「番組をごらんの皆さん、お待たせしました。アリーナバトルの時間です。
”大きなFCSの武器に換装したことで、弱点を克服したようだが、それは
自転車に乗れない子供が補助輪をつけるようなものだ”・・・などと
巷で陰口を叩かれている エルシィです。」
「・・・なんだか回を追うごとに不機嫌さが増している気がするのは
気のせいか・・・?」
「・・・どーして、日刊レイヴンって、私に否定的なコメントばっかり掲載して
いるのよぉ。なにか恨みでもあるわけ? だいたい、レイヴンがどんな
武器を搭載したっていいじゃないの。まったく・・・」
「エルシィ、話を先に進めよう。」
「・・・はいはい。今回の相手は前評判通り、2連装マシンガンの武器腕を
搭載しているサラマンダーさんのバックファイアです。」
「武装はいたってシンプル。だから戦法もシンプルだ。」
「相手をFCSで捕らえて、攻撃! でしょ。」
「その通りだ。」
RANK 43 |
RANK 44 |
真紅の機体を操るレイヴン。 |
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一般公募で選ばれた異色の |
|
サラマンダー |
|
エルシィ |
ヘッド |
HD−08−RADAR |
|
HD−01−SRVT |
コア |
XCA−00 |
|
XCA−00 |
アーム |
AW−MG25/2 |
|
AN−201 |
レッグ |
LB−1000−P |
|
LN−1001 |
ブースター |
B−P320 |
|
B−T001 |
ジェネレーター |
GRD−RX6 |
|
GBG−10000 |
FCS |
COMDEX−C7 |
|
COMDEX−C7 |
右腕武器 |
なし |
|
WG−RFM118 |
左腕武器 |
なし |
|
なし |
右肩武器 |
なし |
|
RZT−333 |
左肩武器 |
なし |
|
WM−S60/6 |
備考 |
なし |
|
SP−S/SCR |
|
サラマンダー |
|
エルシィ |
EP |
3279/6000 |
|
4866/9988 |
LEGS WP |
2949/3775 |
|
4278/4470 |
CORE WP |
1193/2770 |
|
1566/2770 |
攻撃力 |
158 |
|
1170 |
防御力 |
2391 |
|
3576 |
安定性 |
2310 |
|
1018 |
機動性能 |
5280 |
|
5920 |
移動性能 |
2860 |
|
2770 |
旋回性能 |
1420 |
|
1150 |
上昇性能 |
1000 |
|
2000 |
レーダー性能 |
1350 |
|
1708 |
レーダー有効範囲 |
812 |
|
1170 |
FCSの機能性能 |
538 |
|
538 |
総合ポイント |
11489 |
|
13392 |
評価 |
OK |
|
OK |
AP |
7777 |
|
8396 |
WEIGHT |
5044 |
|
6244 |
PRICE |
238000 |
|
473700 |
マップはランダムに選出され・・・地下演習場マップとなった。
巨大な密閉空間の中にテスト用に作られた |
「ふみゅぅ。残りAP1181。」
「4連装マシンガンで蜂の巣にされたからな。」
背後ではいつものようにリプレイ映像が映っている。
エルシィはレーダー有効範囲が相手より長いことを活かして
最適距離を維持しつつミサイル攻撃で戦闘を有利に
進める。だが、飛翔するミサイルのかなりのものが、
ビルや天井に被弾してしまい、それを免れたものも、
迎撃銃で落とされることが多い。
また、時折、接近すると、雨のように降り注ぐマシンガンが
エルシィのAPを凄まじい勢いで削っていく。
「ビル街ではミサイルは使い物にならないということを
教えられたの」
「ずいぶん、ロックオンに手間取っていたからな。相手のFCS
ロックオン距離外から攻撃してたからよかったが、もし、
相手がTRYX−QUADなんか装備してたら、かなり苦戦
していたことだろう。」
「FCSのロックオン速度が遅いのがいけないのよ。」
エルシィ AP3132 ライフル 200/200 ミサイル0/60
サラマンダー AP1920 マシンガン 76/400
「で、ミサイルも切れて、ここから射撃戦が始まったわけか。」
「そうなの。もー蜂の巣。(泣)」
エルシィのいうように、互いのFCSが互角であり、射程距離も
ほとんどかわらない状況ということで、壮絶な削り合いに
陥ることになった。
雨のように降り注ぐマシンガン攻撃に、機体が蜂の巣に
されながらも、エルシィも射撃を続ける。
結局、前半のミサイル戦の際に、最遠距離での射撃を強制
されていたサラマンダー側が弾切れ状態になり、エルシィの
ライフル攻撃で、サラマンダーのAPはゼロになった。
エルシィ AP1181 ライフル 175/200 ミサイル0/60
サラマンダー AP 0 マシンガン 0/400
「私のジェーンTが全身蜂の巣ぅ。ほんと、ストレスの溜まる
戦いだったわ。・・・だから決めたの。”板切れ”を買うわ。」
「なにの話をしている?」
「FBMB−18Xって”板切れ”に見えるでしょ?」
「いいFCSなんだが、ありがたみが急激に失われていく気がするのは
気のせいか・・・?」
「まぁ、細かいことを気にしちゃ駄目よ♪」
「今回の報酬は、14000だから、残金は22000。
どーする?」
「貯金。だってそれだけじゃOPTIONも買えないもの。」
「そりゃ、そうだな。」
残金 22000C。(機体費用合計を含めた資金 495700C)
「次はギアクラッシャー、それともポワッソン?」
「現在の順位のままなら、ギアクラッシャーとの対戦だが、
どうなるかわからないな。広いMAPで遠距離戦を
維持できれば圧倒的にギアクラッシャーが有利だから、
もしかしたらポワッソンと順位が変わっているかも知れん。」
「ミサイル戦なら慣れてるから大丈夫だし、ライフル戦でも、
連射速度で勝てると思うの♪」
「ギアクラッシャーもポワッソンにも十分、勝機ありというわけか。」
「結構、有利だと思うけど。」
「今回、ライフル射撃の命中率が80%近くだったことを
考えると、それほど間違っているわけでもない・・・な。」
「そうでしょ♪」
遮蔽物だらけのMAPでミサイル攻撃をしたためにストレスの
溜まっていたエルシィ。
その前に現れたのはタンク型で移動速度の遅いギアクラッシャー。
しかもMAPは宇宙ドーム。
遮蔽物なしでミサイル攻撃ができることを喜ぶエルシィ。
だが、ギアクラッシャーのミサイル攻撃は、そんな彼女の甘い考えを
粉砕する。
次回「第08話 ギアクラッシャー 駆る アンチタンク7」
こうご期待♪