ラムダ達の時代から約二百年前、ＵＥ暦８８年 カーマ・コロニーの存在する（していた）
ガルド宙域――――――
「艦長！ベクタ１−７−０より敵１７接近！」
「パメラ隊を呼び戻せ！残っているセプター（ＵＥ−８８ 量産型ＵＥシリーズの元祖）は全機出撃！
壊れていてもかまわん！とにかく出すんだ！」
「ルーク隊、セプター３、出ます！」
巨大な宇宙戦艦から随時数機単位でＡＣが出撃する。周りには同型の戦艦の主砲が火を放ち、
ＡＣが右往左往していた。
「目標より第４波展開を確認！注意されたし！」
カーマ・コロニーの数百箇所から異形だがＡＣサイズの物体が射出された。それは数秒後活動を開始、
編隊を組んで従順な戦士と化した。これらはまったく謎の生物だったが、カーマ・コロニーを守ること
のみをインプットされた戦士ということだけはわかっており、連合企業側には"ザーガ"と呼ばれていた。
「メインエンジン部分にザーガが接触！ルーク隊はただちに排除してください！」
いくつものザーガが戦艦にとりつく。とりつかれた部位の金属が一瞬にして腐敗し、艦はそこから
徐々に蝕まれていった。
「予備の隔壁降ろせ！弾幕を張りつつＣラインまで後退する！他の艦とも連動をとれよ！」
コロニーの外で激戦が繰り広げられている中、コロニー内では最強のＡＣ"ＵＥ−ＯＲ"を駆る当時の
セインツが展開していた。彼らはコロニーの中心部への入り口であるゲートの前に居た。
「・・・・・ここだ。予定通りいく」
セインツの指揮を執っていたのは当時のセインツ"α"ことジェダ・ザ・インフィニティであった。
「開けます」
セインツの一人が目の前のゲート開閉パネルに向かい、ハッキングすることでこれを開くことに成功する。
それに呼応してセインツ達が洞窟の中へ入っていった。
中は永遠に続くかと思われるような通路だった。内部は複雑に入り組んだ通路となっては居たが、
ガードロボットのたぐいは一切居ず、オートマッピングの力を借りて順調に前へ進むことが出来た。
そうして進みつづけること１５分と３９秒・・・予定通りの時刻にセインツは到着した。
「目標の広間に出ます・・・」
７機のセインツが予定のポイント"空部屋"と呼ばれる地点へ到着したのはすでに第一次
カーマ・コロニー包囲艦隊が壊滅した後だった。コロニー外は新たな援軍でなんとか戦線を建て直した
ようだったが、いつまでもつか怪しいところであった。報告を逐一受けていたセインツ情報係はジェダに
急ぐよう勧めた。
"空部屋"と呼ばれたそこは２００メートル四方くらいの正方形の部屋で、その名が示すとおりほとんど
何もなかったが、ひときわ目立つものが肉眼で確認できた。
「隊長、天井を見てください」
部屋の天井には女神が居た。
いや、正確には女神を象った大きな顔だけが天井に埋め込まれていたのだ。顔はＡＣとほぼ同じサイズを
していた。なにやら額に掘られていたようだが、何がかかれているかまでは小さくてわからなかった。
これが今回のミッションの目標であるコロニーのメインコンピュータだ。
そしてよく周りを見渡してみると、左の壁に３つ、右の壁に３つ、奥の壁に１つ、合計７つのＡＣ用ポッド
らしきものが埋め込まれていることにも気が付いた。
「もたもたしている暇は無い。上方のメインコンピュータを完全に破壊する。各機攻撃用意」
セイント（セインツのメンバー一人一人をこう呼ぶ）達は一斉に腕を上げ、照準を巨大顔に定めた。
「・・・・！？隊長！上方に高エネルギー反応！シールド展開を！！」
「構うな！！！ 撃・・・」
ジェダが攻撃命令を下すよりも早く、巨大な顔の目からレーザー光線が照射された。すさまじい光で全機の
光学カメラが焼付けを生じ、またそのレーザーの直撃を浴びて、セインツ"ε"が跡形もなく消滅した。
「構うな、撃て！！！！！！」
セインツは予測射撃で一斉に巨大顔を攻撃する。しかしそれよりも早く巨大顔はミラーバリアを展開、
攻撃を全て跳ね返した。
「全機接近戦開始」
セインツは得物をブレードに替えると、飛び上がって一斉にバリアに斬りかかる。バリアはセインツの
超強力ブレードを一度に食らってもびくともしなかった。
「最強ブレード"ジハード"に耐えられるバリアなんて・・・！？隊長！ポッドが開いていきます！！」
およそ数百年間分のほこりが振動であたり一面に撒き散らされた。中央の巨大顔を守るかのように、
周りの壁に埋め込まれていたポッドの扉がゆっくりと開き始めた。
「間に合わなかったか・・・各機リミッター解除、雑魚にはかまうな。フルパワーで天井の・・・・・・」
しゃべる暇も与えずに、ポッドの中からビームが飛来してきた。ポッドの中にはそれぞれ１体
づつ"screamer"と刻印のされたＡＣが眠っていたのだ。ジェダ以下６機のセインツはＵＥ−ＯＲの
リミッターを解除、ＵＥ−ＯＲは重力制御が可能になる。ブレードガンで応戦しつつも、
真の目標は天井の巨大顔のみだった。
「テトラフォーメーション！重力制御開始！」
３機のＵＥ−ＯＲが重力フィールドで結界状のバリアを発生させた。そのスキにジェダら３名で、
ブースタージャンプ、天井の巨大顔に突撃した。
「グラビティーガン！バリアを打ち破れ！」
ジェダ達は重力弾を立て続けにバリアに放つ。バリアは重力制御武器が開発された前のものだった
ようなので、まるでガラスが割れるかのように綺麗に砕け散った。ジェダ達は次のバリアが
生成されるまでの一瞬に全てをかけた。
「再展開までの時間を与えるな！一斉攻撃ぃぃ！！！！！」
セインツの一人がブレードを機体の上に構え、巨大顔に突っ込んでいった。そのブレードが
巨大顔の口に深々と突き刺さる・・・はずであったが、そうはいかないのであった。
「ぎゃへぶぅぅぅ！！！！！！！！！」
巨大顔の周りの轟音を上げて崩れた。それは崩れたように見えたのだが、実際は顔の周りから
二本の巨大な、ＡＣをすっぽり握れるほどのサイズの手が伸びてきたのだった。ジェダ達は
崩れ落ちてきたガレキを避けきるものの、一人が伸びてきた腕につかまってつぶされた。
「隊長！目標のエネルギー増大中・・・・・・・復活します」
女神は先ほど握りつぶしたセインツを投げ捨てると、指からレーザーを放ってきた。計１０本の
レーザーがまたセイントを一人貫いて抹殺した。
「この程度のレーザーにあたるな！目標が完全に復活する前に食い止めるのだ！」
「重力制御停止、目標を破壊します！」
セインツはジェダの言う"雑魚"を抑えていた重力場を消すと、全機が空中に飛び立った。
グラビティーガンとブレードガンの連射で攻撃しながら天井へ駆け上っていく。
「！！！！！？回避っ！！」
巨大顔の周りの壁が完全に崩れ、女神の顔が落ちてきたのだ。セインツはかろうじて横に回避した
ものの、顔をから下、いやこの場合は上を見て驚くしかなかった。
「これは・・・ＭＴ・・・」
女神のような顔の後にはまるでか細い女性を創造させる黄金色のボディが続いていた。これは完全な
人型で、ＡＣの数十倍のサイズもあろう巨大なＭＴだったのだ。
「各員、これ以上の戦闘は無意味である。撤退する」
生き残っていた４機のセインツは目くらましを放つと、全速力で逃走した。
「スクリーマーが追ってくる！シンガリは俺に・・・ごぶっ！！」
洞窟を縦一列で逃走する中、一機、また一機、追ってであるスクリーマーに倒されていった。
「あと１５００！隊長、行ってください！」
最後に残ったセイントは隊長を先に行かせると、ビームシールドを洞窟いっぱいにはり、
自らを一枚の壁にして、貫かれ、果てた。
ジェダは外に出た。
「撤退だ！撤退！」
門番をしていた最後のセイント１人は最初状況が掴めなかったが、洞窟からやってくるただならぬ
プレッシャーを感じてすぐにジェダの後を追った。
「こちらジェダ、作戦は失敗、今から５分後にイシス砲４門一斉発射を」
カーマ・コロニーに極近い宙域においては全ての電子機器の動作が不良になる現象が
（ＵＥ−ＯＲは除く）発生していたので、超強力レーザー兵器であるイシス砲以外に
コロニーにダメージを与える方法が無かったのだ。
核ミサイルもコロニー近くではそのスピードを殺されるばかりか逆に乗っ取られる可能性さえあった。
「総司令部から通達、残存する艦艇は各個の判断で撤退せよ。繰り替えす、各個の判断で撤退せよ！」
「撤退命令が出た！出来る限りＡＣを回収しつつ１８０度回頭！急げ！」
前線の艦艇はやっと地獄のような職務から開放されるはずだったのでが、時はすでに遅かったのだ。
「だめです！間に合いません！あ、ああ！敵がぁぁぁ！！！！」
ブリッジに突っ込まれて爆発炎上する艦、コクピットハッチを抉じ開けられて宇宙に投げ出される
ＡＣパイロット、とても撤退などできる状態ではなかった。
「こんな戦争、出るんじゃ、なかった・・ぎ、ぎゃぁぁ！！！！」
「た、たすけてくれぇ！ひぎゃぁぁ！！！！」
「ヨウコ、帰れなくてすまない・・・マモルを頼・・・」
なまじ撤退命令がでたため交戦意識の薄れたＵＥ兵達は秩序を無くし、次々と落とされていった。
「艦長、もうすぐ終わります」
「そうだな・・・この宙域から脱出できた者はいったい何人くらいいるだろうか・・・・」
カーマ・コロニー包囲艦隊はセインツがミッションを達成するまで敵を外部宙域にださない
ことを使命としていたが、戦闘開始時には８３１２隻いた第一艦隊は全滅、第二次包囲艦隊
２０６８隻も今や旗艦であるアレクサンドル以下数百隻を残して全て沈んでしまった。
ＡＣも合計６００００余機という史上最大の数が動員されたが、現段階で生き残っているのは
おおよそ４０００余機といったところで、その中で秩序を持って行動していたものは５００機
にも満たなかった。それに対して敵の人型兵器の数は１０万を越える数だった。
「艦外の各員へ、まもなくイシス砲の攻撃が始まる。それに呼応して我が艦も撤退するので順次着艦せよ」
ホシノ艦長はふと目線を降ろす。その先にはかわいい孫と二人で写った宝物の写真がある。
この作戦が終了すればホシノは退役し、隠棲に入る予定だ。
「カレン・・・もうすぐだ、もうすぐ帰れるよ・・・何！？」
アレクサンドルがイシスの直撃コースから逃れるために移動し始めたその時、アレクサンドルは
カーマ・コロニーとは逆の方向から迫ってくる強大なエネルギー反応を察知した。
「艦長！！！」
「わかっている！全速前進で緊急回避、シールドを艦の左翼後部へ集中させろっ！！予定とは違う！
うあぁぁぁぁ！！！！！！！」
予定より１分も速くイシス砲が発射されたのだ。超出力の光の柱がアレクサンドルの艦４分の１を
ブリッジごと貫いて通過していった。そしてそれはカーマ・コロニーを四方から十字に直撃するのであった。
ホシノ艦長はもう二度と愛する孫と会うことが出来ない存在になるまで一秒とかからなかった。
ジェダはザーガの展開速度が予想外に速かったので、イシス砲を撃つのが遅れるとザーガの大軍団が
射程から外れると判断し、前線の味方の撤退を待たずして発射したのだ。悲しきかなこの時代、
ワープ航法は可能であったが、自由にかつ素早く使うことができるほど技術は発達していなかった。
「ジェダ総司令官、ザーガの８４％の消滅を確認、コロニーは完全に沈黙しましたが、超強力バリアが
貼られていた様で、消滅は不可能でした」
「かまわん。予定通り調査団を派遣せよ。私は移送の準備を執り行う」
ジェダは、戦闘中は脱いでいた純白のマントを羽織ると、仕事を作戦参謀に任せて一週間ぶりの
睡眠に入った。
「副参謀、現段階でわかっている被害状況を説明しろ」
「っは。特務部隊セインツは"γ"イオノ少将、"δ"エマーソン少将、"ε"パスロフ少将、
"ζ"アーヴァロン少将、"и"ウォルター少将"θ"ナガサキ少将、以上の六名が戦死なさいました。
正規艦隊は出撃艦艇１０３８０隻中、轟沈１６３２隻、破壊３４３６隻、不明（未帰還）５３１２隻、
総司令官ホシノ大将は戦死なさいました。ＡＣに至っては９０％が不明となっておりますが、
今のところ帰還しているのは８１２機となっております」
「そうか・・・・・・そしてイシス砲でカーマ・コロニーの洗脳された住民１４０万人を焼き払って
しまった・・・しかしそれだけの犠牲を払ってでも奴の復活は止めるべきだった」
「仕方ありませぬ。そうしなければ全宇宙の人類、いや生物という生物が全て消滅することになっていた
でしょう。イシス砲が間に合っただけ良かったと思うべきです。あの時ジェダ様のご決断が無ければ
遅かったやもしれませぬ」
「うむ・・・それで移送船の用意はどうか」
「カーマ・コロニーを予定通りワルプルギス宙域に移送するのには大型航宙艦５００隻を使用します。
現在当宙域に移動中でございます。到着次第牽引作業及び結界の展開を開始します」
「それでよい・・・これで我々の子孫にも楽をさせてやれるのだ・・・」
そして約二百年たった現在・・・
ＵＥ暦２７１年のワルプルギス宙域ではラムダがカノン本部に到着していた。
「ここが・・・ワルプルギス宙域の中心、カーマ・コロニー封印の地か」
「そうでっさ。わてらのカノンはそこらじゅうの小惑星に支部がありますねん。このへんはアステロイド帯、
隠れるにはもってこいでっさ。本部はあの小惑星でさ」
エタリカ号の前方にはひときわ大きい小惑星があった。ゼファーが無線で通信を送ると、どこからともなく
ＡＣが４機飛来してきた。小惑星に幾つも支部があるというのもまんざらでもないようだった。
「あれがうちの主力、ＡＣ"ソジック"ですわ。装備はＵＥ−Ｍ−０３と大差ありまへんが、
武装はソジックの方が上や」
ソジック４機はエタリカ号を誘導し、カノン本部へと導いた。
"神の音 カノン"、またの名を"反ＵＥ同盟ＣＴＭ 最有力組織カノン"である。ゼファー・ボルラスは
カノンを取り締まっているが、あくまで武装勢力面のみで、本当のトップは他に存在する。またその人物が
ＣＴＭ同盟の長の一人でもある。主力兵器は汎用ＡＣ"ゾジック"で、ＵＥ−Ｍ−０３よりも乗りやすさを
コンセプトに作られた機体だが、能力は見劣りしないほどである。ＣＴＭに所属する組織によって若干の
武装の違いがあったりもするが、まったく異なるＡＣを主力装備としている組織もある。
ジャムルル・スカーレットが率いるレッド・ヘッドなどがそれにあたる。
ゼファー、ラムダ、リューネは宇宙港に入った。数隻の戦艦が停泊していたが、
ラムダはハイランド・コロニーなどの兵力を目の当たりにしていたので、むしろ不安感を覚えた。三人は
エタリカ号から本部内に移ると、まずはゼファーがカノンの長の一人であることを聞かされ驚いた。
しかし短い間でも付き合っていたことと、ゼファーの遠慮で特に気を使うことはなかった。
「ここに来たからはその制服を脱いでもらいまっせ。かわりにこれをきてくれなはれ」
ゼファーはラムダとリューネの分のカノン制服を取り出した。ＵＥの灰色の制服とは違い、
青色に白いストライプの入ったものがそれだった。先ほど見たゾジックも、港に停泊していた戦艦も
同様のペイントが成されていたことを思い出した。
「匿ってくれることには感謝する。しかし俺は・・・これからどうすればいい？」
ラムダはようやく落ち着き、リューネとは別々であったが部屋も与えられた。
「とりあえず明日うちのもう一人の長にあってもらいますわ。話はそれからですわ。あと分からない
ことがあったらこいつに聞いてくださればよろしい」
ゼファーの紹介を受けて登場したのはカノンＡＣ部隊所属マーブル・シュタインだった。
「マーブル・シュタインです。何かわからないことがあったら何でも聞いてください」
ラムダは特に嫌悪感を覚えなかったが、彼が監視役を兼任しているであろうことは
言わずもがなであった。
「ラムダベー・・・」
ラムダが本名を語ろうとしたところで、ゼファーが首を横に振った。
「こちら客将軍ってところのリンクス・ガータルトさんや。少し記憶障害が出たはるみたいで
時々名前を間違いはるんやけど、気にせんといてや」
「んでこっちがリリエラ・アメジストさん。二人は恋人らしいからちょっかいかけたらあかんで」
「わかっていますよ」
マーブルは苦笑して言った。
「んじゃわしはこれで。お二人とも、ゆっくりしはれ。また明日あいまひょ」
そう言うとゼファーは立ち去っていった。マーブルも退席すると、ラムダはリューネと二人で
部屋に入った。
「リュ・・・リリエラ、これからどうなるんだろう」
「・・・・」
リューネの口から言葉が出ることなかった。
「とりあえずはゼファーさんの言うことを良く聞いて、やっていくしかないな。これじゃあ
レオナードとも連絡は取れない、パッタを探すこともできないか」
「・・・・」
「しかしこんなところにカノンの本部があったとは・・・どおりで見つからないわけだ。
とりあえずこれで命の保証は・・・ついたな」
ラムダが自分の中でそう納得したとき、カノン本部から数十光年離れたハイランド・コロニーでは
はやくも作戦が開始されようとしていた。
「今回の作戦の成功は、諸君ら、"α"ヨハネ・ザ・インフィニティ、"γ"ラーラ・ババロア、
"ζ"ジャド・シャーマーン、"и"フォルゲン・クラウフォード"θ"ゲプト・カーラン、５人のセイントに
かかっている。加えて正規軍艦隊１４個１２０００隻、ＡＣ２０００００機を動員する大規模な
作戦であるのだ。必ずやＣＴＭを完全に粉砕し、この宇宙に平穏を取り戻そうじゃないか！」
「カノンの長や紅将軍と決着をつけられるとあっちゃあ乗らずにはいられねぇな」
セイントの中では白マントを好まず、私服で行動するゲプト・カーラン。
「必ずや、ゼファー・ボルラスの首を」
剣の達人としても有名なフォルゲン。
「ＬＯＷナンバーまで動員とは・・・大げさな」
セインツではαからζまでをＬＯＷ、иからνまでをＨＩＧＨと呼んでいる。戦闘能力は
もちろんＬＯＷナンバーの方が上で、とくに"α""β""γ"の三人は桁違いに強い。
「やったるわね！」
"δ"エナと並んで数少ない女性セイント、ラーラ。
「・・・・・・」
常にガゼルの側に居るの謎多き青年ヨハネ。その顔には常に白い仮面がつけられ、
顔を知るものはガゼル以外いない。
「この作戦の総司令はわし、ガゼル・ハルバードが執る。これはＵＥ総意の作戦である！
必ずや成功を！」
「成功を！」
ＡＣ２０００００機・・・予想すらつかないような数ですね〜。
人類同士の対決では史上最大の戦い、といったところでしょうか。
ラムダもつかの間の休息を得たといったところですけど、
気が休まる暇もなさそうですね。しかもセインツがぞろぞろと出てくる困った
状況ですし。
２００年前の戦闘ででてきた女神のような通常のＡＣの十数倍のＭＴ・・・。
イシス砲の直撃すら耐える存在。
人類は仲違いをしている場合なのか？
続きが楽しみ、楽しみ。読みたい人は感想メールを送付しましょうね。