジュッ
視界を覆い尽くす閃光と共にシンちゃんの目から膨大な光量のビームが
放たれ、全身黒タイツ仮面大男を直撃！
文字通り、全身真っ黒こげになり、よろよろと倒れ込む。
ブスッ、ブスッ
ドターン
本棚をひっくり返し、身長２ｍを越える大男は訳が分からないまま
倒れ込んで盛大に店舗を破壊した。
「ふっ、悪は滅びたにょ。」
ビシッ、と可愛くポーズを決めたシンちゃんに対して
今までの非現実的なやりとりはアトラクションだった、と
自己完結したお客さん達が拍手を送る。
「ありがとーにょ。これからもよろしくにょ。」
にこやかに笑顔を振りまくシンちゃんとは対照的に、
一瞬でケリがついた騒動に唖然としているミサト。
「な、なによあれ、なんでビームなんて出るのよ・・・」
だが、その声に答える者はない。
「いやぁ、なかなかの見物でしたな。」
「まさか店舗内でアトラクションが見れるとは思いませんでしたな。」
「ママ、あれ買って、買ってぇ。」
「はいはい。今度来たとき、買ってあげますからね。」
・・・お客様達はさっさと自己完結すると、総合でぱーと”ねるふ”から去っていく。
さすがに荒れ放題になっている店舗でこれ以上、買い物を
しよう、という気にはならなかったらしい。
トコ、トコ、トコ
「シンちゃん、ご飯食べるにゅ？」
周りの騒ぎなど気にせずにマイペースに近付いてきたレイが
彼女なりに自室へと誘う。
「ありがとーにょ。いっぱい働いたからお腹ぺこぺこだにょ。」
「・・・こっち。」
レイに連れられて店舗からシンちゃんも去っていき、
後には荒れ果てた店舗だけが残る。
「ミサト、報告が全然ないのはどういうことかしら！？
・・・！？ ミサト！ 初号機はどうしたの！？
シンちゃんは！？ 猫耳は？」
ぴょこぴょこと動く猫の手の玩具をもったリツコが惨劇の場に到着し、
倒れたまま動かない初号機、その隣で呆然としているミサト、
大の字に本の山の中に倒れ込んでいる黒こげの大男を見て、
一瞬、思考がフリーズする。
「目からビームで、使徒は黒こげなのよ〜。」
本人はわかりやすく説明したつもりだろうが、何も知らない
リツコが聞いても、状況をつかむことはできない。
「とにかく初号機だけでも片付けないと邪魔ね。
・・・え・・・初号機の状態がモニターできない。
まさか・・・」
リツコが携帯端末からリモート操作で初号機を回収しようとしたが、
リツコの操作とは関係なく、勝手に再起動シーケンスを行い、
最後に受けた命令”懲らしめるにょ”を忠実に実行するべく、
初号機は起きあがった。
「まさか・・・暴走！？」
ウォォォォォォォォ
相手を威圧する目的で付けた遠吠えをわざわざ、至近距離で
がなりたてながら、倒れていた黒こげ大男を掴み上げて
ずるずると引きずり回し始める。
ただでさえ崩壊状態の書籍コーナーはこうして壊滅した。
「終わったな。」
「あぁ。」
店内監視カメラを見ていたゲンドウと、副店長の冬月。
二人とも、初号機によってもたらされる被害の大きさに、
現実逃避を決め込んでいた。
シリアスなシーンが延々と延々と続いたせいか、急に電波が
ビビビビと来まして、久しぶりに更新♪
さーて、次はウサダの登場っ！
え、登場は「アスカ来日」までないんじゃないかって？
いいんです、出したいんだから。
執筆は未定ですが、続きが読みたいという方がいらっしゃるようでしたら
早めに続きが書けるようにがんばりまーす。（^^;）