「おはよう」
教室に入ったユウカは、大きな声を上げて挨拶してから席に着く。
転入して１週間……ようやくクラスにも慣れてきた。
その、ユウカから少し離れた所で話し声が聞こえる。
「ねぇ、相田君……トウジ、じゃなかった、鈴原君、もう２週間も無断欠席してるんだけど、理由知らない？」
「知るわけないだろ。こっちこそ聞きたいね」
真面目そうな少女・洞木ヒカリと眼鏡をかけた細身の少年・相田ケンスケである。
「まさか、例の事件で大怪我でもしたんじゃ……」
「ワシはそれほどトロくないわ……」
「あ、トウジ……」
黒いジャージを着た少年が入ってくる。
「鈴原君！なんで連絡一つ寄越さないのよ！」
「委員長、黙っててくれんか……ケンスケ、あのロボットのパイロット、このクラスにおるっちゅう話やけど、誰や？」
「ああ、それなら、彼女……碇ユウカさん。綺麗だよなぁ……」
「そうか……」
そう言うと、その少年……鈴原トウジは、ユウカの方に歩いてくる。
クラスの女の子達と談笑してるユウカの横に立つと、声をかけた。
「……なあ、転校生、話あるんやけど……ちいっとばかし顔貸してくれんか？」
「え？私？」
「せや」
「ん、分かった……」
屋上、ユウカとトウジが向き合う。面倒くさそうについてきたケンスケもいる。
「何？私に話って？」
真剣な顔でトウジを見るユウカ……
（そうか……この事件も変わらなかったんだ……）
「ワシの妹な、今……入院してんねん。ウチのモンみんなお前らのとこに働きに出とって、看病するんはワシしかおらんかったんや……ま、ワシのことはどうでもええねん……そやけど、妹の顔に傷でも残ってみい……べっぴんが台無しや！可哀相やろ？」
「うん……」
「誰のせいやと思う？」
そう言うと、トウジは息を思い切り吸い込んだ……そして……
「お前のせいや！お前が暴れたせいでビルの破片の下敷きになったんや！」
一気に言い放つ。
「ごめんなさい……」
頭を下げるユウカ。
「てな訳で……こうせんと気がすまんのや、悪いな……」
そう言って、トウジはユウカに拳を振るった……
衝撃で膝が崩れる。ユウカは倒れないように足に力を入れた。
「ト、トウジ……何やってんだよお前！女の子に！」
ケンスケが慌てて羽交い締めにする。
「ユウカさん……」
そこに、レイがやってきた。そして、その赤くなった頬を見て息を呑む。
「頬……どうしたの？」
「こいつがやったんだよ」
呆れたようにケンスケが言う。
それを聞いたレイはトウジに近付いていく。
「な、なんや綾波……なんか文句あるんか？」
黙ったまま左手を挙げてトウジに振り下ろそうとする。
「やめて、レイさん」
ユウカが口を開く。
「この人……あなたを傷つけたのに……」
「いいの、私が悪かったの。だからいいの……」
そう言うと、ユウカはトウジに近付いていく。
ギュッと抱きつくと、もう一度謝る。
「ごめんなさい鈴原君……ごめんなさい」
トウジは頬が熱くなるのを感じた。
「……レイさん、何か用があったんじゃないの？」
ユウカが振り返る。ユウカには、レイが機嫌悪そうに見えた。
「……非常招集……先、行くから……」
そう言って走り去るレイ。
（何？この気持ち……ユウカさんが他の人に優しくするの、イヤだ……これって、嫉妬？）
「あ、待ってレイさん。じゃ、鈴原君、相田君……早く避難してね」
ユウカは、そう言い残すと、レイの後を追うように去っていった。
第伍話 痛みの代償
「目標を光学で捕捉！領海内に侵入しました」
「総員、第一種戦闘配置」
冬月の声が第一発令書に響く。
第３新東京市がその様子を変えていくのが、発令所のメインモニターに映っていた。
第３３４地下避難所……
トウジとケンスケも、他の生徒や市民と共にこのシェルターに避難していた。
ボーっとしているトウジの横で、ケンスケが携帯していたビデオカメラをＴＶ受信にして見ていた。
映されるものは偽の情報だけ……真実を知る第３新東京市民だというのに……
「まただよ、折角のビッグイベントだっていうのに」
ぼやくケンスケ。
トウジはまだボーっとしていた……
発令所のモニターに映る、何か、魚か微生物に似た姿の物体。
それは、超低空を緩やかに飛んでくる。
「碇司令の居ぬ間に、新たな使徒襲来、か。以外と早かったわね」
ミサトがモニターを見ながら呟く。
「前回は１５年のブランク。今回はたったの３週間ですからね」
日向が答える。
「こっちの都合はお構いなし……か。女性に嫌われるタイプね」
山腹のミサイル陣地、ロープウェイ型の対空砲が火を噴く。
それをものともせず、悠然と進む使徒。
「税金の無駄遣いだな」
冬月がポツリと漏らす。
「葛城一尉！エヴァンゲリオンの出撃要請が入りました！」
青葉が報告する。
「うるっさい奴らねぇ。言われなくても出撃させるわよ。リツコ……準備いい？」
「後は命令待ちよ」
「そ……」
ミサトは、モニターの使徒を睨み付けた。
「トウジ……」
ケンスケが隣に座ってるトウジに話しかける。
「……あー、なんや？」
気の抜けた答えを返すトウジ。
「……内緒で外出ようぜ」
「外……て、アホか！外出たら死んでまうやないかい！」
「わ、しーっ！」
慌ててトウジの口を塞ぐケンスケ。
「……何でや？」
「俺の事よりトウジだよ。トウジには彼女の戦いを見守る義務があるんじゃないか？」
「何や、それ？」
「よく考えろよ。この間だって結局は彼女が俺達を守ってくれたんだぜ。それを、考え無しに、それも女の子を殴ったりして……いわゆる、『借り』ってモンがあるじゃないのか？」
「……お前、ホンマ自分の欲望に素直なやっちゃな……」
「協力、してくれるんだろ？」
「ったく、しゃーないな……委員長、ワシら便所行って来るわ」
「もう、ちゃんと済ませて起きなさいよね〜」
ヒカリに叱られながら、２人はそそくさと出ていった。
「ユウカさん、出撃後、使徒のＡＴフィールドを中和しつつ、パレットライフルの一斉射。練習通り出来るわね」
『はい』
リツコの確認に、ユウカが答える。
リツコがミサトの方を向いて頷く。ミサトの号令がかかる。
「ＥＶＡ初号機、発進！」
ケンスケとトウジが丘の上から街を見下ろす。
使徒は変形し、地上に降り立った。その姿は、歪んだ人間のカリカチュアに見えた。
そして、ビル型の出撃ポイントから出現するＥＶＡ初号機。
「おおっ、すごい！苦労して来たかいがあったぁ……」
ケンスケがビデオカメラを廻す向こうで、初号機の放つ銃弾が使徒に吸い込まれていく……
ヘヴィ・ウェイトの劣化ウラニウム弾は、使徒に着弾すると爆煙をあげる。
（うあ……ホントに見えなくなっちゃう……）
記憶を辿りつつ、ユウカは『彼』と同じ行動を繰り返していた。
（……ミサトさん、怒るんだよねぇ……でも、ここでやられないと……）
ユウカには、一つの思惑があった。
「バカッ！弾着の煙で敵が見えない！」
ミサトが叫ぶ……使徒の姿は完全に見えなくなっていた。
「ユウカさん……」
発令所にいたレイが不安げに呟く。
そして、煙の中から紐状の光が初号機の方に伸びていった。
光の鞭はとっさに構えられたパレットライフルを真っ二つに切り裂いた……
「何、アレは?」
「……どうやら、ＡＴフィールドを鞭状に変化させてるようね」
リツコが見解を語る。
さらに振るわれる光の鞭は、ビルを切り裂き、初号機を追い立てる。
「ユウカさん、起き上がりなさい！」
「アンビリカル・ケーブル断線！」
「ＥＶＡ、内部電源に切り替わりました！」
「活動限界まで、後４分５３秒！」
オペレーターの声が発令所に響く。
モニターの一つがエネルギー計を表示し、カウントダウンが始まる。
光の鞭が初号機の足首に巻き付き、それを小高い丘の方に投げ飛ばした。
「う、うわぁ〜！こっち来るぅ〜！」
ケンスケが叫ぶ。その間にもＥＶＡの姿が２人に近付いてくる……
「このまま落ちたらダメ……動いて！」
着地の瞬間、ＥＶＡは姿勢を変えて足から着地する。
少し離れた所に、トウジとケンスケの姿を確認する。
「よかった……位置、合ってたんだ……」
無線に入らないほどの小声で呟く。
しかし、使徒は攻撃を止めず、光の鞭が唸りを上げて襲いかかる。
鞭を手で受け止めた初号機は、足元に力を入れて身構える。
「ユウカちゃんのクラスメイト?」
「なぜ、こんな所に？まさか、避難に間に合わなかったの？」
サイドのディスプレイにトウジとケンスケのデータが映し出される。
「どうするの、ミサト？」
「どうしろってのよ……やっぱ、一時退却ってとこか」
「なんで、戦わんのや……」
「……俺らがここにいるから……自由に動けないんじゃ……」
ＥＶＡが少しずつ使徒を押し返していく。
そして、それを放り投げた！
使徒は丘の反対側に落ちていく。
「ユウカちゃん！２人を連れて下がりなさい！」
『……無理です、足首がまともに動きませんから……』
「使徒の鞭にやられたのね……」
リツコが呟く。
「活動限界、残り３分３０秒切りました！」
『２人をエントリープラグに入れます。ミサトさん、許可を！』
「……いいわ」
「ちょっとミサト……いえ、葛城一尉！そんなこと許されると思ってるの?」
「ユウカちゃん、エントリープラグ排出！」
ＥＶＡが２人の側に跪き、エントリープラグを排出、スピーカーから２人に指示を出す。
「そこの２人！早く乗って！」
「越権行為よ、葛城一尉！」
「他に方法が無いわ、ＥＶＡの様子、どう？」
「初号機、神経系統に異常発生！」
「異物を二つも挿入したからよ！神経パルスにノイズが混じってるんだわ！」
リツコが叫ぶ。ミサトはそれを聞き流す。
「ユウカさん、その近くの回収ポイントに行って、早く！」
「なんやこれ？水や無いんか？」
「あ……転校生……」
「……ゴメン、少しだけ我慢して……すぐ終わらせるから」
『ユウカさん、その近くの回収ポイントに行って、早く！』
「下がれって言ってるけど……」
「とりあえず、下がったらどないや？」
ケンスケとトウジが控えめに言う。
「ううん、そんなこと……出来ない。ミサトさん、このまま、使徒を撃退します！」
『なんで！命令を聞きなさい！』
「今撤退したら……被害が増えます。後２分……それでケリを付けます」
「転校生……お前、何でそこまで……」
トウジが呟く。ユウカは顔を少しだけそちらに向けると、笑いかける。
「こんなことで罪滅ぼしになるとは思ってないけど……ね」
使徒の落ちた方を向くＥＶＡ。
使徒は再び鞭を唸らせる。
「ハアァァァァァッ！」
ＥＶＡがプログレッシブ・ナイフを抜いて、右手に持つ。
そのまま、一気に直進する。
『バカッ！止めなさい！』
ミサトの声が聞こえるが、ユウカは止まらない。
使徒の鞭がＥＶＡを貫こうと素早く突き出される。
「今だ！」
ＥＶＡが左手を鞭に振り下ろす。
そこに光の板・ＡＴフィールドが生まれ、片手で、跳び箱の要領で跳び上がる。
「ウォオォォォォォォォォォォォッ！」
空中から、使徒の胴体中央にある球体にナイフを突き立てる。
球体に根本までめり込むナイフ。
使徒の鞭は周囲を滅茶苦茶に薙ぎ払っていく。
そして、コックピットの明かりが赤から青に、危険状態から予備電源に変わった頃、使徒の動きも止まった……
「ハァッハァッハァッ……」
「お、おい、転校生……大丈夫か？」
荒い息をつくユウカ。トウジが声をかけても気付かない。
ＥＰＩＳＯＤＥ：５ Ｐａｙ Ｆｏｒ Ｐａｉｎ
教室の片隅、ブックコンピュータを覗き込むケンスケと気の抜けたように窓の外を見るトウジ。
「今日でもう３日か……」
「俺達がこってりと絞られてから」
「アイツが学校に来んようになってからや……」
あの後、２人は気を失って運び出されたユウカを後目に、たっぷりと怒られ、翌日学校でレイに平手打ちを喰らっていた。
「気になるんなら、ここに電話掛けたら？」
ケンスケがメモを渡す。
「……ええわ、別に……」
トウジは、そのメモをポケットにしまい込んだ。
「はぁ、まただ……思いっ切り『力』を使うと体保たないなァ……」
病室の天井を見上げながら呟く。
ミサトが入ってくるのが見えた。
「起きた？ユウカちゃん」
「すいません、また御心配かけまして……」
「それはいいわ。それより、なんで命令違反をしたのか、キッチリと聞かせて貰うからね」
「はい……」
ユウカは、前回の使徒の攻撃に巻き込まれて怪我をした人がいたこと、今回の使徒の攻撃で移動が困難だったこと、使徒の移動力から退却が無理であると判断したことを告げた。
「はぁ、そんなことあなたが考えなくてもいいの。作戦を考えるのはアタシの仕事なんだから。今度命令違反したら、ちゃんと罰を与えるからね」
「はい、ごめんなさい」
「そんじゃ、キチンと養生しなさい。３日後には退院だからね」
「は〜い」
ミサトは帰っていった。ユウカは、またベッドに寝ころぶ。
（はあ、今回もなんとか終わったなぁ……）
「まったく、尋常じゃないわ、あの子」
「先輩、先日の戦闘データ纏まりました」
マヤから渡されたデータを見て、リツコは溜息をつく。
「神経系統に異常が出たのに、プログ・ナイフを装備した後のシンクロ率は上がってる……普通はありえないわ」
「なんででしょうね？」
「さあね、それを調べるのも私の仕事ね……とりあえずはこのデータを完全な物に仕上げましょう。マヤ、手伝って」
「ハイッ先輩！」
「ユウカさん、具合どう？」
「あ、レイさん」
レイが、見舞いに来た。
「あはは、３日ほど入ってなさいって。で、あれから何日経ってるの？」
「……３日。心配したのよ」
本当に心配そうな視線を向けるレイ。
「え、そうなの？」
「そう。でも、もう大丈夫。直に零号機も使えるようになるから……」
「へぇ、そうなんだ……」
「もう、ユウカさんだけに辛い思いさせない……」
「レイさん……ありがとう」
「……早く帰ってきて」
「うん。それまでミサトさんのこと、よろしくね……特に食事」
「……可能な限りは」
レイが帰った後、ユウカは眠りについた。
「退屈だなぁ……」
昼食も終わり、ユウカは病院内を散策していた。
と、そこに見知った顔を見た。
「鈴原……君？」
「転校生……なんで、こんなとこにおるんや？」
「……重度の衰弱で入院。昨日起きたの。鈴原君は？」
「……ちょいと、付いてこいや」
「うん」
トウジに付いて、ユウカが歩き出す。
木漏れ日の中、隣の病棟へ渡る通路を抜け……暫くして、一つの病室の前に着いた。
「ここは……」
「妹の入っとるとこや。入るか？」
「いいの？」
「……お前には、入る資格みたいなんがある思うたからな」
そう言うと、トウジは病室のドアを開ける。
そこには、一人の幼い少女が眠っていた。
「眠っとるようやな」
「眼が悪くなったの？」
少女の眼を覆うように巻かれた包帯を見て、ユウカはそう尋ねた。
「せや、頭打って、ずっと寝たまんまなんや……それに、眼ぇもちっとばかし傷がついてるゆうこっちゃ」
「それじゃ……ずっと」
「ああ、これでも持ち直した方やと……」
（何とか出来る？私に……やってみよう）
『力』を使う決意をすると、ユウカはトウジに尋ねる。
「ほっぺた撫でてあげていい？」
「ええよ」
ユウカは少女に近付いて、その頬に手を触れた。
そこに意識を集め、『力』を注ぎ込んでいく。
「……ありがと」
「あのな、その……殴って悪かったな……」
「ううん、いいよ」
「いや、ワシの気がすまん……外、出えへんか？」
「あ、うん」
２人は病室を出て、中庭へ行く。
背中を向けたままトウジが言う。
「なあ、転校生……」
「鈴原君、それ止めてくれない？」
「ん？ああ、碇さん……か？」
「……ユウカでいいよ」
「ほうか。せやったら、ユウカ……ワシを殴れ」
トウジが、振り向きつつ言った。
「え？」
「なんも知らんとお前のことどついたりして、その上命まで助けてもろて……『借り』作ったままやと気色悪いし、せやから、ワシのこと殴れや」
「やだ」
「ええから、やれや！」
「やだ！私が撲たれたのは自分のせいだから仕方ないんだし、鈴原君が怒るのも分かるもん。助けたのだって、人として当たり前の事じゃない。そんなの『借り』とか言われても、こっちが困るよ……」
「そうかて、ワシ……なんかせんと気がすまんのや。それやったら、何でもゆうこときいたる！ええか？」
「……それなら、一つだけお願いあるんだけど……」
「なんや、言うてみい」
ユウカが少し悩んだ後、口を開く。
「うん、鈴原君……私の友達になってくれる？」
「はぁ？なんやそれは？」
呆れ顔のトウジに、ユウカは言葉を続ける。
「だって、何でもお願い聞いてくれるんでしょ？だったら、もう済んだことは全部忘れて仲良くしよ。ね。」
ニッコリと笑顔を見せるユウカ。
トウジは真っ赤になって、後ろを向く。
「ダメ？」
ユウカは、悲しそうな表情で聞き直す。
「そ、それは」
前に回り込んで、トウジの顔を覗き込むように見上げながら、再び言う。
「ダメ？」
「わ、分かった。分かったから泣きそうな顔止めい」
「ん、止める」
パッと離れて、満面の笑顔を向けるユウカ。トウジは諦めたように言う。
「しゃーない、今日からダチや。ワシのこともトウジでええ……お前のことガタガタぬかすヤツおったら、ワシが一発かましたるからな。ええな、ユウカ」
「フフッ、ありがと」
ユウカは悪戯っぽく笑った。トウジもつられて笑みを返した。
あとがき
トウジ登場、そして、やっぱりユウカを殴ってしまいました。それに対してレイが過敏に反応してます。さて、この先どうなってしまうんでしょうね？
ちなみに、トウジの喋り方、関西弁のつもりですが、作者自身は東側（関東）の人間なので、間違っていることは分かっています。これに関しては、あまり怒らないで下さい。
病院での、トウジとの和解シーン……のつもりですが、なんか、一見、恋愛物に見えますね。
最後の十数行は、歯が浮きそうになるわ、こっぱずかしいわ、二昔前の恋愛ドラマのシナリオって言っても通りそうですね。
突如現れた、幾何学的な外見の使徒……その一撃は、雷鳴のように初号機を打ちのめした。
反撃の手は、莫大なエネルギーによる狙撃……共に出撃する初号機と零号機。
次回、『心と絆』。
どうぞお楽しみに。
作成日付：２０００／１２／１９
改稿日付：２００１／０２／０５
感謝の言葉：
トウジとユウカちゃんが和解できて、とりあえずよかったです。
レイちゃんが、トウジに一撃を加えたのも好感が持てました。
さて、ＡＢＣさんの危惧しているようなトウジ＆ユウカのラヴラヴモード突入・・・か？（笑）
次回が楽しみですね。
さ、続きが読みたいと思った人は感想メールで催促しましょう♪
トップページに戻る。
第０６話「心と絆」に進む。
作者のＡＢＣさんへの感想メールはこちら（abebeabebe@ksn.biglobe.ne.jp）まで。
読者からの反響は作者のやる気を湧き出させます。
続きが読みたい人は、感想メールを送りましょうね。