その日、朝一番にカヲルは、ＮＥＲＶ本部の司令執務室に出頭していた。
いつものように執務席に座るゲンドウ。その両脇にコウゾウとリツコが立っていた。
そこが暗い部屋だということもあって、ＮＥＲＶ側は悪の幹部勢ぞろい、と言った趣がある。
しばらく無言で対峙した後、リツコがカヲルに歩み寄った。
「単刀直入に訊くわ。渚カヲル君、あなたの望みは何かしら？」
「僕の望みはリリンとともに歩むこと。ヒトとして生きること。…綾波レイのようにね」
カヲルはあくまで飄々とした態度を取り続けていた。ゲンドウ達にしても、カヲルを警戒した様子を微塵にも見せない。そう、これは決定事項を確認するためだけの茶番なのである。
「君の願いはゼーレの老人達の夢を妨げるものなのだよ？　それを承知で言ってるんだろうね？」
コウゾウが問う。もちろん、茶番であることを前提にである。
「承知してます。僕は彼等の人形ではありませんから」
「そして君の願いは、我等の願いでもある」
そして最後にゲンドウが、厳かにその茶番を締めくくった。リツコが優しげな微笑みとともに、カヲルに右手を差し出した。
「あなたがカスミ達の味方になってくれるのなら、私達にあなたを拒む理由はまったくないわ。ありがとう」
「こちらこそ、ありがとうございます」
差し出された手をしっかりと握ると、カヲルは心からの笑みをリツコに送った。

「碇カスミの戦い」第弐拾五話　世界の中心でアイを叫んだけもの（前編）
　　　　　　　　　　　　　　　　作・スニフ

ゼーレ。
古より世界を裏から支配して来たとされる権力者集団である。ＮＥＲＶの資金もそこから出ていて、世界のすべてはゼーレのシナリオ通りに動く筈だった。
しかし、弱冠１４歳の少女が、すべての歯車を狂わせてしまった。
碇カスミ。
痩せっぽちで泣き虫で、寂しがりやの女の子。
その彼女の、純粋でいたいけな瞳が、日溜まりのような笑顔が、けなげに頑張る姿が、人々の心を変え、大人達の思ってもいなかったような方向へ物事を運んで行った。孤独な少女の戦いが、ここに来て大きな実りを結ぼうとしていた。

ＮＥＲＶ本部、司令執務室。ここではゼーレとの緊急議会が開かれていた。ＮＥＲＶ側のメンバーはゲンドウ、コウゾウ、リツコ、ミサト、それにカヲルの５人である。
ゼーレ側は全員遠い地から通信で参加しているため、ホログラフィの映像だった。
「何故だ、タブリス……。何故我等の願いを妨げる？」
この議会の議長であるバイザーをかけた老人、キール・ローレンツが疲れたように呻いた。
（いきなり泣き言か。哀れなものだ）
（ふっ……）
ゼーレのメンバーは一様にうなだれている。その元気のない姿に、コウゾウもゲンドウも随分と溜飲を下げていた。彼等はユイと共に歩んでいたときも、ユイを失って道をはずしたときも、カスミと再会してユイの意志を引き継ぐ決意をした今も、ずっとゼーレに従っている『フリ』をして来たのだ。溜まっているものも多いらしい。
（男って、ホンットにいつまでも子供なのね……）
リツコはそんな困った大人２人の心理を敏感に感じ取り、こめかみを引き攣らせていた。
カヲルは笑みを消し、冷たく乾いた視線でゼーレの面々を眺めている。
ミサトはそんな中、強烈な視線でゼーレのメンバーを睨み付けていた。
（こいつ等が、子供達の未来を閉ざそうとしてる連中ってわけ……）
視線だけで人が殺せるなら、ゼーレは確実に全滅していることだろう。

「この絶望的状況で、補完計画のみが唯一の希望だったのだ！」
そんな不穏な空気の中、老人の１人が叩き付けるように叫んだ。
「それのわからぬお前ではあるまい？」
「タブリスよ……」
「その名で呼ばれるのは不快ですね」
「何だとっ！？」
カヲルの冷たい声色に、先の老人が頬を引き攣らせた。
「ばっかじゃないの？　彼はヒトとして生きる決意をしたって言ってたでしょうーがっ！」
ミサトは吐き捨てるように言った。
「黙り給え。本来なら君はここにいていい人間ではないのだよ？」
「左様。選ばれし者だけが、この議会に参加する資格を持つのだ」
老人達の不遜な言葉に、ＮＥＲＶ側から失笑が漏れる。
「彼等はまだ自分達の状況に気付いていないようだ」
「『裸の王様』か……。哀れなものだな」
ゲンドウとコウゾウの言葉には、どこか楽しげなものが混じっていた。
「碇、貴様……」
キールがバイザー越しに睨み付けるが、ゲンドウは眉ひとつ動かさなかった。
「すべてはリリンの心のままに……」
不意にカヲルが口を開いた。
「何かね？　それは」
「僕の命は僕だけのものです。誰が何を言おうと、僕の心で生きなければ意味がない。……そう教えてくれた人がいるのですよ」
「カスミね？」
リツコが優しげな微笑みをカヲルに向けた。
「はい」
カヲルもリツコを振り返ると、穏やかに微笑み返した。
「くだらん。子供の考えではないか」
「あの娘が苦しんでもがいて、それでも戦い続けてっ、涙の果てに見つけた言葉なのよっ！　アンタ等なんかに否定はさせないっ！！」
ミサトが絶叫する。先の老人の言葉に、ＮＥＲＶ側の視線が冷たさを増した。
議場に気まずい沈黙が降りる。それを破ったのはキールだった。
「このままではらちが開かん。残りのチルドレンもこの場に呼び出してもらおう」

カスミ、レイ、アスカの３人が議場へ召還された。
「あ、あのっ、こんにちはっ」
カスミが慌ててぺこん、とお辞儀をする。その場の雰囲気に緊張している彼女とは違い、レイとアスカは落ち着いていた。
「ふ〜ん。コイツ等が頭のおかしな爺さんどもってわけ」
アスカがゼーレのメンバーを見下したように見渡す。最終決戦と聞いて血を騒がせていた彼女は、早速好戦的な態度に出たのだ。
「何だと？」
「随分と素敵な計画を立ててくれてたそうじゃない？　余計なお世話、どうもアリガトねっ」
「くっ」
アスカの言葉に含まれたたっぷりの嫌味に、老人の１人が頭に血を昇らせた。
「我等の考えは、貴様のような子供にはわからん！」
「アンタ馬鹿ぁ？　極秘で進められてた計画を、何でアタシ等が理解しなきゃいけないのよっ！？」
「むぅ…」
「今からでも遅くはないわ。世界中の人達に訊いてみたら？　アンタ等のその立派な計画とやらを実行していいかって」
「補完計画は極秘で進める必要があった。愚民どもに我等の考えは理解できん」
「はんっ、難しいことじゃないわ。誰にだって理解できるわよ、アンタ等が世界を滅ぼそうとしてたってね！」
びしっとアスカに指差され、老人達は動揺した。
「…ほ、補完計画は破滅ではない。再生の儀式なのだ、すべてを始まりに戻すための」
「…嘘ね」
アスカの声色はあくまで冷たい。
「この絶望的状況で、我等の計画のみが唯一の光であったのだ！」
「我等は理想を具現化しようとしたに過ぎん！」
「それも嘘」
「何故それをわかろうと…」
「いい加減にしなさいよねっ！」
ついにアスカは叫んでいた。
「唯一の光？　理想の具現？　だったら何で隠してたわけぇ？　アンタ等も本気で自分達の計画の正しさを信じてなかったからじゃない！」
「そ、それは……」
「本気で信じられるものなら、誰にだって胸を張って言えた筈だわ。アンタ達が作ってたのは、理想じゃなくて自分達の逃げ道なのよっ！！　そんなくだらない計画に、勝手にアタシ達まで巻き込まないでよね！」
「…………」
「人間は心の闇を恐れる？　不完全な存在だから生きるのが辛いと感じる？　だから魂をひとつに寄り合わせる？」
「そ、そうだ……」
１人の老人が呻く。
「はんっ、ばっかみたい！　アタシはどんなに辛くても、アタシのままで生きてくわ。泥水すすったって、血ヘド吐いたって、アタシはアタシのまま生きてかなきゃ、生まれて来た意味ないのよっ！！」
議場を再び沈黙が支配した。アスカの言葉もまた、彼女が苦しみの果てに見つけた彼女だけの真実である。その重さに反論できる老人はいなかった。

カスミもまた、握りこぶしを固くしている。アスカとゼーレのメンバーの会話を聞きながら、精神を高ぶらせていた。
「わ、私……」
カスミは緊張で震えながら、絞り出すように声を出した。そしてゼーレの老人達の視線が集中すると、さらに体が強張ってしまった。
「碇さん…」
そんなカスミの手を、レイが優しく握り締めた。その温もりに、やがてカスミは落ち着きを取り戻す。
「…私も、生きるのがずっと辛かった。他人がずっと怖かった。……みんな私を捨てるから。誰も私を愛してくれないから……」
その重い言葉に、大人達は胸に痛みを覚えた。リツコなどはつい俯いてしまう。
カスミの脳裏には、第三新東京市に来る前の思い出がよぎっていた。


何もなかったカスミの生活を変えたのは、１通の手紙だった。
『良かったなぁ、カスミちゃん。お父さんと一緒に住むことができるようになって』
『私達も寂しいけど、カスミちゃんのためだからね』
１０年間、まったく自分に逢おうともしてくれなかった父。カスミはその再会に、何の期待も持てなかった。叶うことなら行きたくなかった。しかしそれは、その家に居候を続けることを意味する。
（本当に寂しいなら、何で誰も引き止めてくれないの……？）
カスミにはわかっていたのだ、育ての親の本心を。

彼等に届けられたゲンドウからの手紙には、カスミ宛の封書も添付されていた。ＩＤ代わりのカスミの履歴書に、ゲンドウの字でただ一言『来い』とだけ書かれていた。
カスミは頭の奥が熱くなるのを自覚した。その瞬間、ゲンドウからの手紙を破り捨てようと手に力が入る。しかし、破れなかった。カスミの居場所はもう、ここにはないのだから。

数日後、再びカスミの元へ手紙が送られて来た。カスミを駅まで迎えに来るという女性からのものだった。手紙には写真も添えられていた。
手紙はおどけた文体で書かれていた。
『知らない土地へ来るのは不安だろうけど、私達はあなたを歓迎するから。だから安心していらっしゃい』
葛城ミサトという、その手紙の差出人は、優しそうな、イタズラっぽい笑顔で写真に収まっていた。
カスミが第三新東京市に行く決意をしたのは、このときだった。


「でも、そんな私にも、好きだと言ってくれる人が出来たんです」
カスミは声を震わせながらも、確かめるように一つ一つ、言葉を紡いでいった。
「そのときわかったんです。人は心でつながれるんだって。わかり合うことができるんだって。…それは小さくて細い絆だけど、それでもしっかり私を支えてくれるんだって！」
「…人と人とが完全に理解し合うことなど決してできん。人とは、そういう哀しい生き物なのだ」
可憐な少女が震えながらもしっかりと自分の考えを訴える姿に、ゼーレのメンバーは何かを感じていたが、自分達の考えを正当化するための反論をやめることはできなかった。
「わかり合えなくても、わかり合おうとし続けることはできます！」
「諦めからは、何も生まれないからね」
カヲルがすかさずフォローする。
「確かに人の魂は欠けている。でも、心が欠けているからこそ、人は常に何かを求めようとするわ…」
レイの声色は、どこか超然とした響きがあった。
「そしてそれは、我々に喜びをもたらしてくれるきっかけにもなるんです」
そう言うリツコの表情は厳かだった。
「子供達は長い苦しみの末、ようやくその真実に辿り着いたのですよ」
と、コウゾウ。
「このコ達は幸せにならなきゃいけないの。このコ達が諦めない限り、未来に絶望なんかないのよ！」
ミサトが少し声を荒らげる。
「そうだ。子供達には時間が必要なのだ」
相変わらずゲンドウがその表情を老人達に見せないまま、厳かに宣言した。
「それをアンタ等みたいな死に損ないに奪われてたまるもんですかっ！」
アスカの叫びは、老人達に痛かった。
そしてそんな中、カスミが１歩前へ出た。胸の前で組んだ手が震える。そのカスミの可憐な姿に、ゼーレのメンバーは衝撃を受けていた。
「確かに生きることは辛いことも多い。何かを求める心はいつも私達に寂しさを感じさせるから……。でも、だから私達は誰かを好きになってわかり合おうとするんです」
声を震わせながらも、カスミはしっかりと話を続ける。
「生きてることは辛いことばかりじゃない。苦しいことばかりじゃないんです。誰かと支え合えたら、私達はいつだって、どんなにだって強くなれるから…」
カスミは後ろにレイを初めとした、仲間達の視線を感じていた。その自分を優しく見守るような視線を受け止め、それを力に換えて言葉を紡いでいく。
「…私は私でいたい。私は私のまま、他の人と一緒に生きて行きたい。……お願いです、私達から未来を取り上げないで……」
ついにカスミの瞳から涙がこぼれ落ちた。大人達は体を、そして魂を震わせる。

議場には静けさだけが支配していた。レイにもたれるように嗚咽をあげるカスミの声だけが響いている。ゼーレのメンバーは、神妙な顔つきで俯いていた。
そんな中、ついにゲンドウが立ち上がった。
「正直に告白しよう。……私もまた、人生から逃げ出そうとしていた憶病者だった」
全員の視線が自分に集中するのを感じながら、ゲンドウは告白を続けた。
「だかしかし、私は子供の苦しむ姿を間近で見て来たのだ。…カスミ、レイ、アスカ。彼女達はどんなに苦しみながらも、決して前を向くのをやめようとはしなかった」
そう言ってゲンドウがチルドレンに薄く微笑むと、カスミとレイは穏やかに微笑み返し、アスカは得意げに胸を反らした。
「私は子供達に教わったのだ、人の在り方を。未来は私のような憶病者に用意されたものでも、あなた方のように人生に疲れた老人に用意されたものでもない。生きる意志を持った子供達に用意されたものなのだ。誰も彼女達から未来を奪う権利などない！」
初めて見るゲンドウの感情の前に、老人達は俯いたままだった。誰も反論しようとはしない。彼等は静かに自分達の敗北を自覚していた。
「キール議長…」
そんな中、コウゾウの穏やかな声が響き渡った。
「彼女達が作る未来を、見てみたいとは思いませんか？」
そしてそれは、とどめだった。

「碇、我等の負けを認めよう」
キールの声は、どこか晴れやかだった。他のメンバーも穏やかに頷く。誰も異論はないようだった。
「だが、我等もただで終わるつもりはない」
この言葉にはＮＥＲＶ側だけでなく、ゼーレのメンバーも驚いてキールを振り返った。
「まだ何か？」
「本来君は、碇ユイの代わりなのだ。そして碇ユイの娘たるサード・チルドレンこそが、我々の正当なメンバーに属する資格を有している」
元々、碇家はゼーレの構成員だった。ゲンドウがＮＥＲＶの総司令の座に就いていたのは、そのユイのコネクションのためだったのである。
「議長？」
老人の１人が訝しげにキールを振り返った。
「今ここに、碇カスミを新しい指導者として、我等の議会に参加させることを要求する！」
「「「「「「「「…は？」」」」」」」」
ＮＥＲＶの面々は、いきなりの展開に小首を傾げることしかできなかった。
「フロイライン…」
キールがカスミに、穏やかに声をかけた。
「ふ、ふろい…？」
「『お嬢さん』ってことよ」
アスカがすかさずフォローする。
「我等の道が誤っていたことは素直に認めよう。だから今度は君に、我々の主となることを頼みたい。君に、我等の道しるべになって欲しいのだ」
「で、でもっ、あの……」
「君に我等を導いて欲しいのだよ」
キールの言葉に、カスミにかしずく自分達を想像するゼーレのメンバー。何故かその頬は桜色に染まっていた。
「それは素晴らしい考えだ！」
「流石は議長！」
キールに賛同するメンバーとは対照的に、カスミは最大限に困惑していた。
「で、でもっ、そんな世界を支配するなんて怖いこと…」
「もちろん、君がゼーレを必要と思わないのなら、我々は喜んで君に従い、ゼーレを解散させよう」
「し、しかし、今すぐにゼーレを解体するのは危険ではありませんか？」
コウゾウが慌てて口を挟む。
「そうだ。新たな秩序を生み出さなければ、世界は再び混乱に陥る。我等の対立する理由がなくなった今、ゼーレの解体は時間を掛けて慎重に行う必要がある」
ゲンドウも、自分達の引き出したものの大きさに驚いていた。
「黙り給え。それを決めるのはフロイラインなのだよ？」
キールの言葉に、ゲンドウは嘆息せずにいられなかった。そして優しくカスミの肩に手を置いた。
「カスミ、引き受けてあげなさい」
「おっ、お父さん？」
父の言葉に、カスミは目を見開かずにはいられなかった。
「彼等は支配という形でしか人と接して来れなかった哀れな老人なのだ。その彼等が道しるべを必要としている。お前にならできる筈だ」
「そっ、そんな！　私なんかにできるわけないよっ！」
「忘れたのか、カスミ。今のお前は１人ではない筈だ」
ゲンドウの言葉にはっとする。カスミは仲間達を見渡した。
「１人でできないなら、みんなでやればいい…」
そこにはレイの優しげな微笑みがあった。
「こんな面白そうなことから、まさか逃げ出すなんて言わないでしょうね？」
アスカもニヤリと笑う。
「大丈夫。ここは君を助けたい人達でいっぱいなのだからね」
カヲルは穏やかに目を細めた。
「子供に全部を押し付けたりしないわ。一緒に頑張りましょ？」
ミサトがウィンクをする。
「カスミならできるわ。もっと自分を信じてあげなさい」
リツコの視線も、カスミを見守るような慈愛に満ちている。
「我々もまた、君に導かれてここまで来たのだ。それを忘れずにな」
コウゾウも穏やかに語りかける。
そこには、カスミの長い長い戦いの成果があった。
「私に……できるかな？」
「ああ」
だからゲンドウは、しっかりと娘の言葉に頷くことができた。
「さあ、フロイライン」
先を促すキールに、カスミはぎゅっ、と握りこぶしを固くする。
「私、やります。みなさんの道しるべになれるよう、一生懸命頑張ります！」
そしてカスミは、ぺこん、とお辞儀をした。
「新たな議長の誕生だ！」
「さあ皆、フロイラインに拍手を！」
「我等の新たな道しるべに敬意を！」
ゼーレのメンバーが一斉にカスミに拍手を贈る。ＮＥＲＶの面々が見守る中、カスミはそれにはにかんだ笑顔で応えた。

（つづく）


後書き

いやー、前回からこんなに更新が遅れるとは思わなかったっす。申し訳ない。
ところでカスミ、ついにゼーレの議長になっちゃいました。
ラストのシーンはもちろん、テレビ版の最終回を意識してます。
前回のラストで「決戦」と予告したので、ウナゲリオンの登場を予測した人が多かったことでしょう。毎回毎回、裏切るような展開をさせてすまんです。
カヲルが寝返っちゃったらウナゲリオンを出す意味がなくなっちゃいますからね。

さてさて、これから本当のハッピーエンドを描くわけですが、まだまだ驚くような展開を用意してますんで、できれば最後まで読んでくださいね。

ところでカヲルですが、今まで「ダブリス」だと思ってましたが「タブリス」が正しいんですね。
メールで指摘してくれた人、ありがとうございました。
本編でこの名前が出て来たことはなかったと思うので、書き間違えたＦＦを読んで覚えちゃったんでしょう。
って言うか、僕のＳＳ読んで間違えて覚えちゃった人もいたらごめんなさい。

ゼ、ゼーレがエヴァ量産機投入を断念とは･･･。
でも、考えてみれば、やられても再生できる量産機程度では、
最強の使徒「タブリス」相手にどこまで戦えるか、疑問ですね。（＾＾；）
互いの実力差を見切った上での敗北宣言だったんでしょう。
さ、ここまでくれば、後はハッピーエンディングに向かってレッツゴー♪

さて、読まれた方は、スニフさんに感想と気力を送りましょう♪