第１９話「大切な人のために」Ｇパート

　センサー群が初号機の停止理由を表示している。

「初号機、内蔵電源ゼロです！　予備も動きません！」

　どこも傷ついていなくとも、それは致命的だった。
　発令所に、絶望が舞い降りる。



　不思議と…皆、静かだった。


　　人事を尽くした、という自負があったからかもしれない。
　　何かしたくても何もできない、と悟っていたからかもしれない。


　　　心が全てが終わったことを認めていた。


　
　ゼルエルは空から振ってくるミサイルはＮ２弾ではない、と学習しただろうから、
　原潜からＳＬＢＭを山ほど打ち込めば恐らく撃破できるだろう、とは思う。

　本部侵攻を始めてから自爆用Ｎ２弾群を起爆するよりは傷ついた今が狙い目だ…。



　ただ、それをやれば第三新東京市は世界から消滅し、
　人類は次の使徒への有効な対抗手段を失い、
　…世界中に放射能物質が撒き散らされて…いずれ終わる。


　　確実に倒すとすれば、手段はそれしかない。



　それでも、ミサトはもう一つ、成功確率はゼロに等しいが、新たな指示を出した。

「陸上軽巡、アンビリカルケーブルを初号機まで運搬、連結させて」

　マナが制御卓を使って、最寄の電源供給ポイント、保有するケーブルの長さから、
　最も短時間で可能なルートを割り出して、指示を飛ばす。



　戦場で、２隻はＮ２バズーカ、スナイパーポジトロンライフル、
　超伝導ケーブルの運搬をやり遂げた。

　…しかし、ゼルエルに周囲を観察する能力があるなら、
　運ばれるものと、その後の攻撃に因果関係があることくらい考え付くだろう。

　まして、今度は眼前にいる初号機の背後まで、
　エヴァ級のサイズがある陸上軽巡がケーブルを牽引したまま接近して、
　接続作業をする…


　　…見逃すわけもない。



『正面モニターを、望遠カメラ映像に切り替えます』

　誰も指示していないのにＭＡＧＩがメインモニターの表示内容を切り替えた。
　画面隅には YOUR EYES ONLY の表示が踊っている。
　イロウルの要請によるものだった




　どこに焦点を絞るわけでもない戦場の全景。
　そこに、何の前触れもなく変化が訪れた。

　初号機の下から引き摺るように身体を浮遊させてゼルエルは距離を離した。
　動かない弐号機からも、零号機からも、初号機からも遠くへと。

　その場で、コアに入った罅と、弐号機に叩き斬られた深い傷を全力で修復し始めた。



　　ピーーーーーー

　　ピキィィィィィン

　そんなゼルエルの巨体目掛けて上空から、
　直径１ｃｍにも満たない極細な加粒子砲の持続射撃が襲い、
　ゼルエルは全方位をＡ．Ｔ．フィールドで蔽い、それを防ぐ。

　　同時に加粒子砲の攻撃もぴたりと止まった。

　人類の使う機関砲程度の火力、なのに絶対防御で応じる様子に
　上空に浮かぶ銀色の髪の少年――カヲル――は、表情を引き攣らせる。

「哀れだね…物理的な強さを求め続けた挙句、
　自分が今、不様に怯えていることすら見えてない」

　射撃地点に対して、ゼルエルの片目から低出力の加粒子砲が放たれて
　正確にその空間を焼き尽くすが、ふわふわと射線軸から１０ｍほど
　ずれた位置にあって、再び口を開いた。

「なぜ、それほどの力を求めたのか。
　何者も抗し得ない圧倒的な破壊の力を。
　　
　　過剰とも言える堅固な鎧を。

　　　不意をつくために身を潜める能力を。

　より強く、より安全に、より有利に。
　その進化の源となった記憶…感情…恐怖。
　己の心から逃げた者の末路として…
　ゼルエル、キミのことを覚えておくよ」

　その言葉を掻き消そうとするかのように反撃の加粒子砲が放たれるが
　やはり、それは１０ｍほど横の空間を焼き尽くすに留まった。

「攻撃担当、…仕事」

「ニャゥ！」

　少年が肩のほうを向いて急かすと、なんか不満ありありな鳴き声と共に
　またもや、極細の加粒子砲がゼルエルに向かって放たれる。

　　じゅじゅぅ

　今度はさすがにゼルエルも絶対防御はしないらしい。
　表面にほんのちょっぴり焦げ目が付いただけだ。

　　ズバァァァァァン

「っと！」

　また反撃の加粒子砲が来たが、少年は側面に一瞬だけ、
　Ａ．Ｔ．フィールドを展開してそれを回避した。

　　僅かに香る焦げた匂い。

　見ると、攻撃担当と言われた獣の綺麗な白い毛が、少しだけ焼けてしまっていた。

「また、山岸さんに怒られるかな？」

「…ニャ…ニャァォ」

　どうもその「山岸さん」という単語は小猫には
　恐ろしい呪文らしい。見るも哀れなほど怯えてる。

「小さな小さなリリンの欠片。
　一人の少女にまるで頭が上がらない。
　それでも今の君のほうが好ましいと思うよ。
　どうしても、というなら一緒に謝ってあげよう」

　ふふふん、と余裕な顔で肩に乗る小動物を流し見る。

「ニャォ！」

　　ごすっ

　気合の乗った前足が綺麗にカヲルの頬にフックを打ち込む。

「痛いじゃない…か。
　ところで、その赤い輝きに覆われた物騒な爪は収めてくれないかい？
　悪乗りしていて、済まなかったと思っているよ」

　冷や汗を流しながら、引きつった顔で詫びを入れる。
　窺うように見ていた赤い瞳の小猫だったが、ぷい、と横を向いて
　爪を引っ込めた。

　　その振る舞いに、カヲルは長い黒髪の少女を思い出した。
　　ペットは飼い主に似るというけど、なるほど…と思う。

「ニャ？」

　澄ました顔で「何かあった？」とでも言うような小猫の様子に
　自然と、心が和んだ。

「さて…ゼルエルもいつまでも混乱はしてないだろうし、
　使徒相手にこんな小細工がずっと通じるとも思えない」

　カヲルがやっていることは…実は、ゼルエルもやった空間への干渉だった。

　カヲルはゆっくり移動しつつ、今の自分の姿は隠蔽し、
　自分の痕跡を１０ｍほど隣にわざと残しているだけ。

　当然、普通に観測すればそこにいるようにしか見えない。
　正確無比な加粒子砲が外れ続けるわけである。

　姿を消す程度なら出力を落としまくったＳ２機関でも十分事足りる。
　それに、力を落とせば、発見されにくいことはゼルエルで証明済みだ。

　ほんの僅かしか展開しないなら、Ａ．Ｔ．フィールドも
　それほど強く出さないでいい。

「なにか打開策が欲しいところだね…」

　打ち倒された零号機、弐号機。
　そして、動きを止めてしまった初号機。

　眼下に見える絶望的な光景を前に、カヲルの言葉は風に消えた。

　初号機の中…最低限の照明以外、作動していないエントリープラグ。
　シンリはいきなり切れたシンクロに驚き…内蔵電源の表示がゼロに
　なっているのを知った。

”…そんな”

　ゼルエルを止められるのはもう初号機しかいないのに。
　今、止めないと、あの子のためにもならないのに。

　なんでもすぐに力で潰してしまっても何も生まない、と
　誰かが教えなくちゃならないのに…。

　求

　心にまた飛びこんできた初号機の問いかけ。
　ボクの心に触れたい、という切実な願い。


　心に響く問いかけ。

　落下してきた鉄骨から自分で動いて助けてくれたこと。

　シンクロした直後、流れ込んできた戦闘のイメージ。
　それは、初号機が見ていた２機のエヴァとゼルエルの争いの様子。



　　…初号機がボクに近づいてきてくれている

　　それなら…ボクのほうからも近づいたなら…

　　この状況でも…シンクロ…できる？？？





　「いいこと、シンリくん。
　　絶対に生身のまま、シンクロしようとしては駄目よ」

　　…リツコさんに言われた言葉…約束。

　　それは…可能性があることを意味していた。





　　悲しい表情をしたリツコさんが言う。

　　　　…試みては駄目よ

　　ボクのことを想い、ボクのために言ってくれた言葉。

　　　でも………だからこそ………失いたく…ない。



”ごめんなさい…リツコさん…
　…なんだか、今日はなんだか謝ってばかり…”


　　指先が震えてる。

　リツコさんとの約束…信頼を裏切る…
　そう考えただけで決意が鈍ってしまう。

　…数少ない自分に向けられた好意に対して、
　恩を仇で返すようなことをするなんて…



　　でも…


　　　それでも…



　　死と言う形で誰かを失うくらいなら…



　　関係が失われるほうがまだいい…




”こんな選択…したくない…”




　心に、第三新東京市で出会った人達の様々な表情がよぎる。
　楽しかった思い出の数々も…。


　…しかし、それもボクの知る死が覆い隠していく。


　第二東京市で何度となく経験した、人の…終わり。

　薬物によって、元気だった頃の面影も消えて、廃人と化した同級生。
　電車に飛び込んで原形も留めないほど壊れた死体。
　放置されてミイラと化した老人。
　交通事故であっけなく死んだ近所の人。


　　ギュッ

　手を握り締めて無理やり震えを止める。



”今は目の前のことに集中しなくちゃ…”




　心をできるだけ空っぽにして、悩みも苦しみも全て追い出して、
　今、やるべきことだけで心を満たして…



　　早鐘のような心臓の鼓動も、全身に感じる寒気も、全て追い出して…



　　　考えたら絶望に心が満たされてしまう…そうならないように…





　………第二東京市で生きてきた…ように…

　心を…静かに………初号機の心のイメージに意識を向けて…




　慶


　――いままで見えなかったモノが、いきなり見えた感じ。
　今まで初号機から感じた心は、人のソレに近いように思えた。

　　けれど、それは初号機がボクに…人に心を合わせてくれていたから…。


　高い、高い山の上の凛とした空気のように。
　人の手が入らない深い森のように。
　全てを吸い込んでしまうような新月の日の夜空のように。
　台風が上陸した時の荒々しい風のように。
　春の日のぽかぽかした日差しのように。


　　直接、感じた初号機の心…それは…自然…一つの世界だった…。





　全てを包み込む初号機の心…その想いがボクの中に一つの問いを投げた。


　請


　全てが巡り、完結する大きな世界…それに等しい心。
　けれど、満たされるから、意志の方向性…動機…望みはなかった。


　　使徒達に通じる、行動の原動力となる意志の希薄さ。



　完結しているからこそ足りないモノ。



”初号機…皆を…皆を護って”


　ボクが願い、初号機がボクの心を欲して……互いの心が共鳴しあう。


　　蝶の羽ばたきが嵐を呼ぶように…。


　　　どくん…



　ボクの周囲にある…世界が脈動を始めた…。

　ドゴォォォォォン


　ゼルエルの右目から加粒子砲が放たれ、
　初号機に接近を試みていた陸上軽巡を一撃で爆発炎上させた。



　　上空への砲撃もやめている。



　頻繁に極細の加粒子砲が撃たれるが、完全に無視して、
　傷ついたボディの修復作業に傾注していた。
　このペースならば、半日もあれば傷も癒えると思われた…。


　――しかし。



　　どくん



　…変化は前触れもなく訪れた。



　　どくん…



　先ほどまで初号機から感じていた繊細な心。
　…しかし、今、初号機が発しているのは禍々しいまでの激しい心。


　　そよ風と暴風の如き決定的な違い…


　　こんなものが同じ存在なわけがなかった。



　ゼルエルと同じ…否、先ほどまでのほかのエヴァのように
　明確な意志を持ちながらも、束縛されない自由意志。



　　バキッ


「ウォォオォォォォォォォォォォォォォ」


　顎部拘束具が壊れ、世界を揺るがす声が響き渡る。
　初号機の目がゼルエルを捉えた。



　　ドキュゥゥゥゥン


　右目が初号機に向けて加粒子砲を放つが、避ける素振りすら見せない。
　

　　ズゥゥゥン


　しかし…着弾しているにも関わらず、損害を与えることができなかった。
　そのまま、ゆらり、と立ちあがり、歩き始める。


　焦



　　ドキュゥゥゥン、ドキュゥゥゥン、ドキュゥゥゥン、ドキュゥゥゥン…


　一歩、一歩近づく初号機…その姿は赤い炎に包まれているかのように
　淡く揺らいでいた。

『シ、シンクロ率…４００％』

　マヤの呆然とした言葉が響く。



　データ接続のほとんどは切れたままであり、ＭＡＧＩが観測結果として、
　初号機の胎内にあるＳ２機関が全力稼動中であることを表示する。


　　エヴァの周囲に揺らめく空気…それはあまりに強い意志に干渉され、
　　通常の物理法則に従わなくなった世界の姿だった。



　恐



　　…いつのまにか、初号機はあと１歩で近接戦闘距離―― 一足の間合い ――にまで
　　近づいていた。


　　　ヒュン


　　柔軟で極薄な右腕が初号機の首を飛ばそうと迫った。
　　先端に輝くＡ．Ｔ．フィールドはこれまでになく激しい。
　　…初号機を滅しなければどうなるか悟ったことによる恐怖…
　　それは、存在すら消し去りたい、という願いの表れか。



　　　初号機が左手をかざした。



　　　キィィィィィィィィィィィン


　　ゼルエル渾身の攻撃は…一瞬とて耐えることすらできずに
　　初号機の左手で止められ、薄い腕が自らの勢いで切裂かれた。


　　　ズバァァァァァン


　　　すだれのような哀れな腕をそのまま掴むと引き千切る。




　　…初号機がボロ布のような腕を、傷ついた首に当てると
　　ぼこぼこと表面が波打ち、傷口に取り込まれて損傷を埋めた。



「初号機…自己修復しました…」



　　呆然とした言葉が義務感に押し出された。



「ウォォオォォォォォォォォォォォォォ」


　　全てを傾注した心を砕かれたゼルエルは、初号機の咆哮を受けても
　　次の行動を起こすことができなかった。


　　　ググググググッ…グワッシャーーーン


　　高く上げられた拳が振り下ろされ、ゼルエルの仮面を砕き、身体を貫いた。
　　…初号機の全身が返り血に赤く染まる。




　　　ズバァァァァン…グチャ


　　地面に引き摺り倒して馬乗りになり、割れたゼルエルの身体に拳を振り下ろし、
　　体表の硬い部分を掴み出して、遠くに投げ捨て、それでも…


　　　グシャーーン、グシャーーーン


　　初号機は目を細めたまま、肉塊と果てたゼルエルに
　　拳を振り下ろし続けた。






「使徒を毀（こわ） してる…」

　　ミサトの声が、人知を超えたモノ…その在り方の違いを教える。



　　　ＭＡＧＩの示すゼルエルの持つＳ２機関の活動レベルは
　　　徐々に高まっていた。


　　初号機の拳が「コア以外」の部分だけを壊し続けていたからだ…。



　　自己修復する端から壊され続ける地獄…



　　　ただ…ただ…壊れていくことを続けさせられる…



　　それはゼルエルの心を毀（こわ） す凶行に他ならなかった。


　　　飛び散る肉片。



　　　　引き千切られて捨てられる外殻。



　　　　　動くたびに叩き潰される終わりなき暴力。






　　…身体が壊されていくことがどれだけ続いたろうか。




『使徒の自己修復が停止しました…』

　　マヤの報告通り…ゼルエルは…自己修復をやめてしまった。

　　肉片と、外部を覆っていた硬いボディだったもの…
　　そして、遺された赤い球状の物体…コア。



　　　ズチャ…


　　

　　初号機は左手でそれを掴みあげると…



　　　ゴク…



　　飲み込んでしまった。






　　　グググググググ、バシュゥゥゥン


　　身体を抑え付けていた拘束具が弾け飛んだ。



　　　ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


『Ｓ２機関、計測限界出力を突破！』


『共鳴している…』


　　初号機の胎内にあって最大出力で稼動し続ける２基のＳ２機関。
　　それが互いに影響を与え合って、更なる高みへと引き上げる。






「ウォォオォォォォォォォォォォォォォ」


　　ドシュゥゥゥゥ


　背部拘束具弾き飛ばされ、具現化したＡ．Ｔ．フィールドが
　１２枚の昆虫の羽根のように透き通った翼を出現させる。




「もう…私達では…初号機を止める術はないわ」



　目を見開いたリツコの呟きが、人々の心を停めた。



　全身を返り血で赤く染めあげ、己が身を縛る拘束具を吹き飛ばし、
　自らの意志でゼルエルの心を毀（こわ） して、Ｓ２機関を取りこんだ初号機。

　…束縛を離れ、初号機が放つ咆哮が世界を震わせていた。

　　プシュ

　ジオフロント全域を揺さ振る咆哮。
　加持は、全てが止まった第一発令所に入ってくると
　大型モニターに映し出された１２枚の羽を持つ初号機の姿を見た。



「初号機の覚醒…か。ゼーレの老人達は黙っちゃいない」


　　ミサトとリツコに聞こえるように呟く。


「…そうね」

　　加持を、リツコを…そして、司令席に戻ってきたゲンドウへと視線を送り、
　　ミサトはゆっくりとかみ締めるように応える。



「いよいよだな…」

　　いずれこうなるだろうと考えていた冬月だったが、
　　あの初号機の振る舞い、そしてこの状況は予想外だった。

　　その言葉には引き返せない時がきた、という苦味が含まれている。



「あぁ…。全ては…これからだ」

　　ゲンドウは、目を逸らさず覚悟を求めるミサトの姿勢に
　　鋭い視線を送ったまま、厳然とした態度で言い放った。



　　過去に縛られ、復讐という名の狭窄した視野に陥っていた過去のミサト。
　　しかし、それはもう遠い過去のこと。

　　　ゲンドウも認めないわけにはいかなかった。



　　ミサトがただの駒から、自分達と並び立つ者へと変わったことを。



　全ては…今、始まろうとしていた…。

ゼルエルも中盤まで強かったのに最後は哀れでしたね。
拍子抜けした人もいるかもしれません（＾＾；）
実は初日公開後、少し加筆しているのでＦパート、
お暇な時にでも読んでみてください。
　※少しは…マシになっているかもしれません。

エヴァＩＳ第一部（完）です♪

ここまでくるのに、４年と２ヶ月…随分、かかりました。
なんとか漫画版エヴァが終わった後、１年以内くらいには
エヴァＩＳも完結したいところですね。
キリのいいところになりましたので、ちと全体を通して
手を入れたいと思います。
…初期の頃の部分はかなり酷いので（＾＾；）
当時は一生懸命書いたものなんですけどね。
今、読むと修正したいところがうじゃうじゃ。

ＧＷ終了頃までに、第１９話までの修正を終えたいと思います。
再起動するように気力を溜めておかなくては…。



―予告―
大破した零号機、弐号機（全身の酷使で）。
自らｓ２機関を取り込み、人の手を離れた初号機。
崩壊に等しい被害を受けた第３新東京市。

誰も戻らないコンフォマートマンション。

楽しき日々も、遠い過去の思い出となり、
今は、ただ閑散とした空気しか残らない。

その時、ミサトは、リツコは、ゲンドウは…何を想い、
どの道を選択するのか…。

エヴァＩＳ第二部も、お楽しみに。

　…って、なぜ子供達の名前が出てこない？（＾＾；）
　ご安心を。第二部でもちゃーんと子供達は活躍しますからね♪