司令室、メインモニターに使徒の顔？のアップが映っている。
仮面のような顔が二つ。
『見てらっしゃい！』
父の、そして１４歳の自分の仇というべき使徒を前に、ミサトは高揚していた。
− あんた達は必ずこの手でブチ殺してやるからね！ −
ミサトはすう、と息を呑み、発進指示をだす。
「発進！」
＊
「シンジ君！ 何しているの？ 動かないの？ シンジ君！？」
「シンクロ率正常！ 変動ありません！」
「パイロット、脳波その他バイメタル、異常なし！」
歩き出さない初号機だが、特に問題は見当たらない。
いや、暴走以外にパイロットの意思に従って動いたエヴァはまだ弐号機一機のみなのである。
何が起こっても不思議ではない・・・
「何しているのシンジ君！ 敵は目の前なのよ！
早く動きなさい！」
「ミサト、少し黙って！」
パイロットにプレッシャーしか与えられない作戦指揮にいらつくリツコ。
その瞬間、スクリーンに映されているエヴァ初号機が右に体を反らした。
「動いた？」
と、同時に使徒が右腕から光のパイルを初号機に打ち込んでいた。
＊
「た、助かった・・・それにう、動いた、よな？」
シンジはかなりの距離から発射された光のパイルをぎりぎりで避けていた。
『ねえねえ、ユウちゃんユウちゃん』
つんつん、とユウリをつっつくユイ。
『なに、ユイさ・・・ちゃん』
さん、と呼ぼうとした時の表情で言い方を変えたユウリ。
しかし、呼び方すら伝わる、というのはすさまじい意思交換密度といえる。
『シンちゃん、勝てそう？』
『う〜ん、難しいわね。
さっき赤木博士がシンクロ率が４１．３％って言ってたじゃない』
『うんうん』
『ということは、自分が動こうとしてもその半分以下しかエヴァは動かないってことなのよ？』
『おまけにシンちゃん、喧嘩とかしてなさそうだしねぇ・・・』
『動きの鈍い素人に喧嘩を教えるとき、時間がないときは何を教える？』
『ボクだったら・・・体当たりかな♪』
『・・・いいわね。 じゃあシンジ君に・・・きゃあ！』
エントリープラグ内に衝撃が走った。
＊
「動いた・・・それに使徒の攻撃を避けたわ！」
「そ、その調子よ！ シンジ君！」
『か、葛城さぁん、喧嘩の応援じゃないんだからもっと具体的に動きを指示しないと・・・』
副官の日向が進言しようとした矢先、初号機が2撃目の光のパイルを食らった。
「うわぁあ〜っ！！！」
初撃をよけて体制が崩れたところを、更に2撃目が初号機の肩を襲ったようである。
ビルを崩しながら倒れこむエヴァ初号機。
「シンジ君、しっかりして！ 立つのよ！」
これはダメだ、と悟ったのか、副官の日向が兵装ビルの配置状況をチェック。
「射線軸・・・・よし、葛城一尉！
兵装ビル３Ｂ−４から７およびＱ７から使徒を攻撃可能！
斉射３０秒ＯＫです！」
「そ、そっか。
シンジ君！
今から使徒を攻撃するから、その間に態勢を立て直すのよ！」
さすがに気が付いたのか、ミサトはシンジに指示をだし、攻撃命令を出す。
兵装ビルから発射されたミサイルや機関砲が火を吹き、使徒に命中する。
ＡＴフィールドで身を守る使徒だが、さすがにその足は鈍る。
しかし、ここにいたってもネルフの職員達はまだ気が付いていなかった。
操縦者がなんの訓練も受けていない子供だということに。
「シンジ君！まだなの？ 早く起きて！」
だが、シンジはパニックを起こしていた。
「あ、うう・・・」
使徒に対してもそうだが、それよりも今は使徒に命中する砲弾のフラッシュや爆発音などにショックを受けていた。
「もしかして、シンジ君は外の感覚を受け取って・・・まずいわね」
さすがにリツコは気づいたようだ。
いくら１００ｍ近くはなれていてもエヴァの身長からすれば至近距離なのである。
至近距離にいる（一見）人型の目標にミサイルやら砲弾がぶつかり、爆発している。
例えシンクロ率の関係で半分に割り引いたとしても、一介の少年にパニックを起こさせるには充分といえよう。
ようやく立ち上がったエヴァ初号機に肉薄する使徒。
ガシッ！
使徒が初号機の左上腕を掴み、片手で吊り上げる。
「う・・・うわぁぁぁっ！」
次に、初号機の二の腕を持つと、引きちぎるように − 事実、引きちぎろうとしているのだろう − 引っ張った。
ゴギリ
数秒ほど耐えた初号機の左腕は、千切れこそしなかったが完全に折れた。
「うわぁぁっ！ああああぁぁ！」
シンジの絶叫が司令室にひびいた。
＊
「うわぁぁっ！ああああぁぁ！」
エントリープラグの中でシンジが左腕を押さえて絶叫している。
「シンジ君、落ち着いて、それは自分の腕じゃないのよ！」
ミサトやリツコの声も、今のシンジには届いていない。
ただ、ただ痛かった。
「シンジ君！」「シンちゃん！」「シンジさん！」「シンジさん！」
シンリが、浮力の関係で少し浮きながらシンジの左腕につかまる。
「きゃあぁっ！」
シンジに触れたとたん、自分の左腕に痛みを感じた。
『これは・・・シンジさんの痛み？
直接触れるとボク達もエヴァとシンクロするの？』
よく見ると、自分が触れている事で、シンジの痛がり様も多少抑えられているようだ。
『みんな！ シンジさんにつかまって！
みんなで痛みを受け持ってあげて！』
よっしゃ、とばかりにしがみつく３人。
シンジに触れたとたん、痛みが走るが我慢できないほどではなかった。
「み、みんな・・・」
シンジの方もかなり余裕ができたようで、現状を把握したようである。
＊
「パイロットの脳波、呼吸、元に戻りました。」
「あの５人が痛みを共有、いや分散したとでもいうの？
ありえないわ！」
今度はリツコがパニックに陥ったようだ。
「でも、エヴァの左腕が折れていて、おまけに吊り上げられている事実は変わらない・・・
日向君！兵装ビルでもう一度攻撃できない？」
「無茶です！ 初号機は未だにＡＴフィールドを展開していません！
流れ弾にでもあたったら・・・」
「と、とにかく用意だけはしておいて頂戴！」
＊
「このままじゃミサトさんに撃たれちゃうんじゃ・・・」
あうう〜、とカスミが涙目。もっとも、L.C.Lの中では判らなかったが。
「シンちゃん、とりあえずここから脱出しよう
左足に持ち上げて『エイッ！』て蹴っちゃって♪」
ユイがシンジに脱出方法（というほどのものでもないが）を伝えたとき、更にカスミが提案した。
「あの・・・みんなで蹴ったら・・・蹴るイメージしたらどうでしょう？」
「え？」
「みんなで同じ風に『蹴った』ら、え〜と、シンクロ率、が上がるかな・・って・・・ご、ごめんなさい！ 変な事言っちゃって・・・」
「あはは♪ 賛成！」
ユイがまっさきに賛成する。
「そうね・・・やってみる価値はあるわね。
じゃみんな、シンジさんに合わせるわよ・・・」
ユウリが指示をだす。
もっとも、これらは会話でなく、全てシンジに触れる事で行われる意思疎通である。
そのスピードは実際の会話の比ではない。
「じゃあ・・・いくよ」
シンジが左足を折りたたみ、ひざを上げる。
「「「「「いっせーのーッ せ！！！！！」」」」」
５人のイメージが１つとなり、エヴァ初号機の蹴りが使徒の腹に突き刺さった。
＊
ドォーン！
重々しい音とともに使徒はふっとばされ、背中から兵装ビルにのめりこんだ。
「何？ 何が起こったの？」
「エヴァの左蹴り・・・のようです。
視認できなかったのでなんともいえませんが・・・・」
「リツコ、何が起こったのよぉ！」
「わ、判らないわよ・・・マヤ！」
「そ、それが一瞬なんですが・・・
シンクロ値が一気に１００%を超えました！」
「なんですってぇ？」
「あとで記録を確認しますが・・・
おそらく１６０％は出たんじゃないかと・・・」
「解析急いで！ ちょっとの変化も見逃しちゃだめよ！」
「判ってます！」
最初こそ興奮したミサトだが、リツコ＆マヤのマッドコンビ − マヤは否定するだろうが − が盛り上がってしまったため、妙に冷静になってしまった。
「え〜っと・・・とにかくチャンスよ！
シンジ君！ 一気に片つけるわよ！」
＊
「た、確かにミサトさんの言う通りだ。 ここで決めないと・・うっ！」
無理に使徒を引き剥がしたせいか、また左腕の痛みがぶり返したシンジ。
「逃げちゃダメだ！ 逃げちゃ・・・」
「シンジさん、痛かったよね・・・」
シンリが左腕を押さえて囁く。
医療時において、患者は「痛くない」、といわれるのをいやがると言われている。
むしろ、患者に共感して「痛いよね」と言うほうが望ましい、と。
「でも、もう痛くない。 だって」
「僕がついているもん♪」「私もついています」「私もついているわ」
シンリの台詞を横取りするような３人の声。
「「「「「だから、痛くない！ だから怪我なんてしていない！！」」」」」
＊
「初号機、左腕復元！」
「シンクロ率、また一瞬ですが１７０％を越えました！」
沸き立つ司令室。
だが、その上の司令塔では２人の男性が困惑していた。
「碇、これは私のシナリオにないぞ？」
「まだ判らん。それにこれは、予想される範囲だ
修正は容易だよ」
「委員会がうるさいぞ？ うまく説得するんだな」
冬月の最後の台詞は、顔色を変えないゲンドウへのせめてもの一撃といえよう。
＊
「シンジさん！ 使徒を立たせちゃだめ！」
「思いっきり体当たりしちゃって♪」
ユウリとユイの言葉に反応し、シンジは使徒に向かって全力疾走する。
「うわぁあああ！」
先ほどの蹴りで３００ｍほど開いた間合いを一気に詰めるエヴァ初号機。
頭から使徒に体当たりの直前、赤い光の壁が初号機を止めてしまう。
「なんですか？ これは！？」
＊
「ＡＴフィールド・・・」
リツコがモニター内に映る使徒を睨みつけるように答えた。
『ＡＴフィールド？ なんですか、それは？』
「ＡＴフィールドとは心の壁、相手を拒絶する絶対防御壁よ」
更に説明が続きそうなので、シンジは被せるように質問を続けた。
『どうやったら攻撃が届くんですか！』
「ＡＴフィールドはＡＴフィールドによってのみ破る事ができるわ
そしてあなたの乗っているエヴァもＡＴフィールドを展開できる
・・・理論上、だけどね」
＊
ガシン！ガシン！
ＡＴフィールド越しにパンチを打ち付けるが、使徒に対して足止め以上の効果はないようだ。
「拒絶・・・相手を・・・使徒を拒絶する・・・」
左腕は復元され、痛みも無くなったが未だに４人はシンジにつかまっている。
「シンジさん！ あ、あの、私、思うんですけど！」
使徒を殴りつけるシンジを少し怖く感じながらも助言するカスミ。
もちろん、実際にはイメージしているだけでシンジが腕を振り回しているわけではない。
しかし、シンジに直接触れている５人の感覚は濃い密度で繋がっている為、殴る、というイメージは伝わってくる。
「ごめんなさい、じゃまして・・・でも、相手が反発しているところにこちらも反発したら、ただの力比べになってしまうんじゃないでしょうか？」
「なるほど・・・血を吐きながら続ける悲しいマラソン、ってやつね」
「は？」
シンジ達の疑問を、ユウリはなぜか少し頬を赤くして遮り、次の作戦を考えた。
「ユイちゃん！ カスミさん！
相手と仲良くしようってイメージして！」
「わかった♪」「はいっ！」
＊
「エヴァ初号機、使徒のＡＴフィールドを中和しはじめました！」
− すごい・・・ −
リツコは５人の子供達が予想以上の力を発揮している事に驚いていた。
確かに、エヴァがＡＴフィールドを張れ、そのために使徒に有効に戦える。そう判断していた。
しかしそれは、例えて言えばダイヤモンドを削る際におなじダイヤモンドの刃を使うしかない、そのようなレベルで考えていた。
「でも、ＡＴフィールドが消えている今なら・・・
どんな攻撃でも有効なはず！」
リツコの言葉をうけて、指令席から取り出すようにミサトが叫ぶ。
「シンジ君！ 今よ！」
＊
「シンジさん！
私とシンリさんでシンクロしてアイツを殴るわ」
ユウリが少し顔をしかめてシンジとシンリに指示する。
「カスミさんの言う事は判るけど・・・
残念だけどあの使徒と私達は共存できない
右手で殴る・・・ 思いっきり相手を『拒絶』して・・・ね」
「・・・わかった！」
「・・・はいっ！」
「じゃ・・・せーのーっ！」
「「「せっ！」」」
ドーン！
エヴァ初号機の右腕が使徒に突き刺さった。
今度は、使徒との間に赤い壁は現れなかった。
逆に、初号機の右拳が赤く光っていた。
＊
「使徒の動き・・・止まりました！」
「凄いわね・・・使徒の胸部にぽっかり穴があいちゃったわ・・・」
ミサトがあきれたような、感心したような口調で言った。
「パ・パターン青、消滅！」
おおお、と低めに歓声が上がる。
まあ、勝率をほとんど期待できなかった戦いだったからであろう。
いまだに実感の浮かばない、ひきった笑みを浮かべているものも多かった。
「先輩、今度はパンチがあたる瞬間、
シンクロ率は１００％を少し越えたあたりでした！」
「同時間のバイメタルの記録も確認しておいて！
すぐに解析に入るわよ！」
・・・勝利以外の喜びに浸っている師弟コンビもいた。
「・・・誰もシンジ君達を労わないモンなぁ・・・シゲル！」
はあ、とため息をついて日向マコトはオペレーターの青葉二尉に伝言を頼んだ。
「シンジ君！ ご苦労様っす。
Ｂ１６地区のエヴァ用昇降機に移動をお願いします」
了解、という返事を受けた後、青葉シゲルはマコトに向かって苦笑した。
「再三のフォロー、ご苦労様っす」
「はは・・」
＊
エヴァ初号機からエントリープラグが抜かれ、中から出てきた５人は、整備工たちの拍手で迎えられた。
指揮をとったのは鈴原ハルオ。
「子供に頼りっぱなしの大人達ができる事は、せめて感謝の気持ちをストレートに伝える、これしかないやろ」
という言葉に共感したのか、ほとんどの整備工達は拍手で迎えた。
「５人とも、ようやった。 立派なモンや」
「助かったよ」「ごめんなぁ、キミ達だけに戦わせて」
「まずはシャワーだな。 こっちこっち！」
＊
だが、シャワーを浴び、ケイジ内で整備工達からもらったコーヒーを飲んでいる最中に突きつけられたのは、シンジを除く４人の拘束・市外退去命令だった。
「父さん！ なんでだよ！」
ケイジに降りてきたゲンドウと冬月、それにミサトは毛布に包まりながらコーヒーを飲んでいる５人に向かって、退去命令を出した。
「私が呼んだのはシンジ、おまえだけだ。 他の人間は知らん」
「彼女達はボク達を助けてくれたんだよ？！」
「それはただの結果論だ」
ゲンドウの後ろに並んでいる警備員と、彼らの会話を聞いて憤っている整備工達との緊張が高まっていく。
ただし、シンジ以外の４人は以外に冷静であった。
うっすらと、だが、ここが「自分の世界」ではないのではないか？と気づき始めていた。
− 『この』世界の碇ゲンドウは、
本当に私達のことを知らない・・・ −
＊
「どうしても彼らを受け入れないんだね？」
− 逃げちゃだめだ −
「リスクは極力排除しなければならん。
ここは子供の遊び場ではない。
世界再建の要、人類の砦なのだ！」
− 逃げちゃだめだ 逃げちゃだめだ 逃げちゃだめだ！ −
「・・・判りました、碇指令・・・」
「シ・シンジさん？」
ユウリがシンジを呼びかけた。
自分達をあきらめたのか、という意味でなく、口調が変わった事を心配したのだ。
− キレた？ シンジさん？ −
「では、報酬をください、碇指令。
僕はアナタを含めた、みんなの命を守りました！」
「ああ、君の待遇「・・・何が言いたい。 何が望みだ」
冬月の言葉を遮り、ゲンドウはシンジを睨みつけながら唸るように問うた。
「みんなとの共同生活
それに必要な住居と飲食費を含めた給与、あとは・・・後日相談」
「・・・よかろう」
答えて、去ろうとしたゲンドウに向かって、ユイが呼び止める。
「まって。本当に父さんは父さんじゃないの？」
『むぅ・・・ユイ・・・似すぎだ・・・』
『い、碇・・・本当に隠し子じゃないんだろうな・・・』
「し、しらん。 私の息子はシンジしかおらん・・・」
そっけなく答え、なんの動揺もなく立ち去った − 本人としては −
感情を表に出して立ち去る指令を、皆、まるで珍獣を見るような目つきで追っていた。
＊
少し経つと、日向二尉がミサトの元にやってきた。
「葛城一尉、彼らの住宅の用意、およびカードの発行ができました」
「ふ〜ん第６ブロックかぁ・・・
ねえ、あなた達だけで大丈夫？ なんだったら私のところにこない？」
「いやです」
即答するシンジに皆が驚く。
「ミサトさん。
さっき、ミサトさんは現場にいたのに僕を、
彼女らを助けてくれなかった
かばってくれなかった」
「シ、シンジ君、それは・・・」
「だからお断りです」
がっくりと落ち込むミサト。
「シンジ君、だったら葛城さんの隣の部屋なんてどうかな？」
日向二尉がフォロー。
「やっぱり、中学生だけってのは何か、というときに不便だよ
確か、葛城一尉の隣って空いていましたよね？」
ぶんぶん、とうなずくミサト。
ミサトも反省しているようだし、日向二尉の言う事は間違っていない。
なにより、ただフォローというよりも自分達の事を考えているように感じる・・・
シンジは４人に確認を取り、承諾した。
＊
「荷物は届いているはず。 じゃ、これカードキー。
なにかあったら壁叩いて大声出してくれればいいわよン」
ミサトの車と保安部の車 − 当然黒のリムジン・・・ −を使い、新しい住居、コンフォート１７マンションへと移動した。
「何かあったら呼ぶのよ〜」
といいながら、ミサトは自分の部屋に入っていった。
「ただいま、ペンペン」
「クエー」
「ペットでも飼っているのかなぁ・・・ま、いいか。
ボク達も入ろう」
「あ、これから僕たちは一緒に住むんだよね？」
ユイが４人に向かって確認した。
「だったら、お隣さんみたいにしよ？ 帰った時に言う言葉♪」
− ああ、なるほど −
「じゃ、みんなで一緒に・・・」
「「「「「ただいま」」」」」
＊
家の中には、基本的な家具はそろっていた。
玄関にはミサトが言うように、荷物が届いていた。
そこには、シンジの荷物だけしかなかった。
魅振三十郎です。
第２話です。
５人はなんとか使徒を倒しました。
共同生活もはじまります。
もっとも、シンジ以外の４人の荷物は（あたりまえですが）ないので、最初は買い物が大変そうです。
さすがに５人が乗ると会話が大変です。
今後は、一度に乗る人数がもう少し少なくなります。
私見ですが、護身で最初に教える、となれば、1.大声をあげる 2.逃げる 3.肘打ち（肘鉄ですな） 4.体当たり ですね。大声あげるのも逃げるのも訓練しておかないと咄嗟にはできませんよ？
心がシンクロしているせいか、呆気なく共同生活が決まりましたね。
部屋数からすると、男女別にする、というのも考えづらいですが、
一緒にするにはちと困った組み合わせ。
お年頃な年齢ですし。（笑）
ユウリ、ユイ（シンジ）は多分、平気でしょうが、カスミもシンリも
誰かと一緒というのは簡単にＯＫはしにくそう。
シンジ君も、誰との組み合わせでも、慌てること間違いなし、と。（＾＾；）
さて、読まれた方は、魅振三十郎さんに感想と気力を送って、執筆活動を応援しましょー♪