そんなわけで、やっと、第６話開始です。
ラミエル…前回の後書きで、全力行動開始、と銘打ちましたけど、
まぁ…こんな感じになりました。
やったことは、ＴＶ版同様、加粒子砲の砲撃１回だけ。
その後のボーリングマシンでの穿孔開始も同じですけど、
受ける印象は変ったと思います。
撃たれたわけでもないのに、医療ポッド送りのシンリ。
…困った状況ですね。（＾＾；）
次回以降、対ラミエル戦に向けた作戦部の奮闘が始まります。
どうなることか…。ご期待ください。
「…何？」
静かな病室。
先ほどまではベットに横たわる碇シンリと、隣で見守っている
綾波レイの二人だけだった部屋。
弐号機パイロットとの通信回線が切断された後も、ジオフロント内に
いるように連絡が入っただけで、特にケイジに行くようには
言われていない。
今は、手に抱えきれないほどの荷物をもっている訪問者が加わり、
妙な間が支配している。
眼鏡をかけた男の子。相田ケンスケ。
最近は訓練を受けても体力的に余裕がでてきたのか、以前のように
憔悴しているような感じは受けない。
民間人だったとき、軍人のように振る舞い、人殺しの道具を嬉しそうに
眺めていた変な人。 最近は、そんな奇妙な行動をとることはない。
「何って、お見舞いの品さ。
あぁ、誰からのか判らないか。えっとこれが…」
バックから取り出した目録を見ながら、１つ１つ、誰からのプレゼントなのか
説明し、動画映像付きのメッセージを再生して見せてくれる。
登場しているクラスメイト達の名前が注釈として追加表示されているのは
とても助かる。
まだ碇くんと一緒に学校に通うようになって一ヶ月も経過していない。
そもそも、以前は、クラスメイトの顔や名前を覚えようという考えはなかった。
最近、弐号機パイロットに「せめて、会うことが多い人くらい、名前と
顔は覚えないと駄目よ！ ファーストだって、シンリやミサトに
”誰？”って聞かれたらショックでしょう？ 自分が嫌なことは
相手も嫌なことなのよ」と言われてからは、できるだけ覚えようと
しているけど、まだ覚えていない人のほうが多い。
エヴァのパイロットが日本人に暗殺されかかった事件が、報道された
事もあって、誰もがとても心配しているのがわかる。
映像越しでもわかる人の想い。
他人の痛みを自分のことのように捉える心。
それはエヴァとシンクロするための最低条件。
クラスメイト達、秘密裏に集められたチルドレン候補。
一人一人の想いが込められた見舞いの品。
「綾波…一つ、聞いていいか？」
「何が聞きたいの？」
普段とは違う少し堅い感じの表情。
「綾波はなんでエヴァに乗っているんだ？」
「…絆。私に心をくれる人達との絆を護る…
それが今の私の望み」
以前は、無に還ることが私の望みだった。
生きることの意味も目的もなく、ただ続く毎日。
…全てが無意味だと感じていた。
「エヴァに乗っていたら、死ぬかもしれない。
怖くないか？」
この人は何を言っているの？
「…大切な人を喪う…そのことが怖い」
碇司令が倒れた時、悲しかった。
碇くんが死にそうになった時、心が痛かった。
私の心が動きを止めて…みんなにもらった心を忘れてしまっていた。
家族、と思っていたのに、ペンペンのこともミサトさんのことも
私の心から消えてしまっていた。
残っていたのは、たぶん、憎しみの想いだけ。
碇くんを殺そうとした人間の存在が赦せなかった。
この世界に存在することが赦せなかった。
存在を許すこの世界が赦せなかった。
その想いだけで、私の心は埋まっていた。
あんな想いはもうしたくない。
「綾波は強いな…俺にはそこまで割り切ることはできないよ。
もちろん、みんなのことはとても大事さ。
だけどそんなとき、心の中にいるもう一人の俺が言うんだ。
”死んだらそれでお終いだ。命を捨てる意味があるのか”って」
「貴方の心の中にいるのは誰？」
心の中に別の誰かがいる…それは普通のこと？
「心の中のもう一人の自分…結局、それも”相田ケンスケ”の
一部なんだろうな」
「…そう…」
時折、私の心に語りかける存在。
私の中にいるもう一人の私。
…人ではない私。
人として考える私も、もう一人の私も同じ「私」？
「…」
碇くんの寝顔が少し苦しそうな感じに代わる。
私は、前と同じように碇くんの頬に手を添えて撫でてみる。
しばらくして穏やかな表情に戻ったのを見て、ふと横を見ると
相田君が不思議そうな顔をして私を見ていることに気がついた。
「…何？」
「なんだか、綾波って、お母さんって感じがした」
少し、恥ずかしそうな表情で相田君がそう告げた。
”お母さん”…その言葉を聞いた途端に、頬が熱くなるのが判る。
「…な…何を言うのよ…」
碇くんの頬にあてている自分の手だけを見ながら、辛うじて
言えた言葉はそれだけ。
言葉が旨くでてこない…自分の気持ちが自分のモノじゃない感じ。
でも嫌じゃない。
頬を染めたまま俯き黙ってしまったレイ、穏やかな表情で寝ているシンリ、
レイの予想外のリアクションに言葉をかけるタイミングを逸したケンスケ。
午後の日差しが差し込む部屋はどこまでも穏やかだった。
暗い仮想会議室では、ゲンドウからの請求で緊急に人類補完委員会が
開催されていた。
「…では、ＮＥＲＶアラスカ支部への使徒侵入は誤報だと？」
「そうだ。そのように処理したまえ」
「全域監視システム全体の一斉ダウンと、機能障害。
Ａ．Ｔ．フィールド検出が誤りと仮定するならば、かなり高位の
監視機構に重大な問題がある、と見ていいでしょう」
「…何が言いたいのかね？」
「情報操作、システムの再点検、ＮＥＲＶアラスカ支部の穴を埋める
監視網の復旧…それらには膨大な予算が必要であり、ＮＥＲＶの
通常予算内で遣り繰りできるレベルを遙かに越えています。
指示完遂のため、特別予算の捻出を要請します」
「また金か、予算は無限ではない、と…」
「今回の支出はゼーレのシナリオでは想定されていない事項です」
「元はと言えば、ＮＥＲＶの対使徒戦の資源浪費が予算枯渇の原因
ではないか！」
「役に立たない通常兵装による攻撃など、極力抑えるべきだ、と
私は言ったのだ。それを君は…」
「ＮＥＲＶは常に最善の結果を出しています」
「…その件についてはこれまでの報告は聞いている。
だが、回すべき予算がない、という事態は変えられん」
ゲンドウと老人達の不毛な会話に、冬月が挙手で割り込みをかけた。
「冬月先生、何か？」
「私に私案が在るのですが発言してもよろしいですか？」
冬月の言葉にキール議長が無言で発言を促す。
「私の意見はシンプルで、無駄を省き、使えるモノは使う、ということです。
まず、予算ですが各国のエヴァ建造計画のうち、計画段階にあるものを
しばらくの間、凍結し、それによって浮いた費用を割り当てます。
それと、対使徒用兵器として現在、開発中のモノを全てＮＥＲＶ指揮下に
組み入れます。
テスト段階に入った兵器から、順次、実際に使徒に使用して効果を確認します。
効果の薄いモノ、開発期間が長期に及ぶものは開発を停止させます。
これによって浮いた人材、資金をエヴァの兵装開発に割り当てるのです」
発言を終えた冬月が、ゲンドウの隣の位置に戻る。
「各国でのエヴァ建造は人類補完計画の要であること、忘れたわけでは
ないでしょうな？」
老人の一人が冬月に問い掛ける。
それは、この会議の存在理由そのものであり、老人達が固執する望みに他ならない。
「使徒撃退は最優先事項であり、人類が保有する戦力が不足している事実は変えようがありません。
エヴァは建造時はもちろん、維持費も既存兵器とは桁が違うことはご存じの通りです。
これまで開発してきたエヴァの装備の中でも遠距離兵器のパワー不足は明白であり
使徒が遠距離戦を仕掛けてきた場合、勝機はありません。
死海文書によれば、使徒は合計１７、現在までに確認した使徒４体を除いた
１３体を撃退しない限り人類に未来はないことは明らかです」
老人の問いに、ゲンドウが感情の見えない声で告げる。
冬月へ問い掛けられた発言に割り込みをかけて平然と話す真意は
紅いサングラス越しの視線からは読み取ることはできない。
「そんなことはわかっておる！
何か案はないのか！？ 問題点を報告することだけが君の仕事ではあるまい！」
「…現在、ＵＮ軍が極秘開発しているコードネーム”グングニルの槍”、
旧ＳＤＩ計画の遺産である攻撃型衛星”ＳＯＬ”、ならびに現在、回収作業が
行われている戦略核、戦術核を、遠距離攻撃兵装として使用するための
許可をお願いします」
ゲンドウの発言に、会議の場が一瞬、静寂に包まれる。
「君は、なにゆえＮ２兵器が使用されることになったのか理解して
いないのかね？」
「無論、理解しています。旧式の兵器ですが戦術核クラスでもＮ２兵器と同等、
問題は放射能汚染だけです。使用を宇宙空間に限定すれば問題ありません。
地球上では運用不可能なギガトンクラスの戦略核を使い、エヴァを使わずに
使徒を殲滅させる、というオプションを選択することが可能になります」
宇宙空間は天然の核融合炉である太陽からの放射線に常時、晒されているため、
バンアレン帯の外であれば、基本的に核爆発で多少、放射線が増えても影響は少ない。
また、大気のない宇宙では、爆風によるダメージは存在しない。
核融合、核分裂による強烈なエネルギーの放出は、高温による対象の焼却効果を
狙う以外にない。
その意味でも、宇宙ではＮ２兵器の小規模な熱エネルギーだけでは効果が薄いのである。
戦略核であれば、例え威力が１万分の１に落ちても、対象が３次元に存在する物質である
限り消滅させることが可能なのだ。
「…ＮＥＲＶ本部に”グングニルの槍”、”ＳＯＬ”の使用を許可する」
「戦略核、戦術核については？」
「その件については追って通達を出す。 以上だ」
「判りました」
ゲンドウが退席の操作をすると、他のメンバー達のホログラムが
席上から消える。
「…碇、グングニルの槍はともかく、ＳＯＬは役に立つのか？」
コードネーム”グングニルの槍”。
超々高速大型ミサイルとそれを運用する大型原潜で運用される攻撃システムとして、
ＵＮ軍が極秘に開発を重ねてきた対使徒用兵器である。
推進機関は、通常のロケットモーターと、スクラムジェットエンジンによる推力で
最終加速マッハ２５を越えて飛翔するＳＳＴＯのモノを転用しており、
弾頭として搭載されているのは鋼鉄の数千倍の強度を持つと言われるナノカーボン合金製の
ＡＰＦＳＤＳ弾、戦車砲弾と同じ形状だがサイズは桁違いという代物である。
摩擦熱を防御するためにミサイル表面の耐熱層が熔けて白熱した大気を纏い、
光の槍となって対象を貫く様は、正に神槍”グングニル”の名に相応しい。
タイフーン級大型原潜の片側サイロを全て使って収納するため、１隻あたり
２発しか搭載できず、１発は既に試射しているため、残りは１発しかない。
”ＳＯＬ”
１９９０年代に構想が打ち出されたＳＤＩ計画の一環として製造された
レーザー攻撃型衛星であり、飛来するミサイルを宇宙空間で撃破することを
想定して製造されたものである。
攻撃１回あたりのコストがあまりにも高く、連射も効かないことから、
試作の一基を除いて生産されなかった曰く付きの代物である。
「威嚇程度には役立つ。作戦部から申請がきていたので、な」
「そうだな。…しかし、試作品すら持ち出し、永久凍結と言われた核兵器の
封印を解かざるを得ない…正に後がない状態だが…」
「…我々の側に天秤を傾ける絶好の機会だ」
「だが、手駒は残り少ないぞ」
「”槍”を手に入れる」
「…白の月か…だが、まだ輸送手段がないな」
「あぁ…艦隊の改修を急がせているがあと一ヶ月は出航できん」
「微生物に至るまで一切の生物の存在が許されない塩と化した大陸、南極か」
「…」
二人の手元にあるディスプレイには、とあるドッグで大規模改修を受けている
艦艇の数々が表示されている。
艦内の生命維持環境は完全閉鎖型であり、外部と一切の物質の交換を必要としない。
その仕組みは、宇宙船のそれと同様であり、南極大陸に人類が生きたまま到達
するためには必要不可欠の措置であった。
『シンちゃん、レイ、手順の再確認をするわね』
”はい” 『はい』
洋上を航行中の砲撃艦「榛名」が、海上を飛行移動中の大型物体を発見。
広域監視システムが感度を下げていたために、発見が大幅に遅れてしまった。
そのため、外見形状、Ｓ２機関の作動に伴う空間歪曲と素粒子崩壊、行動パターンの
調査をしつつ、死角からＵＮ軍の支援部隊を移動させ、兵装ビル群も
直接、見える位置のものは稼動させないようにして極力、刺激しないこととした。
また、零号機、初号機は遠距離でのコンタクトを図ることとなったが
ケイジ周辺は、改修作業のために持ち出していた機材が所狭しと
存在するため利用を断念。ジオフロント内で待機することとされた。
『サブモニターに映ってるけど、見てのとおり、形状は正８面体。
名前は”ラミエル”って呼ぶことにしたわ。
形状、サキエル、シャムシエルの攻撃パターンから見て、恐らく加粒子砲による
遠距離攻撃が主体で、近距離戦は嫌うと考えられるわね。
今のところ、飛行しているだけで、周囲を飛ぶ無人偵察機にも反応なし。
Ａ．Ｔ．フィールドは検出されていないけど、Ｓ２機関の影響から推測すると、
出力は３倍以上ってところ。
念のために、零号機にも持たせてるシールドだけど、たぶん、３０秒程度、
防御するのが精一杯と思っていいわ。
近距離戦で何をするか判らないけど、サキエルのようにエネルギーを
槍状にして打ち出すか、シャムシエルのようにＡ．Ｔ．フィールドを
鞭のように振り回すか、何にしても、あの形状に合った攻撃パターンを
持っているはずね。
ここまではいい？』
”はい” 『はい』
なんとなく…以前、会話をした使徒とは違うように思う。
心を触れ合わせるまでもなく、周辺の空間に与える雰囲気が違う気がする。
『最初は、シンちゃんにコンタクトを取ってもらうわ。
時間も厳しいから、”帰って欲しい”、”アダムに接触しないで欲しい”って
ことだけ伝えてくれればいいわ。
これまでのパターンから見て、起動中のエヴァは”他の意識ある存在”として
使徒は認識するし、こっちが手を出さなければ、いきなり噛み付いてきたりは
しない…そこに今回は期待するしかないの。
レイは、シンちゃんのサポートと、起動することによるラミエルへの牽制。
シンクロが切れて初号機が動けなくなったら、ケイジまで運ぶこと。
…最悪、ラミエルが加粒子砲で攻撃を開始しても、ジオフロントにいれば
いきなり攻撃を受けることはないから安心していいわよ』
…時間の余裕がないこともあって、使徒発見の報と同時にケイジに運ばれ
エントリープラグ内で、手短に説明を受けて、今に至る。
さっきから、生命維持装置がボクの体調不調を警告しているけど、
今はそんなことは気にしている場合じゃない。
”ラミエル”と意志疎通できるのは、今はボクだけなんだから…。
『シンちゃん…レイもいるし、私達も全力でサポートするわ。
だから安心して、コンタクトに専念して』
”がんばります、ミサトさん”
笑顔で応えてくれたミサトさんから視線を外して、ジオフロントの壁越しに
”ラミエル”の意志を感じ取る。
同じ世界にいる意志は、やっぱり触れやすい。
できるだけ刺激しないように、ボクの存在するイメージを伝えようと
ラミエルの心に、ボクの心を重ね合わせてみる。
恐
硬く、拒む心がボクの意識を弾いて、どんどん強度を増していく。
”どうして！？ 何がそんなに怖いの！？ お願い、心を開いて！！”
消
拒絶の意志が作り出す壁、他の意識に対する恐怖。
自分の心を守るために、恐怖の源を消そうとする悲鳴に似た意識。
『”ラミエル”、円周部に粒子加速反応が発生。エネルギー出力、
サキエルの加粒子砲と比較して５倍を超えてなお増大！』
理性で制御しきれない恐怖が青葉の声を歪ませる。
『レイ！ 初号機をガード、全軍、パターンＺ、波状攻撃でラミエルを
釘付けにするわ。 日向君、”グングニルの槍”の発射準備、始めて！』
”ラミエル”の恐怖に触発されて、ジオフロントの中に急激に人々の
恐怖が増えて空間が悲しみに満たされていく。
”恐れは何も生まない！ この子は怖がってるだけなの！
手を出しちゃ駄目！ ミサトさん！！！”
伝播していく人々の想い。空間を渡り、人から人へと伝わって、
恐怖の心が世界を覆い尽くしていく。
それがラミエルの心を一層、追い詰めてしまう。
滅
ラミエルから放たれた加粒子砲が第三新東京市を、ジオフロントを守る
２２層の装甲防御を、僅か５秒の照射で貫き、光の奔流と化した牙が
零号機の構えた盾に噛み付き、超電磁コーティングされた盾の表面に
弾かれながらも、着実に盾を融解させていく。
凶暴な光が荒れ狂い零号機の姿がイオン化した大気によって歪んで見えてくる。
”キミを傷つけたくないのに、どうして！”
悲しい、ただ純粋にその想いをサキエルの心の壁をすり抜けて届ける。
刃と化した意識が触れ合うだけでボクの心に食い込んで傷をつけていく。
だけど、届けなくちゃ…ボクの…ボク達の心を。
驚
心が届くのと同時に、加粒子砲の光が途切れる。
…そう…大丈夫…怖がることはないから。
『全軍、一時、現状維持！』
惑
平気…ボクは生きているし、誰も傷つかなかったから。
だけど、加粒子砲はボク達を簡単に消してしまうから使わないで。
急激に落ち込んでいく意識が限界が近いことをボクに知らせる。
…伝えなくちゃ…。
ラミエルが地下にいる使徒”アダム”…漠然としたイメージしかないけど、
それと、接触すると、沢山の命が消えてしまう…だから、帰って欲しい…と
接触しないで欲しい、という想いを伝える。
興
”そう…だから、アダムとの接触は我慢して…”
その想いを伝え…ボクの意識はそこで、闇に沈んだ。
それからラミエルは静観状態を続けていたが、８時間後に零号機が
シンクロ限界に近付いたためにエントリーを解除すると、しばらくして
ゆっくりと移動を再開。
ポイント零、つまり発令所直上まで移動すると、Ｓ２機関の活動が増大。
下の頂点位置から、直径１７．５ｍのボーリングマシンを伸ばして
地面の穿孔を始めた。
本体のサイズ、伸ばされるのに合わせて増大するＳ２機関のエネルギーから
推定すると、わざわざ伸ばす速度にあわせて、内部でボーリングマシンを
創り出しているものと考えられた。
それは、加粒子砲による砲撃からすれば、あまりにも控えめな行動
と言えたが、その行動の真意を知る者はいなかった。
そんなわけで、やっと、第６話開始です。
ラミエル…前回の後書きで、全力行動開始、と銘打ちましたけど、
まぁ…こんな感じになりました。
やったことは、ＴＶ版同様、加粒子砲の砲撃１回だけ。
その後のボーリングマシンでの穿孔開始も同じですけど、
受ける印象は変ったと思います。
撃たれたわけでもないのに、医療ポッド送りのシンリ。
…困った状況ですね。（＾＾；）
次回以降、対ラミエル戦に向けた作戦部の奮闘が始まります。
どうなることか…。ご期待ください。